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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2009年02月19日
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カテゴリ:読書
浮世絵.jpg

新書版であるにもかかわらず、カラー写真満載の
浮世絵の入門書としては、実によくできた本である。

内容については、すでにこちらで、詳しく紹介
されていので、参照されたい。

特に興味深く読んだのは、浮世絵の購買層と値段に
ついて書かれた部分と、各種の摺りの技法の紹介
の部分。

浮世絵は江戸の庶民から武家まで、幅広く買われ
ており、地方の人の江戸土産でもあったということ。
現在の値段に換算して数百円くらいのものであったこと。

また、同じ芳年の絵を引き合いにして、正面摺の
技法を紹介しているところなど、まことに、
わかりやすい、つぼを得た解説となっている。

著者は、浮世絵は美術館で見るものでなく、実際に
自分の手で取って鑑賞することが必要だと述べて
いる。

そうすれば、江戸時代の人々と同じように浮世絵を
眺めることができ、摺りの各種技法も楽しめるの
だろうが、そのような見方はしたことがないし、
実際にはなかなか難しいだろう。

まだまだ1万円以下で買える浮世絵もあるとの
ことだが、そこまで、コレクションしようとは
思わないし、そんな値段では、著名絵師の作品を
買うことは到底できない。





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最終更新日  2009年02月19日 20時53分40秒
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