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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2008年01月19日
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カテゴリ:アート
芳年・芳幾の錦絵新聞.jpg

明治初めの錦絵新聞。今で言えば、写真週刊誌の1ページとい
った感じのものでしょう。「東京日々新聞」は芳幾、そして、「郵
便報知新聞」は、芳年の浮世絵。歌川国芳門下の兄弟弟子の対
決です。

どちらも、殺人とか強盗とかの犯罪場面が多いのは、今も昔も
同じこと。いかにショッキングに残虐に伝えるかということに
主眼を置くのでしょう。芳幾もそうですが、やはり芳年の描く
作品は凄まじいです。

追いはぎにあった旅人夫婦が木に吊るされ、狼が足を喰いちぎ
るなんて場面、「血まみれ芳年」の面目躍如といったところ。
スプラッター映画真っ青です。

もちろん残虐な記事だけでなく、啓蒙的な記事とか時事問題を
扱ったりした記事なども多数で、明治のはじめの雰囲気ってこ
んなものだったのかと想像しました。

後年の「月百姿」の情緒たっぷりな芳年と比べ、おどろおどろ
しさに溢れた作品の数々でした。

文明開化の錦絵新聞.jpg

定価3,990円のところ、この美術館のみ2,800円で売っている
書籍、「文明開化の錦絵新聞」を片手に回れば、描かれている事件
のシチュエーションが理解できます。(私は立ち読みならぬ座り
読みをしただけでしたが。)









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最終更新日  2008年01月20日 10時12分07秒
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