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環境・平和・山・世相 コジローのあれこれ風信帖

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2011年11月14日
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カテゴリ:政治

 恥ずかしながらまたも長らくのご無沙汰。コジローのブログもはや店じまい寸前だ。この間、仕事がめちゃ忙しかったということもあるが、こうして少し間が空くと、なかなか再開のきっかけがつかめない。もっと気楽に書ければいいのだけれど、元ブン屋モノ書きの実にくだらない矜持がそれを許さない。まあ、困ったものだ。

 さて、くだらない矜持の話は置いといてTPPの話題だ。野田首相は開催中のAPEC首脳会議でTPPへの協議入りを表明した。TPPについての議論はいろいろあるが、コジローの見立てでは、その本質は要するに、産業も財政もどうにもならない袋小路に追い詰められた米国が、中国インドを中心にまとまりつつあるアジア経済圏から締め出されて最終的に沈没する恐怖からの悪あがきにほかならない。日本に求められる判断は、落ち目の泥船ともいうべき米国の悪あがきに付き合って心中するか、それともASEANを中心に成立しつつあるアジアの新しい経済と平和の枠組みに、自ら能動的にアジアの新しい秩序についてのポリシーを持って参加するかの選択だ。

 で、民主党野田政権は泥船心中を選んだ。ところがまあ、APECの場で同時開催されたTPP関係国の会合にニッポン国野田総理大臣へのお呼びはなく、時間をもてあました野田総理以下、恨めしそうに指をくわえて見ているだけに終わった。まあ、会合を仕切るオバマにしてみれば、呼べばいつでも尻尾を振って駆けつけるパシリのドジョウなど、意に介する必要はないということだろう。まるで、宗主国と植民地買弁政権の関係を見せつけられたような不愉快さだったが、それでも、尻尾は振り続けるんだよなあドジョウどもは… きっと普天間でも。

 とはいえ、この恥ずかしいパシリぶりは野田に限ったことではなく、唾棄すべき米国盲従の異様な卑屈さが長らくこの国の政治を支配してきた。その根拠は国の最高法規であるはずの日本国憲法の効力を実質的に凌駕する日米安保条約だ。この、かけがえのない父祖伝来の豊穣の大地を差し出して自ら外国軍隊の超法規的支配、つまりは軍事占領を許す世にも恥知らずな体制がもう60年以上この国を支配しているというのに、これに異議を唱える民族独立政党は小さな小さな日本共産党しかないという情けない現実。農協や医師会がTPPに反対するのは当然で、もちろん評価もするのだけれど、これまで安保べったりの自民党を骨がらみで支持してきた立場で、その当然の帰結のTPPだけ反対してもなあ…というのが、コジローの率直な印象なのだ。

 安保条約を廃棄して独立を回復しない限り(外国軍隊が占領する土地が独立国であるわけはないぞ!)、こうした屈辱からも、米国のご都合主義に引きずり回される愚からも解放されることはない。小泉や橋下なんて出来の悪いピエロがどんなに不細工に踊っても、薄汚いドジョウが難しそうな顔を作って見せても、この国のもっとも本質的な問題とは何の関係もなく、すべては国民を欺く虚無の芝居に過ぎない。…などと書きながら、心底むなしいんだよなあこの現実が、これではいけないと思いつつ… TPPについてはまた書く。

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最終更新日  2011年11月14日 22時22分05秒
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