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見積もりというものが単純にエクセルで数字からしか見えない人と現場で作業する人で全く違うということ。
以前、あるゲームのキャラクターモーションを作るにあたって、作業見積もりを出してくれ、と言われたことがあり。で、モーション内容をこちらで精査し、エクセルで表を作って提出しました。そしたらその上長が 「こちらとしては一日2モーションで計算してるんだけど、これだと平均で一日1モーション、しかもあるモーションに関しては5営業日かかっているものも。これは一体どういうことだ?」 と問われまして。 で、説明したんです。一日2モーションですと単純計算8時間労働で4時間に一つの計算になる。そのクオリティーではせいぜい「仮モーション」レベルの最低限のクオリティーしか出せない。また、この5営業日かかるモーションは1モーションとされているけど内容が連続技で5回すべて別の技を出し、さらにそのモーション自体がボタン入力でどこでもキャンセルできるように想定されているので実質5つモーション作るのと同じ計算になるのでこういう見積もりにしました」 と・・・ つまり、こういうことなんです。現場での作業解像度から出す見積もりというのは単に締め切りが先に設定されてそれを単純に割ったのとは違う。でなければ地獄を見るのは自分たちで。 この結果から人を増やすなり、スケジュールを変更するなり、ボリュームを減らすなりを改めてしてもらうことが大切で。 見積もりを立てるときにつまらない見栄やプライド、あるいは甘い予測は危険です。上の人も先にそれを伝えてあれば対策の立てようもある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.31 09:26:00
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