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カテゴリ:読んだ本(その他・海外)
この本のサブタイトルは「ゆきて帰りし物語」。
ジャンルは,SFファンタジー。タイトルとサブタイトルでわかるように,この本はトールキンの「ホビットの冒険(The Hobbit or There and Back Again)」を下じきにしている。 作者自身が献辞をトールキンに捧げ,「下じき」にしていることを公言しているのだから,これはネタバレでも何でもない。 HANNAのファンタジー気分(yhannaさん)の日記でそのことを知り,トールキンファンを自認する1人として読まざるを得ないと思い,読んでみた。 感想は,笑えた,楽しかった,おもしろかった。 円筒の住居に住むベイリー・ベルドンが偶然にメッセージ・ポッドを拾ったことから,大宇宙への冒険に巻き込まれていくお話。 おお,ベイリー・ベルドン→BB→ビルボ・バギンズか!! という部分を始め,「ホビット」ではあの場面だな!! と思わせるシーンが次々と出てくる(終わり近くまで章立ても合わせてある)。 「指輪」にあたるものも,ゴラム(ゴクリ)にあたるものも,クモも,たるも……,それらしきものが次々と出てくる。 とはいえ,「ホビットの冒険」を読んでいることがこの作品を読むための前提条件になるかといえば,そんなことはない(訳者自身,作品を訳し終わってから「ホビットの冒険」に目を通したと「あとがき」で書いている)。 登場するのは「ホビットの冒険」を思わせはするものの,SFの中で新たな生命を与えられた全く別のキャラクター。それぞれが宇宙の中で生き生きとしている(要するにクセありってこと-自分としてはパタフィジシャンのジャイロがお気に入り-)。 クローンの一族が一大勢力になっていたり,食べ物に右旋性と左旋性があったりとSFならではのおもしろさもある。 ところで,この話の続きはあるのか? 作者自身には書く気がないと思う(聞いたわけではない!)が,ベイリーは結婚しそうにないし,曾祖母の友人(読めばわかります)はまだまだ元気そうだし,養子に迎えられそうな「おい」もいるし(フロドが生まれたのは実はビルボの冒険の25年後ですが)…… いろいろと想像してみることはできそうである。 ミステリ以外の海外作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (その他)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/20 12:28:24 AM
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