「本離れ」は、若者より中高年の方が深刻――。読売新聞社が15、16の両日に行った「読書」に関する全国世論調査(面接方式)で、年代が上がるにつれ「本離れ」の傾向が見られ、特に、中高生を子に持つ人が多い40歳代で、2004年の前回調査より7ポイント増の44%と、「活字離れ」が増えたのが目立った。
この1か月間に本を「読まなかった」人は52%で、1980年から始めた同調査で3番目に高かった。年代別に見ると、20、30歳代は各41%で、前回調査より減ったのに対し、40歳代から上の年代は増加、50歳代は55%、60歳代は61%、70歳以上は66%だった。
読んだ本の数は「1~3冊」が39%、「4冊以上」が9%で、いずれも前回調査比1ポイントの微減。
一方、インターネット通販で、本を購入した人は03年の前回調査比3ポイント増の10%だったが、20~30歳代が2割台で、若年層を中心に読書に対する環境の変化も見られる。
活字離れに歯止めをかける方法では、「『読書の時間』を学校の授業科目にする」40%が最も多かった。(参考=2005年10月28日 読売新聞)
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
もっと見る