結愛さんから沖神ＳＳを頂きました！

ハコさんが色塗りしてくださった【雨上がり】にちなんだＳＳです！

………でも、自分、もう駄目かもしれません。ＯＲＺ

---

【雨上がり】～雨もそれほど悪くない～

『ザーーーーッ』
「・・・何アルか、この雨・・・」
酢昆布を買った帰り、こんな大雨に出くわせてしまった。
「・・・ハァー・・・」
雨の日はいやな事ばかり思い出す。

　　　　　　　『弱い奴に用はない。』

（ッいや！！！）≪ポンッ≫不意に頭を叩かれた。
「・・・へ・・・？」
「何やってんでぃ。こんなとこでうずくまって。」「・・・サド・・・。」
（ッチ・・・こいつかヨ・・・。）
「何アルか・・・。あっち行けヨ。」
「うるせぇな。雨宿りしてんでぃ。」
「他のトコ行けば良いアル！！」
「どこに居ようと俺の勝手だろぃ。」
「・・・フンッ。」
『ザーーーーーッ』
「「・・・。」」
（なんで、こいつなんも喋らないアルか・・・。）
「・・・なぁ・・・なんか喋れヨ。」
「そっちが喋れば良いだろぃ。」
「いやアル。話題がないネ。」
「・・・なんでさっきうずくまってたんでぃ？」
「・・・雨の日は嫌いネ。イヤな事ばっか思い出すから・・・。」
「ふーん・・・。俺は嫌いじゃねぇけどねぇ。」
「何でアルか？雨なんて良いことなんもないアル。」
「俺は傘持ってねぇ。けど、てめぇは持ってる。で、てめぇの傘に入れば濡れないで帰れる。ホラ、良い事あっただろぃ。」
「・・・って、なんでお前がワタシの傘に入ることになってるアルか！！！」
「別に良いだろぃ？雨宿りした仲なんだしよ。」
「こっちはした覚えねーよッ！！！」
「あ。雨止んだ。」
「えっ」
『ピチャン・・・』
「あっ！虹！！！」
さっきまでの大雨が嘘のように大きな虹が架かってる。
「綺麗アルッ♪」
空が晴れたから気分も良くなって天敵に隙を見せてしまった。のがいけなかった。
≪ひょいっ≫
「へ・・・」
「チャイナゲーッツ。」
「なっ！お、降ろすアル！！！」
「うるせぇなぁ。ちったぁ黙ってろぃ。」
「・・・な、んで持ち上げる必要があるアル・・・。」
「こんなでっけぇ虹なんてそうそう見れねぇからなぁ。持ち上げた方が近くで見えるだろぃ？」
「・・・そうアルな・・・。」
『とくん・・・とくん・・・』
心臓がエコーを掛けるように大きく動く。
「しょ、しょうがないから今日だけ送っていってやるアル。」
「何言ってんでぃ。俺が送ってやられるんだろぃ？」
『カチンッ』
「ハァ！？寝ぼけたこと言ってんじゃねーよ！こっちが送ってやる方アル！！！」
「あー、耳元で喚くんじゃねぇよ。いちいちうるせぇガキだなぁ。」
『ムッカァァァッ』
「こんのッ！！！」
ムカついて殴ろうとした瞬間・・・
「もう少しうるさくなければ可愛げがあるんだけどねぃ。」こいつは、ボソッと言った。
「・・・う、うううるさいアル！！！！」
『バコンッ』
サドの頭を思いっきり殴った。
「ってー！！！何すんでぃ！」
「フ、フンっ！歌舞伎町の女王を馬鹿にした罰ネ！」
『どきん・・・どきん・・・』
心臓が大きく脈を打つ。脈を打つ度イヤな事がゆっくりと頭の中から消えていく。
その代わり『あいつ』の事が頭に入っていく・・・。
（ま、まぁ、こんなでっかい虹も近くで見れたし雨もそれほど悪くないアルなッ！！！）
「ホラ早くするアル！送っていってやるヨ！」
「・・・へいへい。」

―・・・雨もそれほど悪くない・・・―

＜-End-＞

結愛さん、ありがとうございました！☆（≧▽≦）☆！

皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか？

私はと言えば、メールを頂いて、流し読みしたところ

余りの恥かしさに、きちんと読めてません！

冒頭にも描いてますが、駄目だ！自分、駄目すぎる！
いえ、悪いのは、砂吐き鉛筆絵を描いた私が一番悪いんですが、ハコさんの色塗りでラブパワーが上がったところに、思春期モード全開の神楽ちゃんのモノローグはかわいすぎるっていうか…………
ぶっちゃけ、いろいろと膿み疲れた大人になっちゃった自分には

眩しすぎました。

どうしよう！めっさ照れる！ごっさ恥かしい！Σ（//Д//）
あの！できればラブは控えめに！
いや待て、控えめにしてどうする！世界は愛で満ちてるのに！

という訳の分からない葛藤に苛まれ中です。

我ながら、なんでこんなに照れくさいのかさっぱりですが、えと、血圧が上がって死んじゃいけないので、仕事でものすごく落ち込んだときとか（ぇー）、体重計の数字が眼も当てられないときとか（ぇぇー）に、心を落ち着けて読もうと思うものの（ぇぇぇー）、そんなことしてたらいつまでたってもアップできないかもしれないので、お披露目させていただきましたm(_ _)m

いやぁ、久しぶりに自分のヘタレっぷりを実感しちゃったよ。
どうしよう……自分の中のラブレベルをちゃんと上げとかないと！！←マジ