宮崎の最重要課題は「どげんかせんといかん」
プロ野球のキャンプが終了して元の静かな町に戻った宮崎です。今年はWBC合宿で大賑わいし経済効果もWBCだけで100億円と試算され改めてプロ野球キャンプやサッカーの合宿などが如何に多額な経済効果をもたらすかを実感した春でした。 ところが11年春から沖縄・那覇を第2キャンプ地にすると発表した巨人が59年春依頼50年間にわたりキャンプを行ってきた宮崎を去ろうとしていて窮地に陥ろうとしています。これこそ「どげんかせんといかん」と言わざるを得ません。東国原県知事も従来どおり全期間での宮崎キャンプ続行を強く熱望し巨人引き留め、並びにこれ以上沖縄移動が他球団に飛び火しないよう対策案を練っているところ。 各スポーツ団体が昨年春キャンプで宮崎にもたらした経済効果は155億円で 巨人の割合は不明だが一部でも沖縄に移れば損失は数億円規模のはず。(1) 沖縄キャンプの球団は多く練習試合が組みやすい。ならばと対抗策を掲げ「沖縄から2、3球団をこっちに持ってくる」。他県との併用も入れ今春の宮崎キャンプは5球団。9球団の沖縄に"引き抜き"を掛け野球王国を作る。より以上の県内野球施設の整備(2)巨人キャンプ地の宮崎県総合運動公園は南北約3キロで練 習場間の移動に難があり対策としてセグウェイを選手たちに貸し出す。(3)知事賞を設けて活躍した選手に宮崎の名産をプレゼント する。「各リーグ1人だけか、または宮崎でキャンプしている方に贈る か検討。(4)走る広告塔として「宮崎でキャンプをしている球団のユニホームをつないでマラソンランをする。(5)巨人の宿舎裏にある遊歩道「トロピカルロード」の名称を変える。 残り2年の任期でもキャンプ地宮崎の発展に突き進むと力強い。しかし現状は大変厳しいものがある。各球団の一番の関心は整った施設は勿論だが実は天候が最も関係する。宮崎総合運動公園のスタジアムは内外野とも天然芝のきれいな球場で2月でも晴れれば15度以上まで上昇し運動選手にとっては丁度良い。しかし一旦天候が崩れると気温が下がりとても寒く感じ、ましてや強い風でも吹こうものなら体感温度はさらに低く感じる。実際WBC対巨人の練習試合が行われた先日の土曜日は風が強く寒かったため昼前に撤収する羽目になった。風を引かなくてよかったばい。ただ原監督の話によると雨天練習場の木の花ドームは日本一とお墨付き を頂いているが雨が降った時の話だから気休めにしかならない。宮崎は毎年2月は風が強かったり雨の日や曇りの日が多い気がする。日本の四季は、どこも当たり前の話だが沖縄に関しては当てはまりそうにない。ただ他人の不幸を喜べば雨が多いということだけ。2月でも20度前後の気温を誇る沖縄の自然にはとても敵わないだろう。外国のキャンプ地ではグアムやサイパンなどがあるらしいが余り暑すぎると日本に帰ってきたときのギャップが選手たちの体に良くないらしく沖縄の温暖な気候がちょうどよいらしい。さらに沖縄には6球団がキャンプを行い球団同士の練習試合も組みやすく3球団の宮崎は益々不利になるばかり。 一度も宮崎でキャンプをしたことがない日本ハムファイターズ 全くWBC無視の中日ドラゴンズ 後半は日南市でキャンプを行っている広島カープ 後にも先にも宮崎に縁のない横浜ベイスターズ 以前は西都市でキャンプをしていたがやっぱり沖縄がいいヤクルトスワローズ 日向市長が何度もお願いして拒否されたオリックスバッファローズ 対する宮崎は原監督がいなかったらと思うとゾッとする読売ジャイアンツ 王さんから秋山監督に変わり来年以降どうなるか分からないソフトバンクホークス 西武のホテルがあるからこそ南郷町でのキャンプを決めたが不景気で今後どうなるか分からない埼玉西武ライオンズ「さぁどうする宮崎県 どうする東国原県知事」で今日はもうお終い。