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テーマ:映画館で観た映画(8357)
カテゴリ:洋画(か行)
原題: CLOUDY WITH A CHANCE OF MEATBALLS 監督 : クリス・ミラー&フィル・ロード 公式サイトはこちら。 <Story> フリント・ロックウッドの夢は偉大な発明家になること! しかし、彼の発明は風変わりで、皆に迷惑をかけていた。 彼の住む港町では、みんな、朝から晩まで、町の名物であるサーディーン(イワシ)料理を食べて暮らしていた。 皆にもっと美味しいものを食べさせたいと思ったフリントは、水を何でも好きな食べ物に変えることができるマシーンを発明する。 だが、完成したマシーンを起動させようとした時、不慮の事故が起こり、マシーンは雲の彼方へと飛んでいってしまう。 またまた失敗かと思われた発明だったが、巨大な雨雲が町に近づいてくると、空から大量のチーズバーガーが降ってくる。 サーディーンしか食べられなかった町の人たちは大喜び。 フリントが、研究室にあるコンピューターから食べたいものを入力すれば、どんな食べ物でも空から降ってくるのだ。 一躍、町のヒーローとなったフリントだったが、町の人たちは気付いていなかった。 空から降ってくる食べ物が、日に日に巨大化していることに…。 くもりときどきミートボール 3D - goo 映画 <感想> 水曜レディースデーなんだけど台風が来そうということで、大急ぎで2本鑑賞。 台風じゃなかったらあともう1~2本観たんですが。。。 自分にとって初の3D鑑賞となった。 3Dってアクション&ヒーローものが3Dとして挙げられていることが多いんだけど、 正直聞くだけでお腹いっぱいなんです。 なので敢えて料金払う必要もないと思ってました。 そもそも試写会ですと2Dだし(笑 ですけどこれは吹替&3Dしかないので仕方なく。。。 なんですが、身近なものを3Dで見ると面白いことに気がつく。 予告(『カールじいさん』でした)&エンドロールまで3Dにこだわってて、これならエキストラ払ってもまあまあ満足かなあと思ったりもした。 (ちなみに今日は迷いもなく6ポイント使って無料観賞。引いてもまだ25ポイントもある自分って。。。) 簡単に言うとかなり面白かった。 今年観たアニメの中では『ボルト』よりも数段面白かったし、身近な論点もかなり含まれている。 それは、食糧に対しての人間の奢った気持ちと、食糧事情の歪みである。 サーディンだけを食べさせられる島の人々。 それがいったん何でも食べられるようになると、何も考えずに食欲の向くままに食べていく。 嫌いなものは残し、好きなものだけを好きなだけ食べ、飽食にまみれ、ダイエットのために食べ残す私たちに対しての警鐘にも受け取れそう。 空から落ちてくるのは、いわゆるジャンクフードが中心ですが、自分たちの利益のために、安い食べ物をじゃんじゃん作っている営利企業(→ これは市長に投影されているのかな?)への当てつけっぽくも感じたり。 それは、ブレントや市長といったキャラクターに代表されるように、心や身体の歪みをもたらしている。 果てしなく続くアンバランスな食糧事情と、親子の葛藤をうまく取り合わせている。
亡き母は「あなたはできる」とフリントを励ましてくれたけど、父は自分を認めてくれない。。。 でもそれは認めないのではなくて、彼がしていることの間違いを自分で気がつくまで待っていたと思うんです。 誰かに認められたいから行動を起こすのではなくて、人のためになることを本当にしているのか、そこに気がつくまで、父親は息子を見守っています。 これは大きな愛情でしょうね。 目先のことしか考えないんだけど細やかな母性本能に対して、ある意味ブレーキをかけていく役割です。 これは大事なことで、どちらかのバランスが崩れてしまうと、子どもにとってはあまり良くない結果になってしまいます。 でも本音は子どもは可愛い。 可愛いからこそ、厳しいのです。 そしてメガネっ子萌えにもたまらんであろう感じです。 本当の自分を見せるとカッコ悪い、だから何かでカバーして隠している。 それはもったいないよってこと。 その本質の部分こそが、その人を一番輝かせていると思うんです。 だから堂々とすればいい。 そこを認めてくれる人はきっとどこかにいるはずだから。 エンドロールまでもが、3Dということを意識した作りになっていて、とても可愛らしかった。 吹替版ということで、最後にしょこたんの曲が流れていました。 吹替バージョンによくありがちな、日本語の曲で洋画の余韻を壊すこともなく、久々に違和感なかった。 きっとビートが似ているせいかもしれない。 どことなく、全般的に絵が『モンスター&エイリアン』に似ているのは気のせいだろうか。 サムの声が、『ER緊急救命室』のニーラ・ラスゴートラでおなじみの、私の好きな甲斐田裕子さんっていうのもよかったです。 それにしてもこれを観てしまうと、ピザとかパスタっていうのは当分食べなくてもいい感じになるね(笑
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え~~~っ?もう日本で上映されちゃっているの~?アメリカと同時上映かな?
『カールじいさん』って『Up』の事だと思うのだけど、それは3Dで観て、とっても気に入った。 この映画はミートボールが落ちて来るって言うのが、好きに成れなくて、考慮中で(笑)まだ観ていないの。でも、3Dで観るなら楽しめるかもね! (2009.10.08 08:03:53)
こんにちは~
確かにアメリカと同時上映かもね。 先月からやってるみたい。 >『カールじいさん』って『Up』の事だと思うのだけど、それは3Dで観て、とっても気に入った。 予告で観たけど、これもよさそう。 風船の3Dは面白いよね。 TIFF(東京国際映画祭)でもうすぐクロージング作品として上映されます。 日本公開は来月か暮れかな。 >この映画はミートボールが落ちて来るって言うのが、好きに成れなくて、考慮中で(笑)まだ観ていないの。でも、3Dで観るなら楽しめるかもね! ----- あはは! 基本コメディだから楽しいですよ。 でも結構考えらせられましたね。 (2009.10.08 08:37:47)
評価高いですね~。
私は単純にダメでした。空から食べ物が落ちてきて地べたに食料ばら撒かれてるのみてかなり引いちゃいまして。主人公がいちいち自分のやることを口に出してちょこまか動いてるのは面白かったんですけどね。(笑) (2009.10.08 20:39:20)
こんばんは~
確かにそこで「汚い」「無駄」と思わなくもないですが、それを実際にしているのは私たちかもしれないというところに、この映画の着眼点を見ましたね。 (2009.10.08 21:55:05)
お邪魔します^^
私もこの映画は面白いと思いました~ ただ私の場合、深いことは考えずに楽しんだクチなのですが(汗) この映画の原作の絵本は未読ですが、絵本って夢がある内容でも、ちょっとシュールなポイントがあったりするじゃーないですか~コチラもそういう話なのかしら?原作の絵本も読んでみたくなりました。 ところで私はボルトを勢いで満点にしたんですよ~ 家に犬が3匹もいるので、ボルトの仕草にメロメロになっちゃって(笑) (2009.10.09 08:07:21)
こんにちは~
>私もこの映画は面白いと思いました~ >ただ私の場合、深いことは考えずに楽しんだクチなのですが(汗) お子様とご一緒ですと、どうしてもそちらが気になってしまいますからね。。 >絵本って夢がある内容でも、ちょっとシュールなポイントがあったりするじゃーないですか 特に外国の絵本ってそうですよね。 ピーター・ラビットの冒頭でも、いきなりお父さんが食べられちゃいました的なのから始まりますし。 読んでみると、これもそうなのかもしれませんね。 >ところで私はボルトを勢いで満点にしたんですよ~ >家に犬が3匹もいるので、ボルトの仕草にメロメロになっちゃって(笑) ----- ああ、ワンちゃんお好きでしたよね! それはそれは失礼いたしました^^ (2009.10.09 14:47:11)
こんばんは、rose_chocolatさん♪
最近この手の3D映画って吹替えのみで、鑑賞する選択肢を与えられない作品が多いですよね。 ともやはDVDなので、字幕版で鑑賞したんですが、市長の声優をしたブルース・キャンベルや警官アールのミスターTの口調が面白くって♪ 子供向けの作品だから吹替えだけっていうのも分かるんだけど、こういうのも考えものですよねww (2010.05.10 03:47:59)
こんにちは~
そう。 子ども向けなので吹替だけねっていうのが お約束みたいになっちゃってますよね。 字幕だって観たいのに~。 その方が雰囲気つかめますしね。 (2010.05.11 08:16:18) |