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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2020年09月04日
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カテゴリ:読書
8月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:5449
ナイス数:228

平成怪奇小説傑作集2 (創元推理文庫)平成怪奇小説傑作集2 (創元推理文庫)感想
鈴木光司の「空に浮かぶ棺」を読みリングの映画に夢中になったころを懐かしく思う。朱川湊人「トカピの夜」、光原百合「帰去来の井戸」などのファンタジーにほっとする。「鳥とファフロッキーズ現象について」の山白朝子ははじめて知った作家。気に入った。川上弘美や小川洋子ってこんな作品も書いていたのかとびっくり。森見登美彦「水神」や津原泰水「水牛群」の重苦しさが好き。
読了日:08月29日 著者:
平成怪奇小説傑作集1 (創元推理文庫)平成怪奇小説傑作集1 (創元推理文庫)感想
宮部みゆき以外は初読。篠田節子の「静かな黄昏の国」は素晴しい。近未来SFホラー。最近、彼女の現在のコロナ禍の論評を新聞で読んだばかり。吉本ばななの「ある体験」も怖い。この人、こんな話も書くのかと再認識。坂東眞砂子の「正月女」はお得意の土俗ホラーが懐かしい。ホラー小説集でもバブル崩壊前後の熱気を感じるのが不思議。
読了日:08月25日 著者:
地形で解ける!  東京の街の秘密50 改訂新版 (じっぴコンパクト新書)地形で解ける! 東京の街の秘密50 改訂新版 (じっぴコンパクト新書)感想
高輪ゲートウェイ駅などの新しい情報を盛り込んだ改定版。東京メトロ四ツ谷駅がどうしてJRよりも高い位置にあるのかずっと不思議だったが、この本を読んで解決。コロナ禍と熱波が過ぎたらこの本片手にあちこち廻ってみたい。
読了日:08月22日 著者:内田 宗治
美しい3D地図でみる 東京スリバチ地形散歩 都市新発見編 (新書y)美しい3D地図でみる 東京スリバチ地形散歩 都市新発見編 (新書y)感想
色分けされた3Dの地図で東京山の手を眺めると台地の間に谷が入り込んでいるのがよく分かる。なるほど坂が多いわけだと納得。高台から谷を眺めるのも良し、暗渠を歩くのも良し。無限にある東京の坂道、まずは本書で紹介された場所を歩いてみよう。
読了日:08月20日 著者:皆川 典久
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)秋の牢獄 (角川ホラー文庫)感想
「秋の牢獄」で浮気している奥さんとその相手を殺戮する登場人物のエピソードにゾッとした。「幻は夜に成長する」の主人公のラストではおぞましさと何とも言えないカタルシスを感じた。「神家没落」は古民家カフェという設定には笑えた。
読了日:08月18日 著者:恒川 光太郎
ナポレオン狂 (講談社文庫)ナポレオン狂 (講談社文庫)感想
どんでん返しがお勧めと紹介されていたので図書館の書庫から借り出しました。40年も前の短編集ですが、ほとんど古さを感じません。「来訪者」はよくある話ですがゾッとしました。「サン・ジェルマン伯爵考」の不老不死の捉え方が好きです。
読了日:08月17日 著者:阿刀田 高
大地の牙 満州国演義六 (新潮文庫)大地の牙 満州国演義六 (新潮文庫)感想
昭和13年。情けなくなるほど国内の政治はガタガタ。世界情勢もグタグタ。まったくの混沌の中で時代はひたすら第2次世界大戦に向かっていく。敷島4兄弟のイヤな面もどんどん描かれてきて、次巻に続く。
読了日:08月16日 著者:船戸 与一
本当の自由を手に入れる お金の大学本当の自由を手に入れる お金の大学感想
お金の5つの力①貯める②稼ぐ③増やす④守る⑤使うについて、分かりやすく説明しているが、①に多くページを割いており、④⑤が少ないのは残念。基本的なことばかりだけど、知らなかったことがいくつかあり、これだけでも1,500円の価値は十二分にあった。
読了日:08月14日 著者:両@リベ大学長
ポートレイト・イン・ジャズ (新潮文庫)ポートレイト・イン・ジャズ (新潮文庫)感想
取り上げられているジャズマンによって、村上春樹の文章は分かりやすかったり、難解だったりする。スタン・ゲッツのラスト「そして僕らは、深い魂の森に生きることの宿命的な残酷さを、そこに静かに見て取るのだ」なんて意味不明だが、まさに村上春樹の文体で心地よい。なんでコルトレーンやチック・コリアがいないのかとずっと気になっていたら、最後のあとがきで理由が分かった。和田誠のチョイスだったのですね。和田誠のイラストはどれもいいが、ジェリー・マリガンのバリトンサックスがかっこいい。
読了日:08月12日 著者:和田 誠,村上 春樹
美術館の舞台裏: 魅せる展覧会を作るには (ちくま新書)美術館の舞台裏: 魅せる展覧会を作るには (ちくま新書)感想
先日、ぶらぶら美術館を見ていたら、高橋館長が勇退すると話されていた。次はどちらへ?本書では展覧会作りの裏側を垣間見ることができた。いろいろと知らない仕事をする人が多く関わっているのですね。成田空港で搬送中の作品がフォークリフトに貫かれた事件などびっくりでした。
読了日:08月12日 著者:高橋 明也
女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)感想
ベタかもしれないが、「イエスタデイ」の失われた青春を回顧する話が好き。「シェラザード」はこの続きはどうなるのか楽しみと思ったところで終了。「木野」も醸し出す禍々しい雰囲気から今後どうなっていくのか知りたくてたまらない。
読了日:08月08日 著者:村上 春樹
天上の葦 下 (角川文庫)天上の葦 下 (角川文庫)感想
伏線回収。怒涛の結末。これで終わりかと寂しいが、鑓水の出生の秘密など次回作に向けての楽しみもあり。描かれたテーマは重い。コロナ罹患者バッシングなど、重苦しい雰囲気が周囲に漂う現在の姿は、戦時中と似ている気がする。マスコミの責任は重い。マスコミとSNSへの介入を図ろうとする権力の動きにも要注意。渋谷駅のロープ―ウェイの話も少し前に知ったばかりだったので嬉しかった。
読了日:08月07日 著者:太田 愛
天上の葦 上 (角川文庫)天上の葦 上 (角川文庫)感想
ラ・トゥールの絵のカバーデザインが好印象。上巻を読んでも、事件の全体像が分からないが、追われる者の逼迫感が息苦しい。下巻でのカタルシスを期待。
読了日:08月04日 著者:太田 愛
巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)感想
小市民シリーズ新刊。起こる事件もおとなしめ。次回は復讐に燃えるもっとダークな小佐内さんを楽しみたい。
読了日:08月01日 著者:米澤 穂信

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最終更新日  2020年09月04日 00時45分11秒
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