少年野球伝

我がチームの構成
主力チーム　新５年生５人､新４年生７人。
育成チーム　新４年生３人､新３年生７人､新２年生２人。



土曜日に育成チームの初戦！練習試合がありました。


この育成メンバーで練習をスタートしたのが１月末。
この土曜日までで練習したのが１ヵ月ちょっとです。

それも・・・
練習の中心のほとんど「投げる｣「捕る｣「走る｣の基本練習。

「投げる｣は､ほとんどの時間を３種類の基本動作ドリル。
「捕る｣は､グラブを開く捕球､数えバウンド捕球の。
「走る｣は､１塁駆け抜け､１塁オーバーラン､～ゴーだけ。

練習日の一日の残りの時間は一所懸命練習したご褒美に
お楽しみ紅白戦。


たったこれだけ。


こんなに早く試合をすると想定はしていませんでしたので､
急遽､組まれた練習試合に戸惑いがありました。まだ早いと。



ですので､勝敗は考えず､

この日は育成チームの子ども達が試合という緊張の中で
どんな表情､どんな行動､どんな態度をするのかの観察､
試合の中で各自の特性個性を見極めることにしました。
（ノーサイン)



それでも､試合になるのか不安はありました。



試合は相手もあることですので失礼が無いように
主力チームのレギュラーの新４年生バッテリーと
主力チームの準レギュラーの新４年生２人の
４人を借りて育成チームの練習試合を開始しました。





１回の表の守備

主力チームのレギュラーの新４年生バッテリーは
さすがに力があり､相手打線を０点で押さえました。
（相手チームも４年生以下です。)



１回の裏の攻撃

相手投手の制球難と相手守備陣のエラーに乗じながら
育成チームの子ども達はヒットもホームランも飛び出し､
なんと大量１７点という得点を奪いました。


試合前に１塁駆け抜けの全力疾走を指示しておきましたが､
１塁駆け抜けの全力走塁が効いていました。練習の成果です。

打者走者が１塁に全力で走っていると相手守備は慌てます。
慌てて送球すると送球ミス､ファーストも捕球ミスを誘います。




２回の表の守備

大量１７点を奪ったところで主力チームから借りたメンバーを
交代して主力チームの練習に戻しました。


ここから育成チームの子ども達オンリーの試合です。


低学年のうちはストライクが入ればそうは打たれません。

２番手投手には新３年生を指名。（体が大きい子です。)
スピードはあまりありませんがコントロールはあるほうです。
コントロールは左右にはほとんどブレず､上下のブレだけ。

四球もほとんど出さず､この日２イニングを投げて､
エラーによる失点５だけに押さえました。



２回､３回の攻撃

さらに相手守備陣のエラーと好走塁とヒットを重ね６点を奪取。




このあたりで日が暮れてきて予定の６回を消化できず､



最終回（４回の表)の守備

３番手に期待の左腕くん（新４年生)を登板させました。

投げる体の使い方と腕の使い方は教えていなくとも素晴らしく､
コーチの大半が投手にしたいと言うほどのものを持っています。

ただ・・・まだ野球を始めたばかり・・・

この左腕くんは１月末にはキャッチボールもままならない､
投げることも捕ることも満足に出来ない状態でした。

こんな状態ですから気持ちも前に出ることが少なく・・・
（出来るようになれば変わってくるハズでしょうけど。)


これまでの１ヵ月ちょっとの「投げる｣基本練習で
少し投げられるようになってきたばかりです。
登板はもう少し練習積んでからと思っていたのですが。


７球の投球練習ではワンバンばかり・・・

＜おいおい､大丈夫か？＞と心配になりまして､
ワンバンばかりになってしまうことを修正させるために
「ミット｣を狙うのではなく「キャッチャーの頭の上｣を狙うように
ジェスチャーをしながら声掛けをしました。



さて､打者が立ち､「プレイ！｣

１球目､ストライーク！
２球目､ストライーク！ツー！
４球目、ストライーク！スリー！

キャッチャーが捕球ミスで逸らして振り逃げになりましたが
なんと打者が立ったとたんにストライクが入りだしましたよ。
実戦向き？緊張する素ぶりもなくヒョウヒョウと投げていました。


１つのデッドボールと１本のヒットが外野の間を抜けてしまい
３点を取られましたが､あとは２つのアウトはショートゴロ。
とりあえず無難に合格点のデビューということになりました。




育成チームの船出の初戦､コーチ陣の心配をよそに､

２３－８

大勝です！




この日の収穫はなんといっても､

子ども達のほとんどが試合でも動じなかったということ。
投手をした子の２人のコントロールがまずまずだったこと。
（四死球をほとんど出さなかった。)
守備のミスも１塁手の捕球ミス以外にほとんど無かったこと。
打撃も紅白戦以外していないのにかなり打てていたということ。

その中でも一番の収穫は投手がストライク取れることですね。
ストライク取れればスピードが無くても試合になりますからね。



やっぱりキャッチボールが一番大事ですよ。


「投げる｣基本練習を繰り返ししてきたたことで
投手以外の子も送球が安定していました。
「捕る｣練習で上達が上向きの子は捕球が良かったです。


引き続き､走塁練習と投げる練習と捕る練習を繰り返していき､
もっとキャッチボールがしっかりと出来るようしたいと思います。






　　
１日１ヒットお願いします！




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