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2005/11/20
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カテゴリ:北森鴻
文庫版「凶笑面(→日記はこちら)」の解説で法月倫太郎が触れていたので気になって読んでみたのだが,読み始めてすぐ,既読であることに気がついた(笑)  もちろん最後まで読みましたよ!!

緻密な長編である。したがって,読むのにけっこうエネルギーが必要。その分,読後の満足感はたっぷり。

北森鴻の「闇色のソプラノ」

は,そんな作品といえるだろう。

短編や連作短編の名手である北森鴻が「長編」の名手でもあることを証明するような作品である。

東京の西の果て,山梨県と八王子を結ぶ線上にある遠誉野市には,延暦年間(桓武天皇の頃)に起源をもつ神社がありながら,江戸享保年間までの900年間の公的資料が残っていない。
ある意味でその江戸中期に歴史上に突然現れたともいえる。
明治後期からは東京近郊にありながら過疎の村となり,太平洋戦争中を含めて人々から忘れられた状態になる。
東京のベッドタウンとして注目され,市制が始まったのが昭和38年。45年には私鉄で新宿と結ばれ,61年には世田谷の彩京大学が移転してくる。歴史上への再々登場ともいえる。

と,ここまでは,プロローグ以前のまとめです(笑)

彩京大学文学部の桂城真夜子が,たまたま男友達のアパートで見つけた手製の同人誌でみつけた童謡詩の作家樹来たか子を卒論のテーマとして選ぶことからすべてが始まる。

歴史のない遠誉野市と歴史のある山口(樹来たか子の出身地)を,人や思惑が行き来し,過去への思い(あるいは思い違い)が,現在を支配する。

抽象的でしょ(笑) これ以上ストーリにも,人物にも触れるつもりがないからです。
というのも,この作品の登場人物は,それぞれあまりにも無駄なく配置されていて,何かのコメントを書けば,即ネタバレにつながってしまうから(といいつつ,けっこう匂わせている気もするが……)。

一瞬も気が抜けないということであり,最後の最後までわからないということであり,読んで疲れるということであり,読後にとてもうれしくなるということでもある。
日記の最初とダブったことを書いているのは認識しているのだが, 「香菜里屋」シリーズ(→「螢坂」の日記はこちら)を読んで北森鴻が「雰囲気作りがうまい短編作家」だと思っている人に読んでほしい1冊である。

北森鴻の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (北森鴻)からごらんください。

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次の日記も読ませていただきました。
はざくらの気ままな暮らし(はざくら2005さん)  気まぐれ日記(kemeko09さん)
いろんなことを忘れないために(dai583さん)  未来の予定~ラビ的(みっつ君)





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Last updated  2007/01/17 08:55:57 PM
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