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昨夜、山口日独協会の主催で、ドイツ人のピアニスト、アルネ・トルガーさんによるチャリティー・コンサートが弊寺本堂にて行われました。 本堂にピアノを運び込むのは、初めてのこと。 床が抜け落ちないかが、一番の心配でしたが、何とか無事におさまりました。 調律師さんによると、90年前に作られたスタインウェイのピアノ。 ニューヨークで購入した際は、埃を被っていたとか。 高音はちょっとくたびれているが、中音域以下は、響きが良いとか。 数日前、佐世保で仕事を依頼され、どこかで聞いた名前だと思ったら、偶然に同じピアニストだったそうです。 どれだけの方がいらっしゃるか、全く読めなかったのですが、開場前から大玄関前には見たこともないほど人がいっぱい。 座蒲団も、椅子席も、後から後から引っ張り出すほどの賑やかさ。 170名のちょっとしたざわめきも、挨拶が始まるや、ピタリと静かになりました。 トルガーさんは、骨折の為、松葉杖をついて登場。 左足でペダルを踏む練習をして日本へやって来たそうです。 静まり返った中で、ベートーヴェンの月光ソナタが始まるや、スッと曲に吸い込まれていったのですが、久々にじっくり聴いてみると、日本人にとって演歌や民謡に於いて、それぞれの個性が表れるように、真似出来ないドイツ人にとっての歌といった味わいが感じられました。 演奏会の後には、ドイツ・ワインを傾けながらの交流会も行われ、様々なお話を伺うことが出来ました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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