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カテゴリ:読んだ本(ミステリ・日本)
その1(→日記はこちら)の続きです。
柄刀一の「アリア系銀河鉄道」以下はネタバレを含みます。ただし,露骨なものは例によって色を薄くしてあります。探偵の匣「匣」の意味がとても深い作品だと思うが,「どのように深いか」を書いてしまうとネタバレになるので,本を読んでいただくしかない。吉武博士が事件の被害者であり,証人であり,探偵であり,そして犯人であったということに加え,自分の中の多重人格を殺すという大量殺人をも実現しているのであるが,この短編ではそれが「驚きの一部分」でしかない。 現実の宇佐見博士の時間軸については作品の最後に述べられているのだが,そこに新たな驚きが待っていることだけ書いておこう。 宇佐見護博士がアメリカ西海岸にいること,利き腕が左であること,高所恐怖症ではないこともこの作品からわかった。 アリア系銀河鉄道半径を1m長くすると,どんな円でも周が3.14m長くなるというのは結構有名な話なので,その部分の「不思議」はあまりおもしろくなかった。だが,それ以外の鶴見未紀也殺害方法,グリーンフィールドの脱獄方法は,予測はつかないもののおもしろく,銀河鉄道での旅とそこからの帰還および時間の「ごまかし」を含む2人の救命は,なかなか楽しかった。 アリスのドア石の部屋からの脱出。「よくまあ思いつきますねえ」と,とことん感心。4つの鍵を含むブロック全体が鍵の形に見えたので,そこであろうとは思ったのだが,まさかずらしていくとは!!この作品と,「アリア系銀河鉄道」の時間軸については,作者の「あとがき」をお読みください。 改めてもう1つ別の作品を読んだような得した(?)気にさせられることが書いてありました。 「読む前に気づけよ!!」って? 「ムリ,ムリ」私にはそこまで思いつくことができませんでした(笑) 柄刀一の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (柄刀一)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/19 09:11:41 PM
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