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2009年08月12日
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テーマ:銀魂(1187)


8月12日は新ちゃんの誕生日!☆(≧▽≦)☆!

というわけで、白兎さんから新八誕生日SSを頂きました!

さすが銀魂界のツッコミ系……じゃなくて、癒し系♪

読むと幸せな気分になれること請負です!





【誕生日】

きららさんへ

こんにちは。最近暑い日が続きますね。風邪などひいていませんか?僕は元気です。
この前――――――



「銀さん、もうちょっと右です右」
「こ、こうか?」
「あっ、そっちは左じゃないですか!」
「あー!!あんま暴れんなって…」

ドガシャーン

のどかな昼下がり…にしては騒々しい。志村家からは先ほどからいつも以上に騒がしい声と破壊音が聞こえてくる。

「あー、もう!銀さんがちゃんと動いてくれないから、飾りが取れちゃったじゃないですか!」
妙が不満そうな声を上げる。
「いつつつつ…テメーが上で暴れるから…」
銀時は妙の下敷きになってつぶれていた。「早く退け」と妙を降ろす。

「…ん?」

と何やら焦げ臭い匂いが漂ってきた。異変に気がつき妙が慌てた声を上げる。
「いけない!!フライパンに火つけたままだったわ!!」
妙は慌てたように台所へと走っていった。
「おいおい、大丈夫か」
銀時は、腰をさすりながら呆れたように言った。

案の定、フライパンの上のモノは何を作っていたのか分からないほどまでに黒く焼失していた。
「ねぇ、コレ何作ってたの?」
銀時は一応聞いてみる。
「卵焼きです」
「…卵焼きって、こんなに黒かったっけ?」
「ちょっと焦げちゃったかも…」
「いや、ちょっとじゃないよねコレ。もはやコレ暗黒ぶっ……!!」

そこで銀時の意識がとんだ。

「どうしましょ、もう材料がほとんどないわ」
困ったと、妙が神妙なおもむきでいると、神楽が駆けつけて言った。
「アネゴー、ケーキの準備は出来たアルよ!!」
見れば、テーブルの上には確かに見栄えの良いケーキが用意されていた。どうやら、今日ばかりは大食らいの神楽も食べるのを我慢したらしい。しかし、予定していた他の料理はまだ出来ていなかった。
「困ったわね…」

すると意識が戻った銀時が鼻をさすりながら言った。
「…後、何を作るつもりだったんだよ」
「卵焼きと卵焼きと卵焼きです」
「全部卵焼きじゃねぇか!!」
「一品は出来たんですけど…」
そう言って、妙は台所の端においてある黒く焦げた焼死体を指差した。銀時は、小さくため息をついて「仕方ねェ」と言う。
「俺が作ってやっか」
これでは新八が不憫すぎる。

「銀ちゃん出来るアルか!?」
神楽が横で興味津々な目を向けた。
「ほとんど、材料残ってませんよ?」
妙も心配そうに言う。銀時は冷蔵庫を開けて中を覗いて言った。
「あー?こんだけありゃぁ十分だ」

そう言うと、銀時は早速調理に取り掛かった。卵は確かになかったが、普段から新八が買いだめしているのか野菜やら肉やらは十分にあった。
銀時はてきぱきと一品、もう一品と料理を作っていく。


「こんくらいありゃぁいいだろ」
全部作り終わる頃には、食卓がすっかり彩っていた。
「おおっ!!すごいアル!!さすが銀ちゃんネ!!」
「ホント!銀さんってこんなに料理上手かったんですか!?」
「まあな、こー見えて結構器用だから」
銀時は少し得意げに言った。
妙も、少し見直したように言う。
「今度、私にも作ってくださいな」
「え、何?金とかくれんの?」

そこでまた一発妙の右ストレートが銀時に入った。

「後は、新ちゃんが帰ってくればいいだけね」
すると、丁度新八が帰ってきたようだった。

「ただいま帰りましたよ、姉上ー」

「帰って来たアル!!」
神楽達は慌ててクラッカーを手に持った。

「あれ?何かいい匂いが…」

パン、パーン!!

と、盛大なクラッカーの音が鳴り響いた。新八は一瞬何が起こったのか戸惑った様子である。そこへ銀時達の盛大な声―――

「お誕生日おめでとー!!」

と、ようやく理解した新八は少し照れくさそうに笑って言った。

「あ、ありがとうございます」



追伸  きららさん、僕、誕生日を迎えました。




新ちゃんの誕生日小説なのに、

銀さんのできる男オーラ

にときめいた自分を力一杯ねじ切るべきだと思う今日この頃。
新ちゃんもきららちゃんも、ラブラブな文通っていうより、家族自慢な文通に終始してそうな気がなきにしもあらずですが(←かわいい♪)、ええっと……あの……これって、普通に次のジャンプに載っててもおかしくないんじゃ……!( ̄□ ̄;)!!

と、うっかり思っちゃいましたよ、コンチクショー。
それだけ、万事屋&姉上がかわいかったです♪

白兎さん、ありがとうございました!☆(≧▽≦)☆!

さて、ここで重大なお知らせがあります。
実は、白兎さんから高杉さん誕生日SSも頂いてます!また、アップさせていただきますので、白兎さんファンの方は楽しみにお待ちください!☆(≧▽≦)☆!

あ、それと、白兎さん!
遠慮なんかせずに、じゃんじゃんSSを送ってくれたらいいんじゃないかな!(笑)……と図々しいお願いを笑ってごまかしてみる。(ぇー


SSはこちらにまとめてます。⇒【頂き物(ss)】



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最終更新日  2009年08月12日 18時34分05秒
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