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テーマ:映画ニュース(1424)
カテゴリ:映画感想・メール更新
私は、「ネバーエンディング・ストーリー」の教訓から、原作者と映画製作側は良好な関係を保っているという希望的観測を持っていました。
でも、それは、ホントに個人的な思い込みにすぎなかったんだなあ、なんて。 読んで頂ければそれがもう全てではあるんですが、「我々につきまとう闇は、魔法の剣をふるうことでは打ち払うことはできないのです。」という一文が強く印象に残りました。 映画のアレンが最後に魔法の剣を振るう姿に、原作とは別個のカタルシスを感じた自分がいたのは確かです。でも、同時に、それは原作者の意に沿わないものだということも納得できる自分がいる。 物語の捕らえ方は人それぞれで、ジブリ版「ゲド戦記」に対する吾朗監督の愛は、残念ながら、グウィン女史とはすれ違っていたようです。 ただ、宮崎駿氏が映画化したとして、グウィン女史の望むとおりのものになったとも思いません。 物語を紡ぐということは、生半可な覚悟じゃできないんだと、なんかしみじみ考え込んでしまいました。 映画版「ゲド戦記」は、グウィン女史の述べてらっしゃるとおり、「畑を耕し、水を引き、動物を小屋に入れたりなど、映画に土くささや平穏をあたえるシーン」は小説で読むアースシーそのものでした。 アレンが、ラマ馬と一緒に、小川の飛び石を渡るシーンは大好きです。 私は、ジブリが映画化をするということで、始めてゲド戦記を読みました。 それは、私にとって、幸せな出会いの一つです。 だから、ゲド戦記の映画化は、不幸な結果に終わったとは思いません。 (グウィン女史のおっしゃることはものすごく納得はしつつも) そう思いたくないというのが本音。 う~ん、自分の思うことを文章にするのってつくづく難しい。 ともかく、私自身、原作はまだ3作目までしか読んでいませんが、未読の方は是非、ジブリ映画化をいい機会だととらえて、アースシー六部作を手にとってみてはいかがでしょうか。 「ゲド戦記」に関する小説、映画の感想はこちらからどうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
こんにちは。
私も、『ゲド戦記』の映画化が失敗だったとは思いたくないです。 充分素敵な作品でした。 ただそれが、原作者の意図と合わなかったのは、淋しい誤算ですけれども。 もともとジブリ作品をあまり好きでない私でも、 海の向こうでの成功は知っています。 「千と千尋」などは綺麗な描線、豊富な色彩を武器にして、 画面いっぱいにキャラクターを動かしていました。 『ゲド戦記』では敢えてシンプルな線と色を用いたようですが、 その試みも、期待とは逆のものだったようで、残念です。 原作もとても魅力あるものですから、別個の物として楽しむより、 両方の魅力で倍楽しみたかったのですが…。 この騒動はちょっと、悲しく思いました。 うわ、長くなっちゃいました!! すみませんっ。 失礼致しました★ (2006年08月19日 10時55分16秒)
りるさん、こんにちは\(^▽^)/
コメントありがとうございます♪ >ただそれが、原作者の意図と合わなかったのは、淋しい誤算ですけれども。 そうですね。グウィンさんの言われることはものすごく納得できるんですけど、あのメッセージを読むとちょっと淋しくなりました。 あのシンプルな画面、「千と千尋」の時よりは少ない色の数。 でも、あれこそが、映画に朴訥で骨太の印象を与えてたんじゃないかと個人的には思ってます。 それにしても、物語の捕らえ方は、ホンット人それぞれですね。 私が大好き!と思う作品でも、全然面白くないって思う人がいるのは普通のことですし。 でも、いろんな人が自分の思いを語るのはいいことだとも思います。 とりあえず、私は、色々欠点もツッコミどころも山ほどありますが(←大体、愚帝ならともかく、賢帝の父王を殺したアレンがどうやってあれからアースシーの王になれるのか、心底不思議)、ジブリ版ゲド戦記の静かな雰囲気は大好きです! (2006年08月19日 18時49分35秒)
むらきかずはさん。 お返事ありがとうございます。
長々と書いてしまったのに、丁寧にありがとうございます♪ 確かにツッコミどころ満載なんですよねー(笑)。 でもあの潔癖な感じが、どうしても好きです。 お付き合いくださってありがとうございました♪ (2006年08月19日 19時18分27秒)
いえいえ、こちらの方こそ丁寧なコメントに感動した身ですから!
>でもあの潔癖な感じが、どうしても好きです。 なんかもう・・・・・・・・・・・・同志ですね!(笑) (2006年08月19日 23時52分33秒) |