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つまずく石も縁の端くれ

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2010年11月23日
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カテゴリ:アート
女達磨図.jpg

蔦屋重三郎は、江戸時代後期の版元。今で言えば、雑誌編集者というか、メディアのプロデューサーということだろう。吉原の花魁のカタログ販売で大儲けをした。今でこそ風俗嬢の写真集というと眉をひそめる向きもあろうが、これも時代が下れば文化になるのかもしれない。

この展覧会では、江戸庶民の好奇心と欲望に見事に応えた蔦屋重三郎を中心に周辺の絵師や狂歌師たちを紹介しているが、やはり歌麿の浮世絵が圧倒的に印象に残る。

特に栃木で最近発見された「女達磨図」の肉筆画。これはメディアに取り上げられていたし、「歌麿 抵抗の美人画 (朝日新書)」で、発見のいきさつを読んでいたので、対面を楽しみにしていた。なるほど、これが後の美人大首絵の原点となった肉筆画なのかとしげしげと眺めた。

東博の「高島おひさ」や千葉市美術館の「画本虫撰」など、いつ見ても素敵だ。蔦屋を中心としたため、読み本など文字情報が多いので、ちょっと疲れたが、これらの浮世絵を見て、目を休める。

まぁ、展示されている浮世絵こそ種類は多いが、ベストコンディションのものは少ないので、さほどの感激はない。ほどほどに楽しんだ。

一階のTUTAYAに、コラボレーション企画のコーナーがあった。後で調べるとTUTAYAの創業者は、現代の蔦屋にならんという意志で名づけたとのこと。またひとつ薀蓄が増えたと思ったのだが、すでに有名な話だったか。





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最終更新日  2010年11月23日 07時06分19秒
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