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『ロング・エンゲージメント』 (2004)
UN LONG DIMANCHE DE FIANCAILLES A VERY LONG ENGAGEMENT 上映時間 134 分 製作国 フランス 初公開年月 2005/03/12 ジャンル ミステリー/ロマンス/戦争 公式サイト eiga.com 監督&ギャスパー来日記者会見
混乱の戦争のさなか、恋人はどうなったのか、わずかな手がかりを元に追跡調査を行う「アメリ」、じゃなくて”マチルド”(ヒロイン名)。結構泣けました。良い映画だった。。 軍法会議で死刑を宣告された5人の兵士は、敵との中間地帯に放り出される。その兵士の1人にマチルダ(オドレイ・トトゥ)が愛する恋人・マネク(ギャスパー・ウリエル)が含まれていた。5人の兵士は死んだとされているが、マチルダはマネクの消息を追う。。。 いきなり戦闘地帯の塹壕から話が始まるは「コールド・マウンテン」とまるっきり同じ。実際、「アメリ」+「プライベート・ライアン」という書評の通り戦闘はグロなシーン多しです。 遠く離れ離れの戦場の彼氏とヒロインを交互に描くのは「コールド~」のテクとおんなじですが、また新鮮?な気分で観ておりました。兵隊の一人一人に待っている人がいるのだ、と実感しながら。 思い込み系の女の子がどこまでも彼氏を追いかけるという構造は「アメリ」と変わりないと観ているうちに気づくわけですが、 情け容赦ない塹壕シーンは気がめいります。、戦争映画は観たくないロマンチストにも、容赦なく戦争の過酷さを見せ付けようという意図か?。。 途中で観るのを挫折したジュード・ロウ&ジョセフ・ファインズの「スターリング・ラード」も思い出しちゃいました。 壊滅後の塹壕、助かった人はいたのか。彼氏は助かったのか。。 マチルドは不思議な能力の持ち主で、<彼氏は生きている>ことを信じて探し続けますが、その不思議チャン少女の能力はサラッと描かれてて、一種の予知能力なのかな?っとわかりずらいです。原作を読めばもう少し分かるのかな。彼氏の生存追跡調査は、何度か挫折しそうになるけれど、不思議能力?で話は進み、やがて、始めの15分ほどのシーンが重要だったのね、っと分かってくるので、冒頭の塹壕シーンで人の名前などはよく覚えておくと良いみたい。 ●彼氏のギャスパー・ウリエルは「かげろう」でベアードと共演している人とは知ってましたが、パッケージなど見たときは、短髪のせいかそれほど美青年と感じなかった。でも、塹壕シーンで泥まみれの、とても若い痛々しい兵士ぶりが光ってます。一番カッコよく見えるのは、会見の姿なのですけど☆。 マチルドと彼氏の初めて結ばれる夜の、マッチをするごとに、闇の中でマチルドの衣服が減ってマッチの灯りの中に浮き上がる<マッチ売りの少女>ならぬ、<マッチ売り少年>状態がかわいい(笑) 翌朝の、「マチルドはマネクを愛してる~!マネクはマチルドを愛してる~!」という雄たけび?の子供っぽいトコがなんともかわいいW!<MMM>という書き込みに、そんな意味があったとは。。 ☆「ハンニバル」続編、若き日のレクターが決定?(20050908) この繊細な美青年のギャスパー・ウリエリが、新作映画『ヤング・ハンニバル』(原題)で若き日のハンニバル・レクターに扮するかもしれないっというのは楽しみですよ。 トマス・ハリスの11月に全米で刊行予定の小説「ビハインド・ザ・マスク」(原題)を基に、若き日のレクターがいかにして殺人鬼へ変貌したかその謎に迫るストーリー展開。 監督は『真珠の耳飾りの少女』のピーター・ウェーバー。撮影は来週からチェコとリトアニア、フランスで行われる予定。 ウリエルは『ロング・エンゲージメント』でセザール賞有望若手男優賞を受賞した。 アンソニー・ホプキンスやレイフ・ファインズらに迫る狂気を見せてくれるんでしょうか? ●セピア調の美しいシーン 子供時代の二人のエピソードや、犬がオナラするたびに「幸運のしるしよ」っと、のたまう叔母やら、必ず砂利を乱して自転車を止めるので文句を言われる郵便配達人、塹壕で<調達の名人>セレスタン・プーは名前が変。 戦争シーンはハードだけど、何かのんびりと田園風景も楽しめてユーモアも効いてる。なんとも美しく、何度も涙する作品でした。 ●ジャン=ピエール・ジュネ監督 の作品は『デリカテッセン』『ロスト・チルドレン』『エイリアン4』『アメリ』、どれも独特の世界観らしい。ダークでグロ美しいって感じ。 『アメリ』は違うかな。 ●ここで泣いたわ!という涙シーン ・「戦争が終わる前に彼女に会える。明日の処刑が終われば家に帰れるから」 彼氏の処刑前夜の言葉。しょっぱなから涙腺直撃。 ・「あなたの母よ」 認識票を交換していたことで、ひとり息子ではない青年が記憶を失って現われた。運命の不思議というか、息子として受け入れた母心にジーン ・「このまま 待っていても仕方がない 突撃だ」 無能な上司の命令で ドイツ軍の前に身をさらし壊滅するフランス兵たち、。次々銃弾に倒れていくのが、切ないの極地。
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最終更新日
2005年09月23日 09時44分33秒
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