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カテゴリ:メンテナンス
フロントブレーキのパッド交換は、スタンドで上げる必要も無く、4mmの六角レンチと12mmのボックスレンチがあれば出来ます。このほか準備するのは、ウエス少々、パーツクリーナー(スプレー)、シリコングリス、軍手くらいでしょうか。 (1)バイクを安全なところに停め、ギヤをローギヤに入れておきます。 (2)ネジをマーキングします。厳密にはトルクレンチでやる必要がありますが、この印を締めるときの参考にします。 (4)フロントフォークとの取り付けボルト(上の写真では赤の点が目立つボルト)上下2箇所を12mmのボックスレンチで緩め、キャリパー全体をゆっくり取り外します。 (5)パッドピンを抜き取ります。ネジ山が完全に見えるところまでレンチで回し、後は手前に引くだけです。 (6)ブレーキパッドを外します。ブレーキピストン側はパッドピンを抜き取った際に落ちるかもしれません。反対側は支えるピンがありますが、特段の構造があるわけでもないのでそのまま外せると思います。
(8)パッドの面取りをします。この場合の「面取り」というのはパッドのとがった角を落とす作業になります。ヤスリでやっても良いし、そこらの石でも角は取れます。今回はそこらの石を使いました。あまりしつこく削らなくても大丈夫です。 (9)可動部やパッドの密着部にシリコングリスを塗ります。このとき、耐熱性の低いグリスは塗らないようにしないと、万一パッドとディスクの間に入ったらブレーキが効かなくなります。 このあと、外した順に戻します。先ほどのマーキングが参考になると思います。 なお、ブレーキ液(フルード)は経路の途中かリザーバタンクに上がってしまっているので、何度かブレーキを操作して効くことを確かめておかないと非常に危険です。
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Last updated
Feb 6, 2011 09:20:51 PM
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