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テーマ:ミステリはお好き?(1430)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・日本)
薬屋探偵妖綺談の12作目である
高里椎奈の「雪下に咲いた日輪と」(2005)を読んだ。シリーズ名の「妖綺談」からわかるように,メインキャラクタは「深山木薬店」の3人の妖怪である。 深山木秋…深山木の店長。一見高校生にしか見えないが,実はン百歳。 座木(くらき,ザギ)…長身・ハンサムで,渉外担当。イギリス出身の妖怪で妖精の一種。 リベザル…ポーランド出身の妖怪。精霊の一種。外見も精神的にも子供。 そのほかにも,今回は日本の妖怪,野狐の柚之助が登場する。 この妖怪たち,「しゃばけ」シリーズに出てくる「妖」と比べると一癖も,二癖もある。 また,「探偵」役の秋も「事件の解決」より,かかわった妖怪の救済を主眼としている(まあ,結局事件も解決することになる,笑)。 こう書いていくと,「妖怪」をメインとしたお気楽ミステリのように思えてしまう(そういったものも好きではある,笑)かもしれないが,決してそんなことはない。 特に今回の作品についていえば,断崖を隔て,豪雨で渡れないつり橋がかかった2つの場所でのほぼ同時犯行,被害者に共通する犯人の動機,幽霊話を利用した犯人の意図的なミスリード,一見タロットによる見立てなどなど,本格的な謎解きとしてもじゅうぶんに楽しむことができる(犯人はわからなかったけれど,笑)。 シリーズとしていえば,好きな高遠刑事の家族も含めたいろいろを知ることができたし,特に母親が父親に離婚を言い渡した理由がお雑煮というくだりには笑わせてもらったし,ちょこっとではあるが,葉山・真鶴の兄弟も出てきたし……満足のいく一冊だった。 ただ,海を渡れるところまではよくわかったのだが,そこから「離れ」にどうやっていくのかがイマイチ鮮明ではなかった(というよりいまだにわかっていない)。 また,北西は最初からけっこう怪しいと思っていたのだが,前巻の記憶があやふやなので,情けなくもその部分に関しては何も書けなかったことは追記しておく。 高里椎奈の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (高里椎奈)からごらんください。 著者ホームページ:久彼山博物館 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 とりあえず練習用のホームページ(バルディッシュさん) 魔女の隠れ家(たばさ6992さん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/06/23 12:46:25 AM
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