大盛況!年末年始シリーズ × 激闘!園田JC × 新子厩舎連覇の新春賞
土曜日担当は園田、姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。新年あけましておめでとうございます。2024年も宜しくお願い致します。園田競馬の年末年始シリーズは入場制限なく行われました。シリーズ6日間で約3万人のお客様にお越しいただきました。レース中の歓声は重賞レースのような迫力。実況している私の方が圧倒されました(笑)。★大熱戦!園田ジュニアカップ大晦日に2歳重賞、第52回園田ジュニアカップが行われました。5戦無敗で重賞3勝馬のマミエミモモタローが前走でゲート再検査の裁定が下り、登録に間に合わず。今年は実力伯仲のメンバー構成でしたが、1番人気はウェラーマン。2番人気はクラウドノイズで続く人気となりました。撮影 斎藤寿一氏レース前に通り雨、さらに西風が強まる中で行われた一戦は道中中団追走から追い込んだマルカイグアスが勝利。重賞2度目の挑戦で初タイトルを獲得しました。レースはクラウドノイズがすんなりハナに立つも大外枠のミスターダーリンがぴったりマーク。1番人気の無敗馬ウェラーマンは4番手。トウケイカッタローは後方2番手からの競馬。速い流れで進んだレースは直線で各馬ヨレながらも懸命に踏ん張ります。撮影 斎藤寿一氏消耗戦を制したのは5番人気のマルカイグアス。同馬初騎乗の鴨宮祥行騎手は去年の兵庫ウインターカップ以来の重賞制覇で通算6勝目。管理する橋本忠明厩舎は重賞41勝目。去年の六甲盃以来の重賞勝ちでした。鴨宮騎手コメント「追い切りで跨って良い馬だなと思っていましたが、返し馬の感触も良かったです。厩舎の皆様が仕上げてくれたおかげですね。外枠だったので内に潜り込みたかったのですが、ウェラーマンの後ろを取れたのが大きかったですね。勝負どころも手応え抜群でしたが、最後は無我夢中で追いました」。2着は先行して粘った3番人気のミスターダーリン。3着は後方から上がり最速で追い込んだ6番人気のトウケイカッタロー。3連単は高配当決着で払戻金額は76,310円でした。4着はゴールデンロンドン。逃げた2番人気のクラウドノイズは5着。1番人気のウェラーマンは勝負所で後退し6着でした。鴨宮祥行騎手インタビューhttps://youtu.be/6RgRtNxAfbE?si=FqDUMxpVvKI_wYpJゴール後は馬上で何度もガッツポーズ。カメラサインはピンクのマジックで「学さんやりました★」とサイン。これまで同馬には田中学騎手が騎乗していました。「学さんに『思い切り乗ってこい!』と言われたのでその通りに乗りました。学さん!やりました!」と腰痛で休養中の田中学騎手に嬉しい報告が出来そうだ。成長途上の段階で重賞タイトルをGETしたマルカイグアス。春には今回出られなかった無敗馬のマミエミモモタローとの直接対決が今から楽しみです。園田ジュニアカップ出走組の巻き返しや新興勢力の台頭も考えられます。春の兵庫クラシック戦線に目が離せません。年始シリーズは2日に小牧加矢太騎手、坂井瑠星騎手、3日に岩田康誠騎手、岩田望来騎手のスペシャルショーが場内ステージで行われました。★2024年 新春賞 人気に応えたアラジンバローズ1月3日(水)、ハンデ重賞の第66回新春賞が行われ、1番人気のアラジンバローズが勝利!重賞2勝目を挙げました。大外枠からスタートを決めたアラジンバローズ。前進気勢が強く折り合いに苦労するものの4番手の外で下原騎手が懸命に落ち着かせようとします。2周目3コーナー付近で浮上を開始すると4コーナーで先頭。後続の追い上げを封じてそのまま押し切りました。2着は3番人気のナムラタタ、3着は4番人気のトリプルスリル。2番人気のツムタイザンは4着でした。鞍上の下原理騎手は重賞通算86勝目。新春賞は8年ぶり2度目の制覇です。https://youtu.be/P3TU2mQnD1c?si=v9wCUwQ4cBgGCqWp「ホッとしましたね。大外枠だったので腹を決めてゲートに入りました。仕上がりが良すぎて返し馬から折り合いに苦労しましたね。道中で引っ掛かった影響で直線は脚が上がりましたが、折り合えばもっと弾けると思います。またダートグレードで勝ちたいですね。」新子雅司厩舎は12年連続重賞制覇で通算65勝目。新春賞は連覇達成で通算3勝目です。曾和直榮氏(66勝)が持つ兵庫歴代重賞勝利記録にあと1つで並びます。新春賞レース、表彰式撮影 斎藤寿一氏園田競馬は次節は1月9日(火)〜11日(木)の3日間。コウノトリ賞が牝馬重賞として復活!11日(木)のメインに行われます。去年の兵庫ダービー、園田金盃など重賞5勝を挙げているスマイルミーシャ、牝馬重賞の常連馬クリノメガミエースなどが登録しています。↓大晦日の最終レース後に兵庫騎手の挨拶が行われました