「北条義時と鎌倉幕府がよくわかる本」。
歴史の謎を探る会〔編〕。
源頼朝が伊豆で挙兵し、平家を滅ぼし、初めての武家政権を鎌倉に誕生させた鎌倉時代。
が、頼朝の血筋は、頼朝、頼家、実朝の3代しか続かず、その後は、執権北条家が引き継ぐ。
と、このくらいしか歴史の授業でならった覚えがなくて、
~源頼朝や、義経の本、それから「修善寺物語」とかは、読んだことがあったのですが~
で、「13人」って何?という感じだったので、読んでみました。
2代将軍の源頼家の時に、将軍の専制を抑えるために、13人の宿老の合議によって政務運営をするための制度だったようです。
カリスマ性があり、「人たらし」と言われた頼朝が亡くなり、その後を引き継いだ尼将軍北条政子も亡くなった後は、政務を行うのは大変だったのでしょうね。
北条時政、北条義時、大江広元(おおえのひろもと)、三善康信、中原親能(なかはらちかよし)、三浦義澄、八田友家、和田義盛、比企能員(ひきよしかず)、安達盛長、足立遠元、梶原景時、二階堂行政の13人。
みんな頼もしい坂東武者です。
が、これは、激烈な権力闘争の始まりでした。
そして、それを制し、トップに立ったのが、北条義時だったのですね。
小栗旬さんは、どんな北条義時を演じてくれるのかな~、楽しみです。
「鎌倉殿の13人」の予習として、ピッタリの本です。