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2013.03.15
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カテゴリ:京の見どころ
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 臨済宗天龍寺派 萬年山 等持院

 1341年時の将軍・足利尊氏が天龍寺の夢窓国師を開山として衣笠山の南麓に中興され、尊氏の死後その院号から寺名を等持院と称することとなる
金閣寺の義満、銀閣寺の義政を経て禅宗十刹の筆頭寺院とされ、市中にあった等持寺を併合して足利将軍家十五代の菩提所となります
 境内は広くこの付近の地名・小松原の名の通り、閑寂な松林が綺麗で今もその名残りを留めています


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 ↑庫裡から入り方丈へ向くと禅宗の祖師「達磨大師」の大きい衝立(幅二間)が目に入ります、元天龍寺派管長の関牧翁師の筆になる豪快ながら少しユーモラスな祖師像です


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 ↑等持院「表門」 です、後ろは庫裡で形良い屋根は禅宗寺院によく見られます、入り口となる山門はずっと手前にありここまで広い参道が導いてくれます



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 ↑「方丈」 桁行19m梁間12mの一重入母屋造りで1616年福島正則が妙心寺海福院の客殿を移した建物で、南広縁は快い音が響く鶯張りが施されています
方丈にはご本尊・釈迦如来座像が安置され、内部の襖は桃山時代の狩野興以作になる襖絵があり年一度公開されています

 (右)「方丈南庭」 禅宗庭園によく見られる松や桜の木と石・白砂の落ち着いた枯山水庭園です



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 ↑庫裡より続く「書院」から、お茶を頂きながら石組みに草木・花木があしらわれた庭を眺めていると心やすらぎます

 (右)庭から書院と庫裡を臨みます、手前の灯籠は中台(写真一番下)が六角型の珍しい等持院型灯籠と謂われています


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 ↑ご紹介している庭は禅宗中興の祖で当寺開山・夢窓国師(夢窓疎石・国師は後醍醐天皇より授かった号)の作で三大名園の一つとされています、この方丈北庭のうち西の庭「芙蓉池(フヨウチ)」 芙蓉の花を形どって変化に富んだ石組みと枝ぶり見事な松が配され、古い木立で区切られた回遊式庭園です


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 ↑八代将軍義政が相阿弥と茶道を極めたと謂われる静かで落ち着いた茶室「清漣亭(セイレンテイ)」 が庭の北の背に造られ、下に広がる鯉泳ぐ池を見おろし、その立体感溢れる庭は優れた造園師とも謂われた夢窓国師の代表作の一つと謂われています




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 ↑「清漣亭」 上段一畳を武家床の貴人席とする珍しい二畳台目の茶席です、当時背後の櫛形の窓を開ければ衣笠山ののびやかな姿が眺められたとされています
 小さい写真ですが下は茶室前に置かれた等持院型灯籠と江戸時代の司馬温公型(中国の故事で、凹凸の大きい石に水穴が彫られたもの)の手水鉢です

 (右)古い木立の庭はいちめんの苔で覆われています


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 ↑「霊光殿」 尊氏公が日頃念持仏とされていた地蔵尊(伝弘法大師作)を本尊とし足利歴代の将軍と家康の木像が安置されています



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 ↑霊光殿内部、正面は中央ご本尊・地蔵尊、左右に達磨大師・夢窓国師像で両側左右に徳川家康と足利歴代将軍の等身大の木像です(五代義量・十四代義栄両将軍を除く)
家康像が一緒なのは、足利家を重んじてきた家康の意を汲み家光が寄進したものとされています

 (右)飾られている足利尊氏の木像です     (写真は双方当院資料より)



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 ↑庭の南中央にある足利尊氏の墓・宝筐印塔(ホウキョウイントウ)です、室町時代の形を示していると謂われ、宝瓶には蓮(芙蓉)の紋様が彫られています

 (右)北側中央にある足利歴代将軍の遺髪を納めた供養塔・十三重石塔、高さ5mあります



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 ↑有楽椿(ウラクツバキ・胡蝶侘助{ワビスケ}椿)樹高十数メートル、根元の幹周り100cm、三ッ別れした400余年の大木で現存の有楽椿中で最大樹と説明してあります、背の高い大木です

 寒の頃から4月まで咲いていると謂われ、豊臣秀吉が秀頼に命じ当寺の再建をした折植えられたものとされています


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 ↑今まだ彩りの少ない庭に優しい薄紅色で咲いていました

有楽椿の名は、織田信長実弟の織田有楽斉が茶席の花として愛用したことに由来していますが、京都では有楽椿、江戸では太郎冠者の名で呼ばれた花です、いまこの有楽椿は古社寺でしか観られません


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 ↑北庭の東の苑池「心字池(シンジチ)」、草書体の心を形どって造られた池庭とされていますが、岸辺の何処から見ても全形が見えない複雑な形で「こころ」と同じと表現したものともされているようです


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 ↑鎌倉・室町時代の池の特徴をよく表している池とされていますが、古木立ちと川と見える池は静まりかえり幽遠の境地のようです


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 ↑霊光殿奥にいま咲いている紅梅です

ここ二つの庭には、今咲く有楽椿と梅、次いで観られる馬酔木(アセビ)、新緑と共にさつき、夏・半夏生からくちなしそして芙蓉、紅葉から雪に白く浮かぶ冬景色も加え四季を通してその時々の趣きが感じられるよう造られているようです
  



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 ↑有楽椿より少し濃いピンク鮮やかな色合いでした

 (右)「鐘楼」 表門前にある堂々とした屋根と四本柱の彫り物を合わせ重厚で落ち着いた鐘楼です



(TOPページに「花いろいろ」UPしています、今 梅 です ホームで見て下さい)
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京福電車(嵐電) 等持院駅(白梅町一駅西)下車 北へ徒歩5分

等持院関連HP URL---http://www5e.biglobe.ne.jp/~hidesan/toji-in.htm
                         (等持院 HPはありません)
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最終更新日  2013.03.15 20:16:35
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