ここをクリックすると
friendly作詞作曲の「人間」という曲が聴けます。
とうとう、また連句の順番が回ってきました。
前句は、彩子さんで
「忍冬千切る香満ちて恋一夜」
「よ」から始まるしりとり連句です。
五七五の次なので、七七です。
恋句の方がいいのかしら。
また質より量ですが、いろいろ考えてみました。
どれがいいと思いますか?
寄り添ひてなほ淋しさ募る
宵の明星肩を並べて
予期せぬ別れ涙出ぬなり
酔ふてみたきは甘いささやき
夜明け闇こそ輝きにけり
夜更けまで待つメール来ぬかと
寄せ来る波にあらがう心
よほどの覚悟断ち切れぬ想い
夜毎見る夢ぬくもりが手に
喜びもまた哀しみになり
宵闇紛れ影重なりし
よさこい節の恋見つけたり
吉野の里で桜を待てり
余計気になる言いかけし君
良からぬ噂耳塞いでも
呼びたき名前声にはできず
予定つかずに待つ身わびしき
幼稚な嘘も君なら可愛
予習マニュアル恋役立たぬ
余裕と見せて実は焼きもち
夜の梅陰待ちて逢い引き
酔えば言いたき言葉春風
寄り道をしてマフラー直し
良く似たる人だけ追ふ蛍
曜変の碗撫づる雪夜
黄泉で落ち合ふ虎落笛(もがりぶえ)かな
自休さんが捌いてくださいました!
「今日の「日記」にも書きましたが、
連句26句目に26の句はスゴイ! 26は意識的?
それにしても良句につき、あーでもないこーでもないと
今になってしまいました。遅くなりました。
さて、前句が「夏(忍冬)の恋」でしたので、
まず、ここはそれを引き継ぎ(ただし「夏」はここまでとし)
「名残」はこのあと「秋」と「春」(「冬」は、既に2回)が、
まってますので、この季節をはずしてみました。
そして、今までの句に出てきた言葉や同じような調べを避けて見ました。
そこで、気がついたのですが、今までのなかで、
「鳥・虫」がないことに・・。そう夏の虫「蛍」でいこうと!
-余裕とみせて-と-良く似たる-のだきあわせで、
-余裕とみせて嫉妬の蛍-としてみましたがいかがでしょう?
前句の「夜」→「蛍」・
「実はやきもち→蛍の放つ光・
余裕→蛍の飛び方にも象徴されているのでは・・・。」
ということで、
余裕とみせて嫉妬の蛍
になりました!
26句目に26句は、単なる偶然ですが、
キリ番踏んだみたいな感じでラッキーですね(笑)
曲をクリックしてください。
相田みつをの詩「いのちの根」に付けた曲が聴けます。
BGMを消したいときは、プレーヤーのストップボタンを押してください。
しりとり連句(花調べの巻)に参加させてもらってます。
私は、最後の「こ」から始まる五七五を詠むのです。
両極の 迫間に居て 答えなし (櫻花)
尻に帆かけて 逃げるひょっとこ (戸々露)
「ここは、名残のウラですので、軽く・あまり凝らないで(無季)受けましょう。
「序破急」の「急」どころです。」(jiqさんより)
ことさらに振り向く蟻のなきやふな
この橋で気持ち切り替えまた歩む
恋人と仲直りして行く浜辺
堪えても溢るる想い流しつつ
ことのはの闇に光をくれるひと
懲りもせず便り届ける我が心
校舎にて指示を待ちたる盲導犬
転んでも起きる気力のなかりせば
こおろぎの音に思い出し耳ふさぐ
こそばゆく耳をくすぐる君の言
恋しくて想う気持ちが雨になり
凝らしても見えぬ気持ちよ我もまた
腰低く保ち頭は上げるなり
請うてまで許しを得まじ辛くとも
孤独なり人の多きに入ればこそ
香を焚き身に沁みたるや不如帰
拒んでも揺るぎもせずに居ます神
焦がれ死にするほどの想い止められず
漕ぎ出でて波に揉まれし月夜かな
心ばえ優しくあれと子に願う
心待ちしつつも帰り信じれず
心待ち鶯共に連れて来ん
細やかな気遣いさえも耐えがたし
凍りつく時間も月も樹も我も
込み上げる想いも底に留めおく
香水の名を当てし人何ゆえに
言づけの深い意味まで探るなり
こわれかけ脆くなりても立ちゐたる
今宵こそ晴れて月夜の梅匂う
幸運の四葉を子らと探したり
ことさらにマ二キュアの色紅くして
言葉数少なき人の言重し
こんもりとして囀りの森のなか
こみあげるものを拭わずペダル踏む
コートより梅一輪の出てきたる
香水をさりげなく変え横にいる
小鳥来て恋の使いであるような
ここかしこからここかかと蛙鳴く
振り返るとき夜桜と眼が合いぬ
コッカスパニエルその男のみ嫌うな
こんこんと湧きて泉にいのちあり
ここからは坂東太郎春の水
こうでなしああでもなしとひなたぼこ
子育ての終わらぬままに友の増え
怖がっている犬を引く滝のそば
こだわりの枝垂桜をみてゐたる
恋といふ十画の闇不如帰
交配の薔薇にも棘のつきゐたる
小遣いを母に渡して紫木蓮
高僧の犬を撫でてはひなたぼこ
子等みんな去りてぶらんこ揺れてを
この山に水神さまの御座すらし
校庭の転校生が手を振りて
こわごわと恋猫のそばに忍び寄る
こまごまと家事かたつけて電話待つ
この先を右に曲がれば薔薇の家
小指またそっとからめて浜千鳥
ことごとく闇に消えゆく花吹雪
香水の変わりしことをそれとなく
捌き手のjiqさんより。
「名残の裏ですから、ここは「大人しく」いきますので「恋」を避け、
35句の花の定座と挙句に「春」が控えてますので、
「季節」をはずさせていただきます。
そして、前句とこれまでのニュアンスなどを思い切って!はずさせていただき、
結果「マニキュア・・」をいただきます。
多分に個人的な「好み」で申しわけございませんが・・・。
「ひょっとこ」と「マニキュア」の付き具合が、
なんとも俳句的かなと考えました。」
ということで、
ことさらにマ二キュァの色紅くして
になりました!