カテゴリ:カテゴリ未分類
一昨日、雲水の頃、行脚の際にお世話になったドイツ人の禅僧、玄峰さんが来訪しました。 和尚さんは、日本の道場で修行後、南ドイツ、アウグスブルグ近郊の田舎町で、正宝寺というお寺を開き、来年で20年になります。 日本から師を招いて、毎年二度の接心(修行期間)を設けるだけでなく、日本人の奥さまと共に、子どもを相手にした折り紙教室や、華道、茶道教室を開き、キリスト教の強い地域の中にあっても、しっかりと根を下ろして活動。 更にインターネットを駆使しての様々な交流は、96年に訪れた際にも、すでに活溌に行っていらっしゃいました。 現在、何人ものお弟子さんを抱え、ドイツ国内の白隠禅会メンバーは、100人を超えるそうです。 都市のアパートの一室を借りての活動が多い中、きちんとお寺を構え、副業なしに仏教僧侶として自活出来ている方は、ヨーロッパでは、ごくわずか。 しかも、すぐにZENマスター(マイスター)を名乗りたがるところを謙遜して、和尚(OSYOU)と名乗るなど、肩肘張らずに溶け込みやすく。 今回も、隣の施設を案内するや、すぐ子どもらと仲良くなりまして、皆からだっこをせがまれるほど。 大人数だと、群集心理がはたらいて、落ち着きが無いことを伝えるや、それこそ折り紙などを教えれば、落ち着くし、集中力も身に付くとのこと。 私は私で、先日、絵本作家のやべみつのりさんから教わった、紙芝居を作り話聞かせあうことも取り入れたりすれば、随分と面白かろうと思ったり。 次回の来訪に向けて子ども向けの様々なプログラムを考え、今度は一週間ほど滞在したいとのことです。 マルも、玄峰さんがあやすようにして話し掛けるドイツ語に、とっても嬉しそうな反応。 もしかしたら、マル住職は、日本語よりもドイツ語を理解しているのかもしれないと、思ってしまうほどでした。 私が僧堂にいた頃のお付き合いとはまた違い、また新たな交流がスタートしたような、嬉しい気持ちでいっぱいです。 マル執事? ちょっと寒さに勝てず、夜間は上で寝るようになったのですが、そこは・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|