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テーマ:最近観た映画。(38852)
カテゴリ:映画にっき
★★★★★
どう考えてもオスカーはデカプリオであるべきだろう。ちょっとみんな、すまんがもう一度審査やり直してくれ!小学生並みの集中力しかない僕は、3時間作品は体質的にうけつけないことになっているのに、今回は全く気にならない。これは僕の中では脅威的なことだ。映画のおもしろさもさることながら、自分に集中力が意外とあったことがうれしい。自分を誉めてあげたい。 ……話を戻そう。 天才って凄まじい生き物。今更ながら凡人との差を見せ付けられた。ありあまる過剰なエネルギーをため込みきれず日々心の中で小爆発を繰り返し、その惰力で前に進む・・・。主人公ハワード・ヒューズとはそんな生き方しかできない天才なのではなかろうか。それは凡人には絶対真似ができないし、言い換えれば天才もまた、凡人のような生き方はできないのだろう。僕のように日々のんべんだらりと生きるにはエネルギーが過剰にありすぎるに違いない。 ハワード・ヒューズ、自家用飛行機を女に運転させてくどくなんて、真似できねぇ~!!着陸した場所が自分ちの庭にあるゴルフ場の8番ホール。そっから豪邸まで徒歩で移動、そしてベッドインてか。これでおちない女がいますかね。 既得権益を守ろうとする先発メジャー資本と、新たな概念で新規参入へ挑む後発ベンチャーとの凄まじい闘い。これは戦争だ。この戦争に立ち向かうハワードに恐怖心はない。ハワードの決断力たるや凄い。まず最初にこういうものを作る、という発想があれば、その途中の障壁は全く考えない。技術的・法的な障壁に躊躇するなんてことが全くない。大目的を設定、自ら設計にも携わりながら大きな道筋はつける。その他については部下に「なんとかしろ。」そして目標達成までには一点の妥協も許さない。達成後は自分で運転しちゃう。完璧だ。 巨大飛行機の水上発着実験は、まさに今でいうロケット打上げと同じ緊張感で時代に迎えられたことだろう。僕はもう、映画の中のハワード・ヒューズにぞっこんまいっちゃってるのだ。 ちなみにエンドクレジットで流れる曲「ムーンライト・セレナーデ」は学生の頃大好きで、テープの片面にそれだけを連続して録音してぶっ続けて聞いていたことがあります。 ※ 写真は本物のハワード・ヒューズ。結構ハンサム。亡くなったのが`76年だから僕が小学生の頃までは生きていたんだなぁ…。 「アビエイター」オフィシャルサイト 人気blogランキング← よろしければワンクリックお願い致します お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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