カテゴリ:京の見どころ
. 律宗・別格本山 壬生寺(みぶでら) 元々宝幢三昧寺(ほうどうざんまいじ)が正式名でしたが、壬生はこの辺りの地名で親しみを込めて壬生寺と呼ばれ正式寺名となる 正暦2年(991年)園城寺(現三井寺)の僧快賢(かいけん)により創建された京都には珍しい律宗の寺院で、中世の円覚上人によって発案された融通念仏の「大念仏狂言」(重要無形民俗文化財)はいま700年の伝統を受け継ぎ守られて来ています、また新選組ゆかりのお寺としても有名です 壬生寺 丁度京都の裏鬼門にあたる所から平安時代末期白川上皇の発願により、毎年2月の節分に厄除大法要がいとなまれ、爾来厄除・開運の寺として庶民の信仰を集め今日に到っています (左)東門(正門)より入った参道 と(右)本堂前です (晴れていたかと思えば小雪の舞う天候でした、このあと写真の中チラチラ見えます、ご容赦) ご本尊は、地蔵菩薩で「壬生地蔵」として親しまれて来ましたが大ニュースとなった昭和37年の放火事件により本堂と共に焼失、現在の「延命地蔵菩薩立像」は昭和45年の本堂落慶法要とともに奈良の本山唐招提寺より移され祀らたものです (右)南門より見える「千体仏塔」、十三重石塔を頂にしてパゴタ様式の仏塔の廻りに千体の石仏を円錐形に安置されている珍しい供養塔です 幕末に京都の治安維持にあたった壬生浪士組、のちの新選組 1863年ここ壬生寺にて結成、兵法調練場として武芸・砲術の鍛錬が日々行われた本拠地です (左)境内にある壬生塚、新選組顕彰碑と隊士慰霊供養塔と共に芹沢鴨・平山五郎など隊士の墓碑が祀られています (右)近藤勇の胸像と供養塔です 新選組起居の本拠であった壬生屯所跡はお寺の北に隣接して現在もそのままの風情を残しています (左)八木邸(市指定文化財で公開されています) と (右)前川邸(休日に一部公開) 壬生大念仏狂言 700年前円覚上人が声の届かない群集を前に、身振り手振りで仏の教えを説いた無言劇が始まりと謂れ、その後大衆芸能として発展し現在上演されるのは30曲、4月と10月に定例公開され節分には演目「節分」のみ演じられています (左)大念仏堂(1856年に再建された狂言舞台・重文) (右)演目「節分」 同じ伝統芸能である「能狂言」との違いは、壬生狂言 鐘・太鼓・笛に合わせて一切声を発せず無言で演じられる勧善懲悪・因果応報の宗教劇だと説明されています、 この700年の伝統を守る「壬生大念仏講」、地元のそれぞれ本業を持つ40人ほどの方たちが受け継いでいます 願い事を素焼きの炮烙(ほうらく)に書いて奉納し、(右)狂言の「炮烙割り」で割られ、災厄除け・開運を祈願される (上演は撮影禁止・二演目は寺内資料より) 節分でのもう一つの行事は「厄除け大護摩節分会」厄を祓い、福を呼び込むお火焚き儀式です 修験道山伏のご祈祷の上松明をかかげ 点火されます 直ぐに火が回り煙立ち昇り、物凄い煙で風下は大変です 火も強く燃え上がり少し怖いぐらいの迫力でした 伝え守られて来た伝統の儀式、在する災厄はすべて払拭され新しい節に向け福を呼び込んだ事でしょう ........................................................................ 京都市バス 「壬生寺道」下車 南へ徒歩3分 壬生寺HP URL---http://www.mibudera.com/ ------------------------------------------------------------------------ 被災地に届けよう! ご紹介です お子様のすこやかなご成長を願う "ひなまつり・雛人形" 私の懇意な友人が営業している伝統京都の人形屋さんのWEBショップです、衣装のデザインから人形の制作まで一貫して取り組む数少ない人形専門店です、一般実店舗で見て頂くより利口なお値段でお買い求め頂けます、お知り合いにもどうぞ。
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