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カテゴリ:ワインとお酒
あるソムリエの方の、年賀の参拝の文章の中に、
「1988 Montrachet / DRC」 6年ぶりかな? 88飲みました。 と、ありました。 私達にとっても、 忘れられない「1988年」があります。 それは、初めて飲んだ「モンラッシェ」が、 余りにも強烈な印象で 私達の人生を変える、 切っ掛けとなってしまったために、 2回目に出逢った「1985年」 「 LE MONTRACHET」 DELAGRANGE - BACHELET の 偉大さに気付くまでには、2年の歳月が必用でした。 最初に出逢ったモンラッシェは、 私の人生で、予期出来なかった、 体験! でした。 その上、これを飲んだ夜、 私は生まれて初めて、 幽体離脱して、 宇宙の彼方へ旅行した、お土産まで付いたのです。 それが「1984年」 DRC の「MONTRACHET」 でした。 あまりの、あまりの、 荘大な「モンラッシェ」に出逢ったために それとは性格が全く異なる「1985年」が 分からなかったのです。 (経験不足というか、体験不足というか…) しかし、それが分かったのが、 2年後、シャトー ピュリニー モンラッシェで、 開催された私達の写真展 「LE MONTRACHET」の お祝いパーティーの時でした。 それが、「1988年」 DELAGRANGE - BACHELET の 「LE MONTRACHET」でした。 計り知れない、奥の深さと、 ひたすら安らかな謙虚さ。 そして控えめで、決して押し付けない 大いなる包容力。 maikaの言葉では、 「偉大なる王はその権力を見せつけることがありません!」 と、なります。 「1984年」「DRC のモンラッシェ 」 これを飲んだ時、言葉がありませんでした。 ただただ、無言です。 「1988年」DELAGRANGE - BACHELETの モンラッシェは同じ無言でも、涙が伴いました。 あまりの繊細さに、自然と涙がわいて来て、 ひたひたと泣け、沈黙のみがそこに存在しました。 凄い世界!が、この世の中にある物だと思いました。 そして感動にも違った質が存在する事を知りました。 ソムリエの方の感想です。 「モンラッシェはひざまずいて飲むべし! というより 地にひたい擦りつけて飲んでもいいですね 」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/01/11 01:33:16 PM
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