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以前、コミケの会場で大手サークルさんの本を立ち読みしていた時の話。サークスブース内のこんな会話が聞こえた。
A「今回、ジャンル選び完全に失敗したよ」B「やべえよな。アニメ化するって聞いてたから絶対来るって思ってたのにさ」A「って、あれ、原作クソじゃね?」B「そうだよな。あんなの京アニがやったって面白くならないよ。最近多いよな、何でもアニメ化すればいいって思ってるんだよ、業界的にさ」A「やっぱ○○やっとくべきだったよな。こんなに流行るとは思わなかったし、時期的にもう今から描いたんじゃ間に合わないかもしれないけど」 ・・・ちなみに私はその場で本を閉じて立ち去りました。 何ですかね?このムカムカする感情は・・・ 恐らくこの人たちは「売ることをメインで」同人活動をやっているんだと思います。現に大手になっているんですから、ちゃんと実力があるのでしょう。ですが、上記の会話からは「原典に対する愛」がまったく感じられません。 同人誌と海賊版の間にある、ほんのごく薄い「膜」のような差。それが唯一「原典に対する愛」みたいなものなんじゃないですかねえ?ええかっこしい事を言うようですが。 原典に対する愛の形を表現するのが同人誌であることを考えると、もし、好きでもない同人誌を義務感やお金のために描いたとしたら・・・その原稿はどんなに上手なものであっても「海賊原稿」でしかない。だとしたら、こんなに悲しい同人誌は無い訳で・・・ 逆にどんなにヘタであっても自分が好きなものを描こう。特に描きたいものがなくなったら、同人を引退しよう。 そう思いつつ、拙いながらも私は今日も同人活動してます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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