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環境・平和・山・世相 コジローのあれこれ風信帖

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2011年10月06日
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テーマ:ニュース(99628)
カテゴリ:世相

 デンマークで1日、世界初の「脂肪税」が導入されたそうだ。・・・と聞いて、ギョッとされた方はご自覚の太りすぎに注意ってことだが、これ体脂肪率に課税するメタボ税というわけではない。バターやチーズ、ベーコンなど、乳製品や肉類に多く含まれる「飽和脂肪酸」を対象に課税するもので、例えば250グラムのバターで約30円の値上げになるという。

 もうお察しのことと思うが、心疾患や糖尿病の原因物質である不飽和脂肪酸の摂取を低減し、国民の健康を増進しようって政府の親心というか老婆心というか・・(^^;) もちろん、約300億円の税収に加え医療費も節約して、双方向から政府財政を潤そうって意図もあるに違いない。同政府はさらにタバコやお菓子など「不健康商品」に対する課税や規制を強化する方針で、すでに昨年7月にはアイスクリームやキャンディに対する増税を実行している。

 この脂肪税導入を前にした9月末には、買いだめをしようとする人たちがスーパーに殺到。事業者は「こんなコトで国民が健康になるとは思えない」と猛烈に反発するし、ネット上では「なんで政府が、俺たちが食べる脂肪の量を決めるんだ」と激しい批判が飛び交ったということだが、ん~、なんつうか、平和だなあ・・・  毎日スーパーに並ぶ食品をながめては、これ何ベクレル? なんて推量をして神経衰弱になるのと比べれば、天国のような騒動ではないか。デンマークが羨ましいぞ。

 もうひとつ海外の愉快な話題。ドイツ東部にある下水処理施設で、モーツァルトの歌劇「魔笛」を流して処理タンク内の微生物を活性化させる実験を行ったところ、処理後に発生する汚泥が年間14%も減ったという。この実験は昨年春から開始。施設では高性能音響装置を使い、昼夜を通して「魔笛」を流し続けたそうだ。この実験を行った環境コンサルティング会社の社長は「科学的分析はまだ」とさすがに慎重ながら、曲の影響で活性化した微生物が汚泥の分解を促進したとの見方を示している。

 はあ・・・、これも、あちこちの都市下水汚泥が何ベクレルなんて結構高濃度の放射性廃棄物と化し、どうにもこうにも持ち下げならなくなっているどこかの国とは大違いの牧歌的な話だ。「魔笛」の効果は半信半疑だが、こうした一面アホな実験に大まじめで取り組める空気があるドイツ社会がつくづく羨ましい。

 そのドイツやデンマークは明確に脱原発へと舵を切った。この揺れ動く列島上でいつ暴走するか知れない原発が存在し続ける限り、放射能への恐怖は日々の暮らしに影を落とし、その恐怖が重低音の基調音として常に意識の底に流れる中での生活を強いられる。それも、たかが電気のためにだ! くっだらない原発などに精神が煩わされることなく、心静かに「魔笛」が聴ける世界にしたい。

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最終更新日  2011年10月06日 10時17分19秒
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