筋トレと解剖学
何やら小難しいタイトルですみません。今日は筋トレのちょっと解剖学的な側面について書こうと思います。解剖学的な本(笑)さて、人体が重いものを支える時、大きく分けると2つの支え方があります。1つは筋肉で支える方法重い荷物を持ったまま例えば中腰の姿勢になると、主に足や腰の筋肉で重量を支えている状態になります。筋肉は本来柔らかいもので、これをエネルギーを使って収縮させるわけですから、当然体力を大きく消耗します。しかしその反面、筋肉に負荷がかかりトレーニング効果を得ることが出来ます。2つ目は骨格や腱など、体の構造体で支える方法直立して頭の上に荷物を載せた場合は、主に筋肉ではなく骨格で荷物を支えている状態になります。筋肉を収縮させている状態と違って体力は消耗しづらいですが、間接などへの負担はより大きくなります。また、トレーニング効果もあまり期待できません。と、大雑把に書くとこんな感じでしょうかまた、重要なのが筋トレを行うときに骨格や腱で重量を支える事に頼りすぎると、怪我をしやすくなったり効果が半減してしまうという事です。スクワットで背中を丸めてしまうと上半身にかかる力を腰椎で支えている状態になり、腰を痛める原因になります。ベンチプレスでヒジを伸ばしきってしまうと、大胸筋や上腕三頭筋に負荷がかかりづらくなり、効果が半減してしまいます。さらに、解剖学的に骨格や間接に負担がかかりやすい種目というのもあるそうです。例を挙げてみましょう。スティフレッグド・デッドリフト体を前屈させ切った時は、ほとんど筋力よりも「骨格と間接」でウェイトを支えてしまいます。グッドモーニング上体だけを前に倒す種目なので、腰椎に大きな負荷がかかります。ベントオーバー・ローイングこれも腰椎に重量がかかった状態で行うトレーニングです。腰が疲労した状態で背中を鍛えようとするとちょっと危険ですね。もちろんこれらの種目が全てダメ!というつもりは全くありません。個人差もありますし、重量を調節したりフォームを工夫することで有効な筋トレ種目にもなると思いますが、メニューに組み入れる時は十分に注意する必要があるでしょう。→人気blogランキングへはこちら**本日新たに2つのサイト様と相互リンクさせて頂きました^^学生の一人暮らしに大切なことジャンル外ですが、とても見やすいページです。これから引越しする学生さんにもおすすめです。骨盤矯正のススメこちらは本日のテーマにピッタリ。骨盤の歪みを治さないとダイエット効果も出にくいらしいですよ!