胚培養士のひとりごと

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  うちの病院の最近のボス。

  月曜から雨ですっかりアンニュイな今日この頃です・・・orz今週末からGWだというのに、なんだか関東は寒い気がします。早く暖かくならないかなー時期的にはスプリングコートももう着なくてもよいんじゃないかって季節な気がしますがまだまだ寒くてヒートテックすら手放せません（爆）・・・さてそんな今日この頃を送っておりますが。最近はあまりボスの事を書いていないから、もしかして色々と改善されているのかも・・・？なーんて思っている方もいるかもしれませんがそんなわけあるわけないのでー。今日は久々にうちの病院の困ったお話を。まず今朝はビックリしましたーうちの病院の培養室は外来からも地続きで、靴をはきかえないシステムです今まで私はそんなラボに居たことがなかったのでビックリでしたが、オーストラリアのラボとかは確かに土足のまま。そういう考えもアリなのかなぁ、とそこはグッとこらえている毎日。だからと言って、普通病院に勤務している人って院内履きと通勤履きって違うと思うんですよね。普通なら着替えますし、履き替えます。感染防御の意味もありますし、私服のまま私靴のまま何かやるって普通は無いと思います。ところがですよ。週末に何があったのかわかりませんが。確かに昨日は何もしなくてもよい状態だったはずですが。なぜか培養室が泥だらけ。犯人は明確。ボスです。こちらが毎日きれいに掃除している事をわかってか知らずか、どうやらボスは泥だらけの靴で履き替えずに培養室に入ったらしい。どうしてボスだとわかるかというと、他の医師は培養室の中まで入り込まないから。下手に触って間違いが起こっては困ることを良くわかっている他の医師は培養室の中までは普段から早々入って来ません。だから犯人はボス。今朝は朝から拭き掃除した後にほうきで掃除していたところにボス登場サラリと「なぜか培養室が泥だらけだったんですよね」と言いながら掃除してた私。ボスは自分の靴の裏を見ていましたが・・・ってか、いったい何処を歩いたらそんなに泥だらけになるんだ子供じゃあるまいし、泥遊びでもしたんか？！？！？！昨日は学会の用事でお出かけだったはずだから、ちゃんとした靴を履いてちゃんとスーツで出かけたはずなのに・・・。とにかく月曜の朝のストレスは相変わらずなのです。ちなみに手は洗いませんね。他の先生方は洗うようになりましたが。だからいつもギットギトです。使用後のクリーンベンチは。私たちが横からピカピカに掃除していくことも最近は認識しているようですが。あと、なぜか顕微鏡が汚かったー！！！！！今日、お仕事するうえで卵を観察しようとしたらなんだかよく見えない。あれ？ちゃんとクリーンベンチは掃除したはずなのにな、と思ったら顕微鏡の覗くところ（目を近付けるところ）がギットギトヒィっと血の気が引くのをこらえながらまずは卵を培養器に閉まってから、顕微鏡の掃除をしました。ヤラレターまさか顕微鏡を覗くところに手をつくとは、なんちゅー素人さんなのかしら。。。まぁ、小さいことではありますが、卵をしっかりと観察できないのは問題なので、顕微鏡もいつもきれいにしておかなければなりません。そうでなくても微細な操作をする訳ですからね。そんなわけで・・・。最近すっかり以前よりやる気がないという噂のボスですが・・・。早く足を洗ってくれないかな、と、今日も他の医師とコッソリ話していたところでした。まだまだ険しいですが、なんとか御機嫌を損ねないようにうまく伝えないとな。それでは今日もクリックお願いしますーにほんブログ村

  2012.04.23

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  新年度、スタートです！！

  東京はようやく桜が開花したようですね・・・毎日毎日靖国神社の桜をチェックする人・・・なんだかテレビで観ていて面白かったです。桜が開花するかどうか宣言するのはドキドキなのだそうで、毎日そわそわしてしまうそうですよそして！新年度が始まりましたねー皆さんはどんな４月を迎えましたか？私自身はさほど変わらない４月を迎えたわけですが（爆）周囲は少しずつ変化しています。。。ここは大きな病院でもあるので多少、人事異動というか。医師が入れ替わったりするんですよね。今まで精力的に採卵を頑張っていた医師が異動になったのでしばらくはその先生の分はあんまり忙しくないかも・・・？まぁ、実際はどうかわからないですけれど、４月に入り学会シーズンも到来するのでその辺りを避けた治療を行ったりする関係も出てくることでしょう。。。医師は多少入れ替わりますが・・・ボスはまだまだ健在です！最近お元気ないですが！！ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞかなーボスと言えば。懸念だったカビの生えたマウスピース（当院ではマウスピースを用いて卵を移動したりします）ついに新しいものに交換してくださいました！！！前から新しいものは用意されていたのですが、さすがに強引に洗っていることがバレたのかもしれません。少々チューブの劣化が激しくなっていたので交換しました。まだ今のところは、、、カビは生えていない模様です・・・そしてそして。ずっと懸念材料だった、特殊な胚移植用チューブ。このチューブは滅多に使うことはないのですが、たまに「どうしても」という方には使う事があります。でも余りにも「たまに」なので、新規購入はせず・・・１回使い切りのはずの物を洗浄・滅菌して何度も使用していたのですが・・・。強引に新しいものを開けたあるDr.は、ボスにﾌﾞﾂﾌﾞﾂ言われまくってましたが。。。ついに新しいものを購入してくださいました！ちょっとだけだけど！！！でもまぁ、良かったよかったこれで少しは、「これで良いのかこの病院」の悩みの一つからは解放されることでしょう・・・。ま、あくまでも「少しだけ」ですけどね・・・・・・というわけで、新年度一発目はボスの近況も兼ねた御報告でしたm(_._)m今年度も頑張ってお仕事しながら、ボスと戦っていきますよーそれでは今日もクリックお願いしまーすにほんブログ村

  2012.04.02

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  コメントへのお返事と今日のボス☆

  今日は週明け、イライラするかな、と想定しつつ培養室に出勤した早朝でした。。。　　（えぇ、毎週月曜朝は、いつものことです。想定内です）案の定、クリーンベンチの中は散らかり、顕微鏡の電源も、タイマーのスイッチも入れたまま、、、顕微鏡の台の上には、何かの怪しい液体が乾いてこびりついているし・・・。今朝も朝から忙しいことがわかっていたので、ブツブツ思いながら、掃除を進めている最中にボスが登場☆顕微授精用のマニピュレーターを観ると、針が折られてそのままになっていたので、ちょっぴり嫌味なように「あれ、先生、針折りましたか？」と聞いてみました。「あ、そうそう、ごめんな」と悪びれもせず、自己申告も無く。ボスは顕微授精は出来ないので、マニピュレーターの管理がわかっていらっしゃらない。だから、針が中折れしちゃっている時の処理の仕方とかわかっていない。大変なことだってことに気づいていない。・・・というわけで、私はマスク上は笑顔で「あ、針の先端が見あたら無いので先生刺さりませんでした？」とか気遣いのフリしつつ『ふふ。謝らせてやったぜ』と心の中で呟くチキンな私でした。一応、書いておきますと。顕微授精はあの小さい小さい精子を１個捕まえる針を用いるのでそれはそれは微細な操作が要求されるわけです。実際にはマニピュレーター装置を駆使して扱うわけですが、その設定とメンテナンスはかなり重要。通常なら、初心者の医師には触らせません。壊されたり設定ずらされたらたまらないので。ボスが平気で針を折るのは、マニピュレーターに対する気遣いが足りないからですねーさて。うっかりボスのことで一日書き終わりそうになってしまいそうでしたが。この週末に私がチェックしていなかったのが申し訳ないのですが、多くのコメントを二人の方からいただいていたので、そちらの返信をこちらに書かせていただきます。・・・今更のお知らせで大変恐縮ですが（汗）通常、私はコメントにはその場でお返事を書かせていただいているスタイルです。もしコメントをしていただいた方で、自分への返事を確認なさりたい方は、ぜひ、ご自身が書いた日付の日記をご確認くださいね。というわけで。コメントへのお返事です！お返事は関係ないという方が大多数ですので、今日はこの辺で。。。いつもありがとうございます！今日もクリックよろしくお願いしますにほんブログ村☆mizさんへ。　はじめまして、コメントならびに、コメント内でのご返信、ありがとうございます！同業者様とのこと、大変嬉しく思いつつ、反面、緊張の面持ちでもあります（苦笑）　毎日更新に関しては、週末はお休みさせていただいている場合が多いのですが、なんとか頑張らせていただいています。　こちらのブログ、広く皆様に読んでいただきたい気持ちももちろんありますが、出来たら各問題に対しては、同業者や医療関係者からの意見を伺いたかったり、気づいていただきたかったりする想いでブログを立ち上げました。もちろん他業種の方ならではの意見も貴重ですので、お待ちしている状態ではありますが！　保険に関しては私も専門家ではありませんし、意見を言える立場でもないと思っています。ただ、あまりにも患者様の要望が多いらしいのです。野田聖子さんもそう言っていました。今後政府がどうするのか、早急には絶対に決まることではないですので、ずっと見守っていきたいな、とは思っていますが、善し悪しは述べるつもりはありません。胚培養士が国家資格にならないという現状から考えても、難しいでしょう。胚培養士が国家資格になってくれたら良いな、と、こちらの方は思っていますが、学会の関係、医師の関係、そして最終的には医師と厚労省が決めることですので、いつまでたっても結論は出ない気がしています。ましてや、厚労省は胚培養士の存在は認めていますが、資格としては認めていないようですのでこれから先の道も険しそうです。現実問題、胚培養士の国家資格制度に関する検討会に管理胚培養士が呼ばれた、という話を聞いたことがありません。その立場の人間をどうして呼ばないのでしょうか・・・　現在イギリスにいらっしゃるとのこと、外から見ると私たちの世界はとても小さいのだろうな、とは思います。これからも貴重な意見をよろしくお願いいたします。☆一患者さまへはじめまして。二日に渡ってのたくさんのご意見、ありがとうございます。私は保険に関しては専門外ですので大変参考になりましたし、諸外国についてもとても勉強になりました、本当にありがとうございます。本当に知識が豊富で、意見も筋が通っており、すばらしいですね。正直、私のブログのコメントだけでは本当にもったいないと思いました。私のブログはまだまだ、一部の人間が見ている限りです。発信こそしていますが、ブログという性質上、なかなか全てを伝えるのは難しいですし、いつも私も悩みながら書いております。一患者さんの貴重なご意見は、ぜひ野田聖子さんや小渕優子さんといった少子化に関する勉強会をし、法整備を考えている議員さん達に是非お伝えくだされば、と思います。もちろん、現厚労大臣に意見を伝えても構わないと思います。が、出来れば直接動いている人たちに声をあげられたら、、、と思ってしまいました。がん患者さんと高齢で不妊治療を受ける患者さまの例えは極論だとは思いますが、日本は日本なりの考え方で、日本なりに法整備を進めていけば良いと思うのです。諸外国はあくまでも参考程度。がん患者さんなどの他分野は存じ上げませんが、少なくとも生殖医療の分野では、外国人と日本人はホルモンバランスから薬の効き方まで異なることが多いのです。だから論文も欧米のものはあくまでも欧米のものとして取り扱い、直接参考になるのは日本人をはじめとするアジア人のものが多いのです。ということは、欧米諸国の方法を直接日本では受け入れることができないこともある。不妊治療の一環でも、そういう類の治療法はありますので、治療法が異なるのではあれば、当然その背景の治療費に関しても異なって当然だと思います。たまたま私が先日、WHO, ICMARTに関係している先生からお話を聞けたので諸外国を参考にする日記を書かせていただきましたが、諸外国は本当に参考程度で「ふーん、そうなんだ」と感じる程度で構わないと思いました。私自身ボキャブラリーが貧困ですし、このブログという狭い世界ではなかなか伝えていくのが難しいと思っています。一患者さんの意見を私も心に留め、これからも治療に携わりブログを書いていこうと思います。お返事としてはあまり内容の無いものだったかもしれません、申し訳ありません。これからもよろしくお願いいたします。にほんブログ村

  2012.03.12

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  器具の滅菌期限、その１。

  今年は建国記念の日が土曜日で…平日に休めずなんだかちょっぴり損した気分になりますね(*_*)まぁ、めげずに頑張りましょう～…自分への戒めです(爆)今日は滅菌期限とボスについて書こうと思います。ボスネタです。。。(〃_ _)σ∥ボスの無茶ぶりは散々書いて参りました。。。団塊世代(ちょっと下かなぁ)の特徴とも言いますか、とにかくヒトの言うことを聞かない、ヒトに任せられない、かと言って向上心も改良しようという気もサラサラ無い。本当に困った厄介な、救い用の無い性格です。まぁだから大学でも病院でもトップにはなり得ず、科の中で偉そうにしているだけ、なんですがね…。ボスが全く気にしないものの１つに滅菌があります。 え。滅菌を気にしないってどんな意味だ・・・?フツーはそう思いますよね。フツーならね。。。どういう思考なのか、私には全くもって理解不能なのですが。全く知識の無い学生上がりの新人に不必要に大量の物品を注文させたりしていました。もちろん、使いきってしまって無くなっちゃう物は多少大量に備蓄しても構わないとは思います。場所さえあれば・・・ね。でも、ある時ボスが無駄に病院のスペースを使ってるのがバレてうちの科は使える場所が少なくなりました。まぁ、培養室は問題なく、以前から変わりませんので、汚かった培養室もどきを、整理し掃除して『培養室』に仕立てあげたのは私ですが・・・。そして、無駄に買い込んだ医療機材、培養道具。これらがあっという間に滅菌期限切れになってました。普通、なかなか滅菌期限って切れないのですよ。病院内で滅菌したもの、自分たちで滅菌したものならともかく、市販しているものは数年先が期限だったりします。・・・が、無駄に大量に購入してしまった結果、期限切れが発生！しかも、何となくパッケージが古くなっているように見えます。箱とかプラスチックとかが。再度滅菌をかければ使える、というのもありますが、明らかに劣化しているものは使えません。そして。ボスは。あろうことか「別にいいんじゃない、使えば」とアッサリとこちらに伝えてきます。「やってはいけないこと」を押し付けているに等しい。こういうのも、パワハラなんですかね・・・？もったいない気持ちは沢山ありますが。。。もう、使えないものは私はバッサリ処分しています。使用期限の切れている医療器材なんて・・・使って欲しくないのは当然ですよね？・・・というたわいもない話でしたが、明日はこれに関連してもう少し学術的なお話を。。。それでは今日もクリックお願いしまーすにほんブログ村

  2012.02.13

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  やっぱり手を洗わない無菌操作って・・・

  楽天ブログの機能が色々変わってしまいましたねー。特にどこでブログを始めても良かったのですが、今まで以上に使いにくさを感じる今日この頃です。掲示板もすべて削除する必要ないのにな・・・書いて下さった皆さん、本当にごめんなさい。私自信、残念ですブログを乗り換えるかはまだ決めてませんが（）さて。今日はちょっぴり時間がありませんというわけで、例によって、怒りの如く　つぶやきを・・・。（気分を害されると思われる患者様は今日はここまでになさっても結構ですよ）今年もボスがやっぱりしゃしゃり出てくることに変わらないみたいです。正直、見てられません。今後この病院にいらっしゃる他の先生方にはきちっと指導すべく現在マニュアルで正しい無菌操作のやり方も書いているのですが。。。やっぱり手を洗わないボス。やっぱりササっとアルコールかけるだけで満足するボス。やっぱり卵を壊しかねない「必要のない」操作を行うボス。紫外線を除去している蛍光灯ではないのに、光がないと卵が見えないボス。せっかく電気を消しているのに、わざわざ点けるしぶとさ。私は数々のボスの諸操作を見ていることができません。ちょっとでも「間違っているよ」という事を丁寧に謙譲的に伝えてもフルフル震えていきなり意味もなく怒りだすボス。見ていられない、というのもズルイとはわかっているけれど・・・この業界で有名なボスは、誰の言うことも聞かないことも有名なんです。誰をもってしても、ボスを屈することはできない現状で。とりあえず、卵に及ぶ害は最小限に抑えるようこちらで努力して。それが今できる精一杯のこと。手を洗わない、汚いボスを、私は生理的にも受け付けません。でも・・・頑張って少しずつ改善しなくちゃ。今はマニュアルを改めて作成して、正しい事を書き込んでいく作業の真っ最中。とにかくボス以外の人間には正しい事を伝えて広めていくしかありません。今年も・・・・・頑張らなくちゃ・・・・・・・・というわけで他愛もないつぶやきで、今日はごめんなさいm(_._)mクリックはいつもの通り、お願い致しますーにほんブログ村にほんブログ村

  2012.01.18

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  クリーンベンチの使い方。

  今日は・・・案の定の予測通りの週明けイライラパンチからスタートしましたまぁ、昨日好き勝手にやっていると思われるボスだったので、今日は「お片付け」が大変だろうとは予測していましたが。まず、クリーンベンチの風が「無風」。・・・。クリーンベンチとは、無菌的に操作する机です。もちろん手をよく洗い、アルコールなどで消毒し、クリーンベンチ内も、持ち込むものもすべて消毒してから無菌的に火炎滅菌などしながら、操作をします。そして、クリーンベンチには「風が吹いている」。これは、プレフィルターといって、まず空気中のおおよそのゴミを取り除いて、そのあと、ヘパフィルターといって、かなり分子量の小さいものまで取り除く事が出来て、いわゆる、クリーンな空気が流れるようになっています。最近では、インフルエンザや花粉を取り除く空気清浄機にヘパフィルターが使われているから、だいぶフィルターの知名度も上がってきました。この空気の流れ。吹き出し式と循環式があって、吹き出し式は、上から下へ向かい外へ風が流れる。自分が座っている方へ空気を流してクリーンなエアーがクリーンベンチを流れるようになっています。循環式は、クリーンベンチの私たちが座る辺り（手前）に吸い込む口が設けられていて、クリーンなエアーによる、エアーカーテンのようなものが出来上がる構造。うちは循環式（私は吹き出し式が好きですが）なのですが、どちらにしても、空気が流れていなければ、風が流れていなければ、その機能は発揮しません。ところがボスは。まず、手を洗いません。何度言っても我関せず。30年これでやっているのだから良いのだ、という無茶苦茶な理論で通します。まぁ、かろうじてアルコール消毒と火炎滅菌は行っていますが、、、。しかし、ボスはクリーンベンチの使い方を習っていない。世代的に無理難題かもしれないのだけれど、ボスは誰かに何かを教わっていない。まぁ、医師は医師になるまでは、こういう実務的なことは習わないし、実際に、実験などしなければ、習わないのは当然のことなんですけれどね。しょうがないのだけれど、だからと言ってそれで良いという問題ではないんですがね。そして。キャピラリーという、卵を移動するためのガラス器具を作るのですが、ボスが、また、30年やっている割にはお上手ではなくて。私はアルコールランプだろうが、ガスバーナーだろうが、簡易バーナーだろうがどのタイプも扱って来たのでどのタイプでも作れるけれど。ボスはこの道一筋で、前から同じものを使っているはずなのに、クリーンベンチの風を緩めないと作ることが出来ないらしい。だから、ほうっておくと、クリーンベンチを「無風」にする。キャピラリーを作りおわったら戻せばいいのに、その時点ではそんなこと、忘れちゃっている。あぁ・・・・。だから、ボスは、気がつかないというか、気が利かないと言うか、胚培養士にはつくづく向いていないなぁ、集中力がないなぁと思う日々なのですが。まぁ、月曜の今朝まで無風な状態で放置してくれているので、その間は、無菌操作をしていても、実際には無菌操作にはなっていません。あ。根本的に「手を洗っていない」というおまけ付きですがね。。。とにかく。来年度から来る新しいDr.達にしっかり教えるためにも。ちゃんとマニュアルを見直して、正しいクリーンべンチの使い方を教えなければなりません。扱い方はわかっていないのに、結構適当なのに、知っているかのように若い先生に教えるその姿が私にはイライラしてしまって、見るに耐えられない状態です。そんなことを防ぐためにも、後からしっかりと、正しい操作法を各先生、各胚培養士に教えないと、です。学生の時にちゃんとやっているかいないかって、結構あとあと、わかっちゃうもんなんですよねーそれでは、今日もクリックをお願い致します！お粗末さまでしたにほんブログ村にほんブログ村

  2011.12.19

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  とある培養室長さんとの話。

  土日はなんだか忙しかったり、PCを開く時間が無かったりしてブログをお休みしてしまいました。今週は学会があるというのに、まったく採卵の件数など減る気配もなく・・・（汗）私は発表もありますが、どうやら学会会場と病院を往復しなければならないかもしれません。学会って、参加費がとても高いんですよ・・・。学術講演会で、貴重なお話を聞けるし、普段会えない仲間とかにも会えるから、貴重な場であることはわかるんですが、なかなか高いので、せっかく払うのならキッチリ参加したいのですが、、、。うちのボスは偉い人なので、学会には参加しなければならず、結局のところ、「あとは任せた」状態になってしまいました任せられて嬉しいやら、学会に参加できずガッカリやら・・・。さて。タイトルの通り。先日、とある大きな病院の培養室長さんと沢山お話しする機会がありました。まぁ、お酒の席ではありましたが、私の悩みを聞いてもらえて、賛同してもらえて、ちょっぴりホッとしました。うちの病院では、独自の方法で卵を凍結している、と、こちらでも何回か書かせていただきましたが。そして、やはりその方法はボスのお気に入りで。どうして、ほかの施設がやらないのだと、首をかしげておりますが。ぶっちゃけ。使用しているものが独自作成のため、安全性の保障がありません。売っているものは、厚労省なりアメリカのFDAなりで認可を受けているので感染ほかなどの安全性が保障されていますが、自分たちで作成したものには、保障が当然ないんですね。動物実験ならまだしも、臨床にこういうのを応用させようとするところが意味不明。そりゃ、大昔は、皆さんお手製でしたけれど、今や安全性が一番の時代です。それに、成績がすこぶる良いのなら、お手製でもまだ構わないけれど。とても不安定で成績が悪い。ボスはこの方法しか具体的には知らないから、（もちろん口コミ情報・学会情報などでは他を知っていますが）どんなに市販のものが成績優秀か、知ろうともしていません。特に。卵の細胞質の周りにある「透明帯」という部分。これが壊れちゃって、そこから卵をダメにしていることが多い。これはボスに言わせると「卵のせい」。しかし、私は今まで他の病院にいたときはそんな現象、見たこともなかった。その培養室長さんの話でも、何百例に一例あるかないか、ですよね・・・。との話で。やはり、これは異常な成績の悪さであるにもかかわらず、ボスはこの凍結方法のせいだということを認めない。いくら丁寧に取り組もうとも、いくらこちらが頑張ってみようとも、あまり成績改善にはつながりません・・・。いや、もしかしたら。ボスにやらせなければ改善するかも、だけれど・・・。それはボスが許さないので。キレるので。パワハラしてくるので。今後、私に完全に任されたら、真っ先に変えたいのが凍結方法なんですよね。誰がどう見ても、市販のある製品の成績が一番良いので。あ。卵が壊れる、壊れないなんていうレベルではなくて、妊娠率、出産率が高い、という意味での成績が良いのです。また一つ、私が間違っていないことが証明されてホッとしました。今度、その大きな病院に見学に行って、お互いに意見交換しよう、ということになりまして。胚培養士どうしの意見交換はとても貴重なので、意気揚々としています。追伸学会に参加することも、胚培養士の意見交換の貴重な場でもあるんですよ（涙）それでは、今日もクリックをお願い致します。いつもありがとうです(^o^)//

  2011.12.05

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  卵の「壊れ」。

  今日も、ボスがやってくれました採卵をする時は。卵巣に長い針を刺して、卵が含まれている袋（卵胞と言います）から卵が含まれている液（卵胞液と言います）を吸引してきて、その中から私たちは卵を探すのですが・・・。その「吸引」というのは色々なやり方があって。針を刺している人とは別の人が注射器を引く形で吸引したり、吸引ポンプというのを使って吸引したりするのですが、その針の細さと、吸引圧（引く力）の加減によっては卵が壊れてしまう事が、無い訳ではありません。ただ。あまり経験するものではありません。本来なら熟練した医師と補助者が熟練した技術で採卵をするから。まぁ、大きな病院や大学病院では、その技術を積んでいる段階の医師も大勢いるので、熟練した技術、、、というのはちょっぴり難しいかも知れないけれど、指導者がしっかりしている「はず」なので滅多に変なことにはならない。ところが、ここのトップは「ボス」なので。しばしば適当な指示をするために、なぜか患者様の貴重な卵のせいだ、ということになってしまい、卵が壊れてしまう事があります。それは、私たちが卵を探している段階で、すぐに気付く事が出来る。それほどに被害がハッキリしているものだけれど。今日の採卵では、そんなことはなかった。が。が、しかし。ボスがまた例によって卵の成熟度をジックリ見極めている間に、その事件は起こった。それを見ていたのはＡちゃん。私はすでに他の仕事に取り掛かっていた為、見ることはできなかった。ボスは細い針を使って、卵の中を覗きこもうとする。卵は周囲に細胞がギッシリと付いており、それが卵の成熟に関するはたらきと、卵を保護する働きがる為に、簡単に外れたりはしない仕組みになっているが、その重要な細胞を、ボスはいつも強引に取り除く。最終的には「酵素」を使わないとすべては取り除けないので、針を使って、物理的に強引に。そして。その針が、あろうことか、卵にあたることがある。普通は、そういう作業をしても、卵に針先があたることは無い。卵は球体だし、針先があたろうとしても、卵自身が周囲の細胞とともに針を避けるから。なかなか小さいものに針を刺そうとしても、普通は刺せません。だから、卵も目で見える範囲では刺せません。顕微授精などをしてやっと刺せる、それも簡単ではない状態の卵だから。そう。卵は簡単には壊れないんです。が。ボスは強引に周囲の細胞を引き延ばし、針先が卵に触れ、卵が壊れてしまう事がしばしばある。本来の採卵、本来の不妊治療なら起こらないこと。本来はやらなくてもよい、操作。だから、壊れないのが卵。だけど、ボスは自分の私利私欲のために、自分の興味の為だけに周囲の細胞を取り除こうとするがあまり、卵を壊してしまうんです、たまに。今日もそれが起こった。Ａちゃん曰く、複数個が被害にあってもしょうがないようなずさんな作業だったよう。結果的には、卵１個がおかしなこと（変形？）になっていただけでしたが、ボスによって、大事な、貴重な卵がまた今日も被害にあいそうになる。ボスがあんなことをしなければ、今日も卵は「壊れ」なかった。今まで他の病院にいて卵に「壊れ」というグレードなんて無かったので。この病院に来て、しばしば「壊れ」がある卵にビックリした。他の病院であれば、本来は無いはずなので（ある病院でも同じ事が行われていると言う噂を耳にしましたが！）卵に「壊れ」なんていうグレードはありません。すべては、ボスの余計な作業のせいなのです。どうにかしてください。ボス。本当に迷惑です。

  2011.11.25

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  ボスがこの病院では一番問題児。

  今日もとても忙しく。なんだか、「ほえー」っとしちゃうぐらい、バタバタで疲れちゃいましたーお仕事が忙しいのは良いことのようで。昨日も書いた通り、本当に受精率も高く、良好な卵ができる率がとても高くなっています。おかげさまで、努力が少しずつ実を結んでいるのかな、とか思いつつ。今日のボスは本当にひどかった患者様の卵を壊すとか無くすとかそういう重大な事故を起こしたわけではないけれど、自分の気のすむだけ卵を触り、途中で面倒くさくなると、私に残りの仕事を投げていった。おかげで、忙しい中に仕事が食い込んできて、私はお昼もろくに食べる時間がありませんでした。。。まぁ、適当なことをされるよりは、私に投げてくれた方が良いのですけれどね。今日の朝のこと。朝は早起き合戦を終了した様子で、私が無菌操作を行う「クリーンベンチ」を綺麗にした後に、皆でボスをお出迎え。でも。放っておくと、すぐに明かりをつけかねないので、明かりのスイッチの近くには人員を配置し、ボスが簡単に電気をつけられないように采配。そしてクリーンベンチの明かりをつけられないだからという訳でもなく、無駄に顕微鏡の明かりを最大限にするボス。卵がダメになってしまう、と散々発表を聞き、論文を読んでエビデンスを得ても、一つも「良いこと」を実行しようとしないボス。顕微鏡の明かりを最大限にすると、通常は目が痛くなります。明かりが強すぎて。でもボスはもう退職も近い御年齢。当然目が良いわけもなく、顕微鏡も明るくしないと見えないのでしょう。そんなに明るくしなくても、光度と反射板をうまくつかえば、卵はとてもきれいに観察できることを散々実行して見せても、全く気にせず、明かりをひたすら明るくする。私たち大人が「目が痛くなる」という被害が出るというのに、卵にとって良いわけがありません。それを皆が執している昨今では・・・さっさと卵を培養器に戻すことを皆が気付いて、戻させてくれます。卵に第一なことは何か、というのを皆に伝えてきて良かった。他の医師も他の胚培養士も、ジリジリとボスの操作を見守って、イライラしながら・・・だーれもボスの喋りながらの胚操作を聞いちゃいない。観ちゃいない。ただ、まんじりとボスの操作をみんなで囲っているだけ。私の場合「そんなの良いから、早く卵を操作して卵をしまえ！」と思いながら、ボスの操作は見ていられない。卵がかわいそうすぎて。なんで「自分じゃなきゃだめなんだ」と思っちゃうんだろう。今まで本当に自分より常識ある上級者に教わってきていなかった証拠だな、とつくづく思う。本当にボスは迷惑です。卵のことをどうしても一番に考えられない。ついさっきもほかの医師から「あの卵が壊れちゃったのは、ボスがやったの？」って聞かれちゃいました。そうなんです。結局ここでは、ボスが一番のガンなんです。それでは。。。今日もクリックをお願いいたしますm(_._)m

  2011.11.18

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  ボスの目は盲目・・・卵をまた失くされそうになりました。

  うーーーん。今日はボスに頼まれたお仕事をしていたらすっかり残業ですよ。あーぁって感じですねぇ。昨年の集計をするように言われたんですけれど、っていうか、今までも散々伝えて来たんですけれど、毎回注文の仕方が違うと言うか、まとまりがないというか、で、せっかくこちらがメモって置いたものも生かしきれず、集計の見直しをせざるを得ない状況でした・・・しかも、集計をしていたら、Kちゃんに見直しを頼んでいた、学会への登録のミスが沢山発覚して1個ミスが見つかると、他も心配になるもので、結局見直しを結構やっていた結果、時間がかかってしまいました・・・。でも、ボスは依頼するだけなので、なんのために使うのか、なんのための集計なのかは教えてくれません。チーム医療なんてなんのその、なんですよね。。。そういえば。今日はAちゃんから困った事を聞かされました。曰く、ボスはやっぱり目が見えていないのではないか？・・・という旨です。普段、日常生活には困らなくても、私たちが扱う卵や精子はとても小さいもの。卵：1mmの1/10から1/5ぐらいの大きさ：ヒトの細胞で一番大きいんですよ精子：幅は1mmの1/250ぐらいの大きさで、長さは1mmの1/20ぐらい：ヒトの細胞で一番小さいんですよその精子や卵を顕微鏡で見るのですが、ボスは「卵を触りたい」というだけで培養室で胚培養士の仕事を奪い取っているヒト。卵を触るのは注意深くしていただければ、問題ないのですが、ブログ立ち上げ当初から何度も書いているように、ボスは全く注意深くなく、がさつで、胚培養士に最も向いていない集中力の無さ。無論、文句を言ったり「こちらにやらせて下さい」と言った途端烈火の如く怒り狂い（見ていてアホ臭くなりますが）、パワハラの嵐。30年以上やってきたのだし、これからもやるのだ、と息まく始末。手に負えません。しかも。卵を顕微鏡で見る限り、結構大きいのですが。他の医師の前では卵の扱い方を、それは偉そうに語るのですが、全然なっていない。胚培養士の私から見たら、正直、雑な扱い方なのですが。今日のAちゃんの話では、たまらずAちゃんが突っ込みを入れるまで、卵を捨てる細胞と一緒にしていたそうで。危うく貴重な卵を捨てられるところでした。今回はなんとか事なきを得たのですが、でもその間、雑な扱いを受けていたので、卵の質がちょっぴり低下。顕微授精は私がやるのですが、ちょっぴりやりにくかった。本当にボスは顕微鏡ごしでも、卵が見えていないのだと思います。私だって、あまり歳がいったら、顕微鏡が見えなくなると思うんですよね。だいたい50歳前後から、見えなくなるよと、ある女医さんが言ってましたし。だから。　卵は失くす。　卵を壊す。　卵とゴミの区別がつかない。　顕微鏡を最大限に明るくしないと卵が見えない。・・・おそらく、こういうことなのだと思うのです。好きなら好きでも構いませんが（無論、私もこのお仕事好きですし）自分が無理だな、という線引きはしっかりやるものだと思うんです。いつまでたっても、我が我が、なボス。いつになったら辞めてくれるのか・・・今日はAちゃんも途方にくれながらボスの監視をしていたのでした・・・。患者様に迷惑をかけるので、どうか臨床の場に出て来ないでください、ボス。私たち、スタッフ一同からの願いです・・・。それでは今日もクリックをよろしくお願い致します！にほんブログ村にほんブログ村

  2011.11.10

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  培養室で週末に起こったこと（涙）

  土日はブログをお休みしてしまいました（汗）今日からまた色々と書いていきますので、よろしくお願いしますーさて。今日は月曜日ということで、例によって朝は微妙な心持ちで出勤しました週末にボスが卵を見たらしいのですが。　どうやらその時のまんまだったらしい。　　★例によって手を洗わないので。　　　無菌操作をするクリーンベンチはベッタベタの手垢が付いている（ｷﾀﾅｲ！）　　★クリーンベンチの主電源が入ったまま！！！　　　本来は顕微鏡の電源を切ってから、　　　顕微鏡のレンズは最小限にして一番見やすくして　　　明るさは卵に優しく暗くしておくことがマナーでベター。　　　ボスの場合。　　　顕微鏡の電源は切られておらず、　　　明るさは煌々と照らされたまま　　　しかもクリーンベンチの蓋（覆い）は、やや半開き。　　　　　　培養室の電気は消されていたので、　　　暗い中、ボウっとクリーンベンチの中で　　　明るい光を放つ顕微鏡。　　　　　　・・・むろん、顕微鏡の電球の寿命は短くなります・・・　　　・・・半開けなので、無菌的な状態を保てません・・・　　　という状態が朝の培養室でした　　最悪な状態の培養室の掃除から始め・・・・・　と思って、　無菌操作ができるクリーンベンチをリセットする意味でも綺麗にし始めたら。あれ・・・あれれ・・・・？？？？？冷蔵庫さん？どうなっているの？？冷えているみたいだけれど、様子がおかしいじゃない・・・？冷えてはいるし、扉は閉まっている模様だったのですが、冷蔵庫の下が水浸し！！！！！本当に週末は何もなかったのか？いや、そんなことはない。週末に水漏れし始めなければ、あんなに水浸しにならない！・・・ってぐらい、ひどい状態で。今朝は朝から冷蔵庫のお世話を涙ながらに始めました。。。家庭用の冷蔵庫でも10年弱でちょっとおかしくなりますよね。（うちの家の冷蔵庫も限界・・・（爆））この培養室の冷蔵庫もそれなりに歳を取っているらしく。確かに最近ちょっと調子悪かったんですが。。。っていうか。胚培養士たるもの、その辺の細やかな違いには気づくのが当たり前というものです。医師はやはりその辺の細かいところに目が届きにくい。ずっと培養業務をやっている訳ではないし、本来なら外来業務などが忙しいはずだから（ボスは外来出ませんけど）いっつも培養室のちょっとした変化に気づけるかといったら難しいのはしょうがないんです。でも、培養士の仕事を払いのけて、自分がやりたいからとただそれだけで、私たちの仕事を奪い取っていくボス。でも、そういう培養室のちょっとした変化に気づくことはできないボス。所詮、そんなもんなんですよ、ボスは。胚培養士としては、問題アリアリなんですよね。そもそも、胚培養士じゃないし。まぁ、そんなわけで。今日は早朝から、バタバタと気の抜けない週の始まりでした。あー疲れた。。。では、今日もポチッとお願いしますにほんブログ村にほんブログ村

  2011.11.07

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  培養液の温度とpH

  IVF学会が終わってから、ボスが「何をいまさら？！？！？！」・・・なことを言ってきました。ボスは今まで、培養液についてとても甘い考えをお持ちでした。少しでも「培養」をやったことがある人間なら、そんな過ちはしない。実験レベルの話ではなくて、臨床レベルなんだから知っていて当たり前のことを知らなかったご様子。それは・・・・・。ボスから、こんなことを言われたからです。「培養液を培養器（インキュベーター）にどれぐらい入れておいたらpH（水素イオン濃度）が調節できるのか、調べてくれないか」・・・。私は目がテンになりました。そんなこと、業者さんもデータを出しているし、実際ここではどうかって、昨年のうちに試験（検査）は終わらせています。今までボスは「30分くらい培養液を培養器に入れておけば使えるから」・・・と訳のわからないことを言っていて、土日にハタ迷惑なことを行っておりました。それがおかしいことを知っている私や何名かの医師たちは、ちゃんと事前に培養液を準備して、卵に、患者様に迷惑をかけないうように対処策を練っていました。・・・30分で調整できるのは、せいぜい「温度」ぐらいです。培養液を37℃の培養器に30分くらい入れておけば、培養液が37℃程度にまで上がります。これも当の昔に試験済み。卵は、約37℃で育ちます。人間の体内が37℃弱ぐらいで代謝活性が上がるのと一緒。低い温度だと代謝が低下して・・・卵の細胞分裂が行われなくなったり、おかしなことが行われる可能性があります。それは赤ちゃんになる卵としては致命的なこと。でも、培養に重要なのは、温度だけではありません。これは、以前も書かせていただきました。培養器は酸素と二酸化炭素と窒素によって構成された状態になっています。いま、ここで使っているのは、一般的なタイプで、酸素が５％、二酸化炭素が６％、窒素が８９％です。空気よりも二酸化炭素が多くて、酸素が少ないんですね。それは、子宮内・卵管内もどうやら同様のようです。そして、その酸素と二酸化炭素の量が重要なわけは、、、。「酸性」とか「アルカリ性」とかっていうpH(ペーハー）を調節するため。二酸化炭素の６％によって、培養液が培養に適した条件になるようになっています。そのｐHは7.2~7.4ぐらい。空気（大気）中では培養液はｐH8ぐらいと弱アルカリ性になっています。それを培養器の中に培養液を入れて調整するのに数時間かかります。ところがボスは今まで、そこに着目していなかったとか。今更・・・30年やってきて・・・・なんで・・・・？？？以前試験してあることは伝えましたが、あらためて試験もしてみました。やっぱり、30分ではとても卵を入れられる培養液にはなっていません。温度こそ上がっているものの、ｐHはまだ弱アルカリ気味。しょうがないので・・・・また明日にでも改めてボスと知らない医師たちに伝えなければなりません。ボスが正しいことに気づいてくれるのはうれしいことですが・・・それにしても、なんで。意味が分からない。知らない理由がわからない。なのになんであんなに「自分が正しい」と連呼するのかも。ほとほと、ボスには呆れてしまいました。なんだかなー。・・・ってなわけで、今日もポチッとお願いしますにほんブログ村にほんブログ村

  2011.10.27

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  今日もまた、卵崩壊。

  今日もまた、ボスがやってくれました　複数個の卵を凍結保存してある患者様。　今日は胚移植予定で２個溶かして、１個か２個胚移植する予定でした。今日はたまたま、外来受付前の時間だったのと、どんな風に卵を溶かして壊しているんだろう・・・ということを考え、私もボスの後ろについて、操作や卵の行方をガン見させていただきました。。。操作はまぁ、悪くない。かな。卵もすぐに見つけられたし。（うちのやり方だと卵を見つけにくい凍結方法なのです）でもすでに、凍結する媒体の上にのっている段階で怪しかった。　「なんでだそうなぁ」「完全にダメになっているなぁ」・・・とは口走るものの、次を溶かせばよいやと、かなり楽天的で失礼極まりないボス。担当医の先生に相談したところ、しょうがないので、もう１本溶かしてよい、ということに。そちらは問題なく、きれいなピカピカの状態で復活しました。後から担当医が来て・・・なんでなの？何かあった？って私に陰で聞いてくるものの・・・理由は見当たらず。・・・というか。理由はわかっているんです。　ボスが開発した凍結保存の方法がよろしくないから私がこの病院に来て、沢山驚いたことがあったのは先にも書いておりますが。この凍結方法もしかり。なぜボスの開発した不安定な方法でやらなければならないのか、さっぱりわからない。安全性も考えられておらず、優れた成績でもない。コストパフォーマンスが良くったって、安全性が損なわれているので意味がない。以前聞いたらただ単に「自分の開発した方法でここではずっとやってきたから。」自分が開発し、今までやってきたことを続けたいがために、安全性やクオリティーの向上を一切無視しているボス。患者様は実験台ではないので、本当にそういう勝手なことはやめてほしい。だって。　たとえば、ある医師がずっと今まで30年ぐらい使ってきたお薬があるとするじゃないですか。　そのお薬について、最近調べたところ、重大な副作用と事故になる原因が見つかった。　当然、厚労省はそのお薬を使用禁止にします。　・・・　ところが。その医師が「ずっと今まで30年ぐらい使ってきたから」というだけの理由で　たとえ副作用が出ようとも、そのお薬を使い続けている。　安全性が確立されていないのだから、ダメだと言っても。ボスは、それと同じことをしているんですよ。ただ、直接患者様に使うものではなくて、患者様からお預かりした、貴重な貴重な卵や精子を対象にしているというだけで。なんど話を聞いても、何度変えない理由を聞いても、自分の興味だけのために。実験感覚で。ボスは新しい方法や正しい方法を受け入れていないだけなんです。培養液や培養に関する機器を扱っている業者さんだって、そりゃ、呆れますよ。あんなに有名な医師なのに、その医師が、目的通りの使用法を行わないで、勝手に実験的に培養液などを扱っているんですから。・・・・・以前。今回と同じように４個ぐらいの卵を溶かされてしまった患者様がいらっしゃって。私も担当医も怒りまくっていたのですが。結局、最後の１個の凍結してあった卵を戻して胚移植した結果、見事に妊娠された方がいらっしゃいました。本来、凍結融解胚移植の妊娠率は高いものなんです。子宮の状態を、胚移植にベストな状態に整えて臨むから。それなのに、簡単に卵を無駄にするボスを、やっぱり私は赦せないのです。今日は・・・昨日注射されたインフルエンザのワクチンのためか、しばしば頭がボーーーーっとします。そんな私に、優しいクリックをにほんブログ村にほんブログ村

  2011.10.20

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  早起き合戦・一時休戦中

  今週に入ってから、どうやら早起き合戦は、一時休戦中のようですえーーっと。早起き合戦とは・・・こんな感じに過去に書いています　　早起き合戦　　早起き合戦２　　　早起き合戦・敗北　　　　今朝も早起き合戦　　　　　　続・早起き合戦　　　　　　続々・早起き合戦　　　　　　　続続続・早起き合戦・・・ってな感じで、シリーズ化するかのように良く私が嘆いています（爆）もし、お時間がおありでしたら、垣間見てくださいねそして先週。私はボスと軽くバトル致しました。結局のところ、僕が僕が僕が・・・・・っていうわけのわからない理由で、ボスは早起きがエスカレートし、病院の真裏に住んでいるにもかかわらず、超早く出勤しているようです。でも。昨年よりは明らかに早起き合戦がエスカレートしている。他のDr.達が身体を壊してまでも早起き合戦に参戦してしまっているから。ただ、それでは私が胚培養士として、胚培養士の見習いであるAちゃんやKちゃんに指導ができない。早起きして勝手に胚培養士の仕事をされ、それでグチャグチャにして去っていくから。AちゃんとKちゃんに、ちゃんと胚培養士のお仕事を指導したいので、それで先週はボスとバトルしたのですが。どうやら、今のところボスはその時決めた時間を守ってくれているらしい。私がそれでも始業よりかなり早く来て、（普段よりは10分以上早い電車に乗っている）胚培養士として、当然の仕事。朝の培養室の点検と掃除を済ませた頃に他の培養士とDr.達でボスの登場を迎える。うん。とても気分が良い。ボスなんだから、「我が我が」ではなくてちゃんと後から来りゃー良いんです。点検はおろか、掃除もそこそこに卵を触ろうとするから、私は毎朝片づけと掃除にイライラしていたんです。今のところ今週の３日間ではありますが、、、、、。何とかボスの早起き合戦は休戦状態になっています今後もずっと続きますように・・・・・。そして、AちゃんとKちゃんがちゃんと胚培養士の仕事を覚えられるように「我が我が」と勝手になんでもやってしまいませんように。今まで胚培養士が居なかったからって、本当に勝手すぎるのです。他の仕事が忙しいのなら（とバトル時に言っていたけど、外来には出てきません）胚培養士の仕事は胚培養士に任せればよいのです。あなたがやると壊したり無くしたり、汚い手で無菌操作したり、正直、ろくなことはないので、、、、。どうか少しずつ、胚培養士の仕事から退いてくれるよううまく導かないと。今以上、患者様にご迷惑をかけるわけにはいきませんから。ポイントはやっぱり、ここです！！！・・・というわけで、今日もありがとうございました＆よろしくお願いしますにほんブログ村にほんブログ村

  2011.10.19

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  ボスと久しぶりにバトルしました。

  日々のボスの滅茶苦茶なやり方にほとほと嫌気がさしている今日この頃。私たちの仕事が忙しくなればなるほど、ボスも無駄にハイテンション。前にもましてやり方が雑に、酷いことばかり起こります。今朝は、ちょっとしたことでボスと言い合いになりました。皆のいる前で★最近ボスがエスカレートしているので。言いたいことがあるならハッキリ言えば良いのに、言わないで機械の設定だけ勝手に変えるし。私も対抗して、無言で設定を元に戻していますが。卵のことを一つも考えていない、自分の興味でしか見ていないボスには何をひとつとっても賛同できない事ばかりだから。　でも。うーん。皆、逃げるんだよなー。困ったものです。　胚培養士が胚培養士の仕事をちゃんとしたい、と言っているだけなんだけどね・・・。今朝は「あんたが間違っているんだ」というのをとても丁寧語で遠まわしに伝えた所、結局ボスが爆発。「今までここでは僕がすべてやってきたのだから、　卵もすべて僕がじっくり観察して、僕が判断しなければならないんだ」と訳の分からない事を。。。卵をじっくり観察したら、卵の温度が冷えてpHが変化して、卵がダメになっていくだけです。ってか、自分じゃなきゃとか訳わかんないことを言っているから、誰もあなたを真には師事しない。誰もついてきていないことを、30年以上携わって来て気付かないのが逆に素晴らしい。100万歩譲って、ここがボスの開業したクリニックだとしたら、それは通るかも知れません。ボスの病院だもの、ボスの好きなようにやれば、って事で。誰も付いていかなくても、皆がどんどん辞めても、また新たに雇えば良いだけだし。でもうちの病院はクリニックではありません。病院なんです。決してボスが経営している訳でも、理事をしている訳でもない。ボスだって、ただの勤務医に過ぎません。雇われているだけ、なんです。ただ、不妊をやっているここの科で一番上だっていうだけで。病院長でも副院長でもなんでもないんです。だから、ボスが一生ずっとここで勤められる訳ではない。定年だってもちろんあります。なのに、自分がやってきたから、自分がやらなければならない・・・・？　バカなの・・・？皆が同じようにやれないで、だれが後を引き継ぐの？患者様の大切な卵は、どうするつもりなの・・・？自分が辞めたら、捨てるつもりなのかしら・・・？自分が顕微鏡も実は良く見えていないこと、自分が一番分かっている癖に。私という「胚培養士」がここに来て、自分が間違っている事があることに少しずつ気づいている癖に（気づいていなければ、ただの素人です）。自分が自分がって言っているから、誰もあなたについていかないんですよ。30年以上経っても気づかないなんて、それ、すごーーい。とにかく、考えるとイライラすると言うか、苦笑してしまうと言うか、そんなことばかりです。結局の所、今朝の一件は、ボスと私の折衷案を出しました。それで解決。そのあとは通常業務。ボスが面倒臭くなって途中で投げた、卵の凍結もしっかりとやりましたし。今までどういう生き方すれば、あんな人が出てくるんだろう。上がダメなら、企業だって病院だって、ダメなんだけどね。わかってないなぁ。とにかく私は負けません。ボスが間違っていることを、一つ一つ訂正していきます。少々時間はかかってしまうけれど・・・。患者様の為に。卵の為に。精子の為に。私は負けません。・・・というわけで、今日もよろしくお願いしますにほんブログ村にほんブログ村

  2011.10.14

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  ボスが自分の患者様の卵を壊しました。。。

  今日は忙しい一日でした。。。朝は特に忙しく、私たちが他の患者様のお仕事をしている最中に、珍しくボスの患者様(VIP様）の凍結してある受精卵を溶かす作業があり、もちろん、ボスが意気揚々と溶かしていました。・・・。で。案の定。やっぱり。ボスは卵を壊してしまったらしく、さらにその壊れた卵は形跡なく片付けられておりました。。。ボスの患者様ですから、ボスが卵が壊れた件を説明するわけです。が。自分のやり方や自分の不注意で壊れた、卵を無くしたなんて、100％言いません。確かに、その患者様の卵は若干弱いところがあり、以前も溶かした卵が100％回復することが出来なかった経緯があります。でも今までは完全に壊れた訳ではない。どう考えても、今回もこれはボスの人為的なミスです。　凍結したり溶かしたり、という行程で、　卵の細胞のいくつかが壊れたりすることはあります。　でも、５０％以上の細胞が元気であれば、卵は復活することがあります。　　現に、５０％ぐらいの回復率であった卵ちゃんを子宮にお戻しして、妊娠・出産した患者様がいらっしゃるのです。卵の回復力・生命力はそれだけ素晴らしい、強い、ということなんです。でも・・・完全に壊されたり、失くされたらどうしょうもありません。いくら自分の患者様でも、理由をごまかしてよい、ということはないはずです。なんで平然としているのか、私には理解不能です。本当に、早く辞めてほしい。。。もしあなたが患者様で、こういう現状を知ったらどうなさいますか？考えられたこと、ありますか・・・？大変申し訳ありませんが、私は例え自分が患者になっても、このボスにだけは卵は触らせたくありません。それが、普通の感覚だと思います。にほんブログ村にほんブログ村

  2011.10.13

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  再び、卵壊される。

  久々の三連休をいただいてしまっていたので、、、ブログの更新が3日間もありませんでした。ごめんなさいおかげさまでリフレッシュすることは出来ましたが、、、（汗）さて。原則的に、波乱万丈の週明けになることは覚悟の上、の連休明けでしたが。さっそく、やられました。しかも、連休中にも「なんか」やってあった・・・。せっかく掃除したばかりの培養器を使われていて、まぁ、それはブツブツ言いながら培養器を使い直して。（これは、私サイドの問題で、全く大したことではありません）まず、その1。本来なら、もう凍結しないはずの卵が勝手に凍結してあった。しかも様子がつかめない。さらに、今日、なんのコメントもない。　ボスは完全にコミュニケーション能力に欠けているのです。　皆に伝わっているかな、と思うことは大抵伝わっていない。　さらに、伝えてほしいべきことも伝わらない。気がつく培養士なら、原則的にちょっとした培養室の変化にも敏感に気づくので。私は、すぐさま今朝、あぁ、、、。と気づきました。しかも台帳などが中途半端。書いていたり、書いていなかったり。正直、毎週週明けは、ボスが勝手にやったことを「チェック」するのが日課です。本当に、こちらから何も言わなければ、向こうからは何も言って来ない。なんでそれで良いと思っているのだろう。自分はあとちょっとで退職の年齢なのだし、この病院にあと何十年も携わることなんてできないのだから、凍結してある卵や精子の事は、パッと他人が見てもわかるようにしなければいけないのは、当たり前のこと。ごくごく、本当に当り前のこと。それなのに、ボスはその心が全くわからないらしい。自分さえ良ければ、自分さえわかっていれば、それで良いらしい。　本当に。本当に迷惑です。そして、その2。また、やられました。患者様の貴重な卵を壊されました。そして挙句の果てに無くされた。患者様の凍結してあった卵を、どうしてもボスは溶かしたがる。いや、凍結もしたがるから、凍結もしている。この卵を凍結させる方法も、溶かす方法も、本当にいけていなくて、生存率が悪い。いまどき、日本でこんなひどい成績のところ、無いと思います。せっかく、患者様が胚移植するために一つの周期を整えて。それこそ生理前からはじまって、排卵を見極め、胚移植する日を決めて。満を持して臨んだはずの受精卵の「融解胚移植」の日。患者様にとっては、とても大事な、とても重要な日なのです。患者様が苦労して採った卵を凍結しておいて、それを溶かして子宮にお戻しする重要な日。それなのに、ボスはあっさりその日を無駄にする。患者さまにはボスは会わない。患者様に説明するのは、担当している医師。本来なら、始末書だけで済む問題ではないと思うけれど、ボスはあっさり「もうほとんど壊れちゃっていたからね、無くなってもまぁしょうがないよ」というようなことをシレっと言ってのける。どうしてそれが許されるのだろう。私は許せません。担当医も許せないと言っています。ただ単に患者様にはバレていない、とか、その程度なのか・・・？自分にはポコポコ子供が産まれた過去があるから、患者の苦しみなんてわからないというのか？本当に理解できない。どうして手を引かないのか、全く不明。罰則がないから、なのかな、、、。学会でも偉いから、自分は罰則からは逃れるだろうし。ましてや、法律も無いし。どうしてこんな事で毎回流されてしまうのか、頭に来てしょうがありません。本当にどうしたらよいのでしょうか・・・。にほんブログ村にほんブログ村

  2011.10.11

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  ジョブズ氏について　と　患者様からのコメントについて

  今日は、あちらこちらで「現地時間５日、米アップル社はホームページで、前CEO(最高経営責任者)・スティーブ・ジョブズ氏が死去したことを明らかにした。」・・・という事に関連するニュースを見ることができます。医学・生物学の分野ではMacを使っている人がたいへん多いです。私が学生の時に出会ったパソコンは、mac（classic）とMS-DOS・・・（古くてスミマセン）私の恩師である某教授はmac愛用者だったことと、その後、某大学病院に勤めた時も、mac愛用者が多かったことから、私もmacが大好きです。医学・生物学用のソフトが昔macでしか無かったりしたことがその所以だと思いますが・・・。今この日記を書いているのはwindowsですし、私もwindowsを持っていますが、macのユーザーでもあります。つまり、両刀使い★iPhoneはソフトバンクなので持っていませんが、auから出たので、どうしようか迷っていたり、普段、音楽はiPodを愛用して聴いています（今、3台目ですね、iPodは）私は断然、macが好きなのですが、中にはmacしか使いたがらない医師や研究者も多くいて、比較的私の周りにはいまだにmacユーザーが多いので、今回のニュースは皆の心に響いたのではないかなと思っています。ご冥福をお祈り致します。。。さて。今回、不妊治療の患者様からこのブログにコメントをいただきました。私にとっては、大変ありがたいコメントです。私は自分の病院のボスがやっている事、一つ一つが信用できません。そもそも教わることは何もなかったし。さっさと引退してくれたら大変助かると切に願っている訳ですが。私がこちらの病院に就任した当初は、本当に信じられなくて、いきなりバトルしたりしました。うちのボスは結構業界では有名な医師で、まさか、この医師がこんな適当な、こんなずさんな事をしているとは思わなかった。ここに配属されてすぐに学会があったのですが、その学会では、業者さんや、胚培養士仲間、信頼している医師に私は悲鳴をあげていました。当初は本当に私が間違っているのかな、とか、真剣に悩んだりして、周囲に訴えかけていたのですが、周囲もやはり私と同意見。それでも、ボスの間違いを指摘すると「辞めてもらっても良いんだよ」とパワハラを受ける。こちらの病院に以前勤めていた医師に相談した所、やはり今までの医師もボスとやりあっては負けて、出ていった人たちばかりのようです。患者様をあまりにも軽んじている。患者様を実験台だとしか思っていない様なそぶり。安全性よりも研究結果を重んじる。だから、卵が無くなっても、卵を壊しても、シレッとしているボス。ボスは、不妊治療の業界ではかなり有名な医師なのです。ポジションも。だから屈する医師が今まであまりにも多かった。私はだからといって、目をつぶる訳にはいかなかった。今いる医師や胚培養士達は私の教え通りに診療を、卵の操作を、行っています。ボスの間違いをしっかりと把握しています。把握しているはずです。でも、やりたがりのボスを、どうしても止めることはできない。出来ないんです。きっと患者様が直接訴えても、のらりくらりとこなすのだと思います。なぜなら、直接患者様は卵の操作をご覧になれないので。私はオープンに、患者様の安心のために、すべて見れる様なシステムにしても良いと思っています。新規オープンのクリニックは、現にそういう工夫をしているところもある。せめて、モニターで私たちの操作を見てもらうことぐらいは、今まで他の施設ではやってきました。患者様の事を第一に考えたら。患者様の安心・安全を考えたら、当然のことなんです。ボスにはそのような考えは全くありません。内部告発と言ったら少々大げさですが。私はこちらのブログにはそういった意味も込めて書かせていただいているのです。ボスが間違っていることすべてを公にしたくて。少しずつしか変えられないけれど、患者様の事を第一に考えていないのは、ボス、たった一人なのです。このブログを多くの人に読んでいただいて、この病院の現状をもっと広めたいのです。だから皆様、ご協力をお願い致します。。。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村

  2011.10.06

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  医師と胚培養士

  今日も朝から早起き合戦をしていたDr.達。手も洗わず、ろくにクリーンベンチも掃除せずにひたすら、明るい光の中長時間、培養液の状態を気にせず卵をガン見する。朝から、ボスの一つ一つの操作にイライラしてしまいます。うちの病院は、ずっとボスが胚培養士の真似事をしていたので、医師の培養士訓練を行わせようとしています。いや、医師が培養士の修行をすることは構わないんですよ。ちゃんと勉強して、ちゃんと実務を積んで、ちゃんと試験を受ければ。でもボスは胚培養士ではありません。やっていることもめちゃくちゃ、今どきは通用しないことばかりです。しかも本番の本物の卵ちゃんで練習させようとする。しまいには、「自分の担当医の卵だったら、無くしちゃっても壊しちゃっても構わないから」とかって、シレッと言う。・・・・・ムカムカムカ。あり得ません。胚培養士としてプロでやっている私たちからしたら、とんでもないことです。患者様のことを実験台としか思っていない証拠が、このセリフに表れているのです。しかも、自分はVIPの一部の患者様しか診ないので、実際に卵を無くされたり、壊されたりするのは、ボスの患者様ではない。患者様のことを本当に考えられないボスはさっさと引退してもらいたい。私たちの切なる願いです。そして。今朝はある女医さんからこんなことを言われました。「ボスは色々と使い方を教えてくれたりするけど、　実際は、医師がやる時間もないし、　どうせ、この病院だけでしょ？　医師がしゃしゃり出て卵を扱おうとするのは。」そうです！その通り！ご名答！！！もちろん、医師もどうやって体外受精や顕微授精が行われているのか、とか、実際を観て、できたら少し触れたりってするのは理想的なこと。でも、胚培養士を押しのけてまで、医師がやることではない。なぜなら、その医師は胚培養士ではないのだから。胚培養士を持っている医師なら別ですがね。そして、研究など、臨床の本番でないことであれば、卵や精子を扱う事も問題ないと思う。そういった意味で、操作法を覚えるのは構わないと思います。とにかく、うちの病院が変だってこと、ボスがおかしいってことに気づいてくださっていればよいことなんです。全く興味がないのも問題ですが（不妊治療に関わる医師として）、無責任にやりたがるっていうのも、どうかと思うのです。患者様は背景を知らないから、うちの病院に訪れますが、、、、、。ボスが問題あるってこと、もっと広がればよいなって、切に、切に望んでいるんです。本来医師は臨床が忙しいはず。胚培養士の仕事は外来診療の合間に、とか、空いている時間に、とかで出来る仕事ではないのです。プロはプロに任せる。当たり前のことなんですけどねー。あ。そうそう。ブログの右←に、ちょっと「豆知識」をまとめてみました。なかなか日々のブログから探すの大変ですものね。まだブログ慣れていないんだなーと痛切に感じる今日この頃。少しずつですが、見やすいものにしていきますねにほんブログ村にほんブログ村

  2011.09.29

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  今週も始まりましたね！！

  あぁ、ガッカリ。。。さっきまで書いていた日記が消えてしまいました（涙）さて、気を取り直して。。。今週もイライラしちゃうんだろうなー、月曜だしー、なーんて事を考えながら出勤した今朝のこと。そういえば、先日地方から東京の大学に入って現在に至る女医さんが通勤電車について、こんな事を言っていました。『通勤・通学をしている皆がドヨーンとしている顔で全く元気がない！』『夢を抱いて来た東京なのに、東京の人は皆、目が死んでいる！！』・・・って思ったそうです。私は高校生の時から電車で通学、通勤をしているのでそれが当たり前になってしまいましたが、、、。そう言えば、通勤電車、特に朝は皆暗いですよね。眠かったり、ダルかったり、仕事を考えると憂鬱になったり。ヒトそれぞれだと思いますが、なかなか希望に満ち満ちて、明るい顔で出勤している人って少ないですよね。小学生～高校生ぐらいだと、集団になれば、ギャーピィーうるさいぐらいですがf(^_^;まぁ、そこまで落ち込んでいなくても、仕事が嫌でなくても、電車が嫌いじゃなくても。なーんか、朝の通勤って憂鬱な空気が流れていますねぇ。私も、もうちょっとパキッっとしなくちゃな。。。少々覇気がないかもしれませんねぇ。。。orzそれでもって、せっかく軌道に乗ってきたと思われたボスの卵操作の改善策。ちょっと夏休みとか学会とかが重なってしまったためか、また振り出しに戻ってしまいました。ガッカリ。イライラ。やってられーん。手も洗わず手脂べっちょり、床に落ちたものも気にせず触った手でそのまま無菌操作して卵ちゃんを扱おうとします。ほんっと。トイレから出て来て手を洗わないまま手術しているのと同じ状態ですからねー。見ているこちらが気持ち悪くなるのですよ。もちろん、そのあとの消毒は欠かせません。卵ちゃん達は、無情にも明るい光のもとに曝され、温度も気にせず出しっぱなし。そしてそして。卵ちゃんを壊してしまっても全く気にしない。30年前の実験的感覚から全く抜け出していないのです。周囲のDr.や胚培養士の助手ちゃんみたいに、表面的に笑顔で接することすら、イライラしちゃって今日は難しかった(>_

  2011.09.26

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  イライラした週明けでした。

  いやー。久々に今日は朝からイライラしました（苦笑）このブログ、最近読み始めてくださった方もいらっしゃるので、改めて「ここが変だよ、うちの病院」を書きますね。私は10+○年、胚培養士のお仕事をしています。今まで、大学病院とｸﾘﾆｯｸと今の大きな病院で勤めてきました。大学病院がかなり長かったんですが、非常勤ということで不安定だったこともあり、転職場していますm(_._)mそのほか、キャリアの長い胚培養士さんだったら、以前はよくあることだと思いますが、、、。数多くのｸﾘﾆｯｸさんや病院の「不妊治療の培養室」の立ち上げに携わったり、実際の体外受精や顕微授精のお手伝いをさせていただきました。その施設数は20施設ぐらいになります（自分で数えてもビックリ！）。で。今の病院は、いろいろおかしい。今まで20もの施設を見てきても「何これ？、こんなやり方聞いたことも見たこともない」ということが、数多にありまして。最初は驚きつつ、ボスと衝突しました。ってか、ボスは医師なのですが、培養士の真似事を「したがる」のです。さらに。こちらの病院、私が胚培養士としては始めての採用です。それまでは、胚培養士になりたいという、助手の存在がおりまして、ただただ、ボスに言われるがまま、手を動かしているだけ、のようでした。だから、間違っていることにも誰も気づけない！いや、正確には気づいている医師や胚培養士の助手もいたのです。でも、ことごとく、ボスに負けている。というか「言っても無駄」と皆さん、他の病院に行ってしまいました。現実問題、他に行った医師よりそのような情報をゲットしたのです。今年の研究会では「卵が好きだから触っている」とボス自ら発言し、多くの胚培養士から失笑をかっていたという事実があります。というわけで。間違っていること、むちゃくちゃなこと、患者様に迷惑をかけていることが沢山あり。このブログを立ち上げて、皆様の意見を聞こうと思ったのがきっかけでした。原則的に、医師は臨床が忙しいはずで、胚培養士のお仕事は、そんな生半可なものではないので、全てを責任を持って臨むことができない。看護師が看護の仕事のプロであるように、私たち胚培養士も、胚培養のプロなんです。医師のもとで働いているのは、どちらも事実ですが。プロの仕事はプロに任せるべきなのです。やるな、とは言いませんが、やるならきちんと。患者様に迷惑をかけたり、適当なことをするなんて言語道断です。ボスはほとんど患者様を診ないので（なぜだかは、そして普段何をしているのかは、未だに謎です）、胚培養士の仕事を適当にやりたがり、やってのけ、患者様や私たち胚培養士に迷惑をかけているのが現状です。まず。ボスは、無菌操作をするのに手を洗わない。手を洗ったところを見たのは、ここ3年ぐらいで一度だけです。今朝も手を洗わず、シュッと消毒用アルコールをかけただけで操作をし始めました。どうしても、卵の凍結や融解といって卵を溶かすことをやりたがるのです。自分が開発した、非安全的な方法でやっているから☆あ。ちなみに。手を洗わずに無菌操作をはじめると、特におじ様だからだと思うのですが、手脂がべっちょりつきます。ウゲゲゲ。そして、その卵の凍結と融解も。。。。。本当にひどい成績なんです。いまどき、他の施設では考えられない確率。自分で開発して好成績ならよいのです。考え方、原理は良いのです。が。いかんせん、結果がついていかない。扱っているのは患者様の大事な大事な受精卵。その受精卵をいともたやすく、まったく悪びれずに壊すこと、無くすことなんて、しょちゅうです。患者様に、直接報告するのはボスではなくて、担当医。担当医はいつもカンカンですが、何せ、医師にとってもボスの立場なので、誰も強く言えません。泣く泣く、患者様に苦しい言い訳をしている毎日です。さらに。医療安全の面から、培養するお皿には、フタと底にフルネームを書くように学会から指導されています。ボスは学会では偉い立場の方なのに。日曜や祝日に準備をしておいて下さるのは大変助かっておりますが。フタにしか名前を書かない。しかも苗字だけ。苗字が同じヒトがいようが、お構いなし。しかもボスは、平気でフタをその辺におくので、フタと底が別々に入れ替わる可能性がしょっちゅうあって、ヒヤヒヤします。ちなみに私は、フタは左手に持って、底と離さないように操作するので、そんなヒヤヒヤはありません。現実問題、過去に患者様に胚移植をする受精卵を取り違えた事件の際（他病院）には、今のボスのようにフタにしか名前を書かず、しかもフタと底を離してしまったからおきた事件。まったく、ボスには教訓になっていないようです。自分だけは、大丈夫だと思っているのでしょう。あの世代にはよくあることですが（毒）。というわけで。今週は勤務する日数が若干少ないものの。やっぱりイライラする週明けなのでしたそんなわけで。本日もポチっとよろしくお願いしますにほんブログ村

  2011.09.20

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• 本日のつぶやき。本日のベッチョリ。

  今日も通常のお仕事にプラスして学会の準備でした。三人三様、それぞれ仕事をしながら、空いている時間はPCに向かってブツブツ。ちょっと気になるところがあると直したり、これで良いかなーっと相談されたり。学会発表前のちょっとした緊張感のまま毎日を過ごしています。今回は、学会発表はあるものの、通常営業もやや縮小しながら並行して行われます（遠出じゃないので）。というわけで、金曜からは病院と学会会場とでバタバタする予感。。。。。ボスはずっと学会会場にいるのかなー？こういう時、結構無責任に病院には来なかったりします。目の前に住んでいるけれど★そんなそわそわした毎日で。。。。。なかなか学会の内容のこととか、不妊に関する豆知識とかがアップできませんが。。。明日あたりは豆知識的な事、お勉強的な事をかけるかなー？そういえば。今日、培養室で使用しているホワイトボード用のペンがいつもの場所になかった。あれ？っと思って探したら、違う場所に置いてあったんだけど、、、、。触ってみてびっくり。ベッチョリ（>_

  2011.09.07

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• 日産婦終わり、通常営業です。

  先生方が大阪で開かれていた日本産科婦人科学会から帰ってきまして、今日からほどなく通常営業開始の当院です。うーん。面白い話はあんまりなかったのかな。。。「えぇ？こんな演題で日産婦発表しちゃうの？」みたいな演題が多かったみたいです。昔はエントリーして発表しようとしても結構審査が厳しくて、発表させてもらえなかったりした学会でしたが。あと、震災の影響で日時がずれたためか、演題取り消しと言って、発表を取りやめるところが数多かったとか。うーん。なんだか寂しいですねー。今度開かれる学会も、なんだかギリギリまで締切延長して、発表してくれる人を集めるのが大変だったとかいう噂を小耳にはさみました。。。で。今日から通常営業で、明日の採卵の準備をしていて、またボスにムカムカとしてくることがありました。ボスは期限の切れている培養液を平気で使わせようとします。あなたは、８月１７日で期限が切れている牛乳を飲みますか？普通、飲まないですよねー。ちょっと怖いじゃないですか。でも。８月１７日で期限が切れている培養液を使え、という。期限が切れていない培養液もちゃんとあるのに。だから。Aちゃんと示し合わせて、一見、古い培養液を使っているように見せかけて（記載をそうするだけ）実際は期限の切れていない培養液を使って帳尻を合わせています。そんな、古いもの、患者様の卵には使えませんから。しかも。私は頼んでいないのに、期限の短い培養液をまた勝手に注文しているし！あえて、注文しないでおいたのに（しばらく採卵が無い予定だったから）、勝手に注文、勝手に納品されていました。。。orzというわけで、期限の短い培養液は、今はまだ切れていませんが、なるべく早めに消費しないと！！！！！あー。基地外だわ。期限の切れているものを患者様に使うなんて。安全性も何もあったもんじゃない。患者さんが気付かないと思って、平気でそういうことをする。訴えられてもおかしくないのにな。。。。。

  2011.09.01

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• 今週の始まりは。

  今日は久々に長袖で出勤するぐらい寒かった朝でした。あの猛暑がうそのようですが、また熱くなるみたいですねー。今朝はボスが早起き合戦から離脱した模様。なんだかよくわからないですが、Y Dr.との連絡がうまくいっておらず、、、。業務開始時間30分前にボスが登場★他Dr.たちも朝早起きして損したとガッカリしておりましたがf(-o-;「なんだ、朝早くなくても大丈夫じゃん！」おかげで私はパキパキと週末の雑然としていた培養室を片付け、今日の準備をし終わることが出来ていたのでした。そのタイミングでボス登場だったもんで。ラッキー。しかも。いつも電気を光々と眩しく照らしているはずなのに、私が準備していて電気を消した状態、しかも顕微鏡の照度はかなり絞って暗い状態でも、、、、。ボスは特に明かりをつけること無く、照度を上げること無く操作していきました。「やれば出来るじゃん！」ま、いつものように手は洗っていませんが。アルコールをシュシュッと1吹きするだけでしたが。そして午後の操作でも。私が明かりを消して操作したり準備していたままの状態で。ボスは顕微鏡の照度だけをちょっと上げたぐらいで。比較的気になる明るさではなく、操作をしてくれました。「やっぱり、やれば出来るんじゃん！！」今日はイライラすることももちろんありましたけれど、それより何より、ボスがやろうと思えば、明かりなんか点けずに「卵に優しく」操作することが可能なんだ！！！・・・ってことが。ちょっぴり嬉しくて。小さなことですが。何事も小さな一歩からの改善が重要なのです。明日は明日とて、どうなることやらですが。今週はちょっぴり気分の良い週明けでした★

  2011.08.22

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• 今週も卵を無くされました。

  今週は週の前半がボス不在で平和な日々、後半が通常の勤務でストレスフルな日々、でした。ボスの臭いマウスピースについては、、、、。二倍量の漂白剤漬け置き24時間と少々の高温乾燥によって、、、、。臭いは何とか除去できました☆でも頑固な黒カビは全て落とすことは出来ず。結局、根が残っているので、また生えてくるでしょう。。。そして、臭いもまた戻って来るのかな。何せ、口に付けて使うものなのに、床に落ちても洗わず構わず使うし、大体無菌操作しているのに、床に手を付けるなんて論外なのに。。。汚いったら、ありゃしない。そしてそして。今週も患者さまの貴重な貴重な凍結卵を無くされてしまいました。。。主治医は陰で怒っていましたが、やっぱり本人（ボス）にはなかなか伝えにくいようです。患者様は納得なさっているのか。。。卵が無くなっても、壊れても、全く気にしないボス。あり得ません。頼むから、胚培養士のまね事はもう、しないで欲しい。退職があと何年か後に近付いている身なのだから、もう「見えていない」はずの顕微鏡の操作をしたり、「集中力のない」顕微鏡下の仕事をしないで欲しい。今日も結局集中力が無く。昨日もやっぱり集中力は無く。患者様から訴えられてもおかしくない状況なのに。まったく悪びれないボス。どうして患者様は訴えて来ないのか、むしろ私は不思議なくらいなんです。きっと、主治医じゃないし、適当にのらりくらり誤魔化して今までやってきたのでしょう。私が来てからいくら改善しようにも、ボスが手を出す限り、完璧に改善はできません。ヒトの命なのに。胚培養士には必要な倫理観が、医師には無くても良いのでしょうか？みなさんは、こんな医師がいたら、どう思われますか？いえ、この医師は実在するのです。

  2011.08.19

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• 世間はお盆休み(^o^)/

  今日の更新はすっかり遅くなってしましました。。。世間はお盆休み、電車やバスはガラ空き、っていうか、むしろ観光客、旅行客が多めでちょっと動きづらい。。。でも通勤は楽々♪・・・な、今日この頃でした。で。ボスが珍しくお盆休みを取りました。昨年は人間ドックのためと旅行のために夏休みを利用し、ちゃっかり一週間ぐらい来なかったんだけど、今回は今日から３日間、、、、。もっとお休みいただいて良いのですがー。おかげさまで、私たちの科はとても平和な一日でした。皆がボスのやり方に疑問を持っている点を気にせず遂行出来たり。ボスがいないからちょっと早めに帰ってみたり(苦笑)ボスのやり方に疑問をもつ人間はとても多いのです。だって、間違っているから。論文も捻じ曲げてとらえるし、きちんと指示通りに培養液を利用しない。期限切れを使わせる、使用目的以外に使わせる、違うタイミングで使わせる、何日も同じ培養液で交換しない、、、、。などなど、間違いだらけ。培養液のメーカーさんは呆れ返るばかりです。だから、こっそり無茶苦茶な持論のボスを無視し、私は正しい使い方で培養液を使っていますが。それが堂々と、気にせずに遂行できる。私たちスタッフが安心して培養環境を整えられるのです。あと心残りは、、、。ボスのカビと酷い匂いがするマウスピースの消毒がしたい。この３日間でどこまで改善出来てストレスフリーで居られるかが、課題です。そんなつぶやきなのでした。

  2011.08.15

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• むむ、臭い(>_<)

  今朝の培養室。例によって「卵があると早く目が覚めちゃうんだよねー」とかほざいて、指導をせずに勝手に早朝に出勤して勝手に卵を見ていくボス。昨年までは普通に始業３０分前位に出勤すれば間に合ったのに、と、他のDr.までもブツブツ言う始末。とにかく、相変わらず自分勝手やりたい放題のボスです。でも。このままだと、私がちゃんと後輩指導を出来ないので。秋の学会が終わったら、ボスに一言物申すことを決めました。だって。勝手なことをやる時代はもう、終わったはずですもの。みんな、とっても迷惑しているんですもの。そして。表題の臭い。今朝、培養室についたら臭かった。無菌的な操作をするはずの培養室が「臭い」訳が無いはず。。。正確にはボスの横を通ったら臭かったので「ねぇ、臭くない？臭いよ。」とＡちゃんに伝えました。でも原因が分からなかった、昼まで。昼過ぎ。培養室の掃除を少しだけしていたときに。ボスの例によって汚い「再びカビが生えてきたマウスピース」が袋から出ていたので、気持ち悪くて。袋にしまおうとした。手袋で。そしたら「臭い！！！！！！」びっくりするような悪臭を放っている。マウスピースは塩素で消毒したのに、再びカビが生えて来ており。そしてマウスピースを入れている袋が驚くほどの悪臭。Ａちゃんにも思わず嗅がせてしまった。だって、えも言われぬ臭さなんだもの。というわけで。。。。とりあえずボスのマウスピースをアルコール消毒し、マウスピースを入れている袋は新しいものに交換しました。しかし。マウスピースというからには、口を付けて操作するものなんですが。なぜ、あんなに臭いのでしょう。信じられません。手を洗わずに無菌操作的なことをするボスですが。いくら加齢臭があるからって。臭い、臭すぎます。あんなもので卵を操作されているのかと思うと。やっぱり、ロクな事がありません。秋から。少しずつ申し出て、ボスには卵の扱いから手を引いてもらおう。そうじゃなきゃ、やってられないそんな、今日の出来事でした。

  2011.08.11

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