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カテゴリ:研究所長の独り言
何となくだらけた生活をしながらも、「ダイエットしなきゃなー・・・」と思っている人は多いと思います。
また、運動不足を感じながらも、「本当は体を鍛えたいと思ってるんだけどなー・・・」という人も、やはり相当数存在しているのではないでしょうか。 頭では分かっている、でも行動に移せない。 これは人間の理想と現実を隔てている、一番巨大な壁と言えるのかもしれません。 本気でダイエットを始めようと思えば、電車で自宅に帰るときは一駅手前で降りて歩くなり、夜は一定の時間になったら物を食べないようにするなり、すぐに始められる事はいくらでもあります。 また、本気で体を鍛えたければ、腕立て伏せなり腹筋運動なりスクワットなり、特に道具を使わなくてもすぐに始められる筋トレ種目があることも、非常に多くの人が知っているはずです。 しかし、頭で考えていて、実行のための環境があるというだけでは、なかなか行動には移せないものです。 「やりたいと思っている」 「それをやるための環境がある」 という2つの条件だけでそれを実行に移せるのなら、誰も苦労はしないでしょう。 そもそも、「やりたいと思っている」という欲求は、頭の中だけに存在するものです。 そして、「それをやるための環境がある」というのも、頭で認識することができます。 頭の中の世界と行動の世界の間に壁があるのですから、欲求と認識だけではまだその壁を超えていないことになります。 それなら、どうすればいいのでしょうか? 恐らく一番手軽な方法は、思考の世界と行動の世界をまたぐ為の手軽な手段を取ってみることです。 例えばダイエットなら、ステッパーや万歩計、ウォーキングのためのシューズを購入したり、筋力トレーニングならダンベルやベンチなど、トレーニング用の設備を購入することなどがそうです。 もちろん、道具を買っただけで痩せたり、筋肉が付くわけではありません。 それでも、道具を購入するには現実世界において何らかの行動が必要になるはずです。 たとえネット通販などを利用したとしても、購入するためには具体的に商品を選び、購入ボタンをクリックしするなどの「行動」が絶対的に必要になります。 恐らく道具を選ぶ過程では、自分がその道具を使う場合の事をリアルに想像したりもするでしょう。 そして注文した道具が手元に届いたら、普通は「試しに使ってみよう」と考えるでしょうから、それが第一歩を踏み出す強いきっかけになってくれる・・・というわけです。 ちなみにこのように気持ちを行動に結びつけるアイテムをコミットメント・デバイスと呼ぶそうです。 だから、肉体改造をしようと思っているにも関わらずまだ行動を起こせていない人は、まずコミットメント・デバイスを購入するところから始めてみてはいかがでしょうか? 「持続できなければ意味が無い」という意見があるかもしれませんが、そもそも一歩踏み出すことができなければ、持続できる・持続できないという以前の問題になってしまいますからね。 →人気blogランキングへはこちら
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