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テーマ:囲碁全般(745)
カテゴリ:【碁】碁席の話
指導碁を打っていてよくある風景。
私がパシリと石を置くと、 「あ~そこ打ちたかったのに」 またパシリ、 「あ~そこ打ちたかったのに」 そしてパシリ、 「あ~そこ打ちたかったのに」 そんなに打ちたかったのなら先に打てばいいのにというのが理屈なんですが。 打ちたいところを打たれてしまうという現象には幾つか原因があるでしょう。 1)つまらない手を打って後手を引き、手が回らない 2)打ちたい場所の整理をしていない 1はそのままですね。 2は、自分が打ちたい=相手も打ちたいはずなので(そうでなかったらどちらかが判断を誤っている)、打ちたい場所はせいぜい半分しか打てないもの。よさそうなところが4箇所あって4箇所とも打つなんていうのは無理で、2箇所で御の字かもしれません。だから打ちたい場所を整理して優先順位をつけ、ここは絶対に打ちたいとか、ここは譲ろうとかある程度計画を立てるのが大切です。「あ~そこ打ちたかったのに」といいつつ他のいい場所を打っているなんてこともよくあることです。そんな全部は無理ですって。 まぁただそれは理屈の話。「あ~そこ打ちたかったのに」という気持ちはよくわかるような気はします。相手が打った手がよく見えるという心理は多分誰にでもあるはず。自分より強い人と打っていると、交互に打っているのに自分が全然前に進めない感じがしたりもします。それこそいいところをどんどん打たれてしまうという感じがします。後悔したり、焦ったり。感情的なものをおさえて客観的な思考をできるかどうかが強さの一つだと思いますが、一手一手に一喜一憂するのも囲碁の面白さの一つ。プロを目指すならともかく、アマチュアで、趣味で囲碁を打つなら、思い切り一喜一憂しながら打つほうがよいのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/03/07 12:30:52 PM
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