カテゴリ:アート
ブロガー諸氏が絶賛の展覧会。
幟旗なんて、単なる装飾じゃないかと高をくくって いたのだが、ひとつひとつの旗の持つ温もりや、表現 の面白さ、そしてその旗に込められた子どもへの愛情 の深さにずっと感激しっぱなしだった。 それもそのはず、今回の展覧会は、3人の幟旗コレク ターの質の高いコレクション500点の中から選りすぐ りの100点を厳選したものであるからだ。 今回展示されている幟旗は江戸時代、端午の節句や神 社の祭りの際に立てられたもの。明治中ごろに印刷に 代るまで、絵師の手で描かれたり、染めだされたもの である。 昨年末から今年にかけて、この美術館で催された 「素朴美の系譜展」にもつながる庶民的な味わいの ある旗ばかり。 思わずニンマリとする金太郎。 魅力的な浮世絵美人。 デザイン感覚に優れた家紋。 図録の解説を読むと、この3人のコレクターの個性が 分かって面白い。特に代表の北村さんは大手コンピュ ーター会社勤務から骨董品の露天商になった方。若干 30歳の学芸員の林さんは、小学生のころからの筋金 入りのコレクター。幟旗との出会いと同時に諸氏の 人との出会いも感動的である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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