私は28年前に転勤で大阪に参りました。以後大阪が好きになってしまった私は、本籍も大阪に移し、大阪で嫁を貰い、大阪で子供をもうけています。
28年前に東京からと聞きますと、周囲の人は私をよそもの扱いします。岡山でも広島でも九州でも沖縄の人でも寛容に迎え入れる大阪の人々ですが、なぜか東京の人間にだけはきびしいのです。我が家では妻も娘も息子も大阪弁を話します。私も話してるつもりではいるのですが、「変な大阪弁」と言われます。
だからといって標準語を貫くと、「あんたのしゃべり方にはトゲがある」「冷たい」などと言われます。
ま、そんなこんなはありますが、基本的に大阪は街の空気も、人々も大好きで数。大阪に来て良かったと思っています。けど、そんな大阪でどうしても受け入れられないものがひとつあります。ちょっと前まで「ふたつ」でした。水の臭さ。コーヒーも味噌汁も、ご飯も食べられぬほど水が臭い。シャワーも臭くて浴びれませんでした。が、これは浄水場の近代化で解決。
残り一つが「蒸し暑さ」です。東京だって、夏は蒸し暑いです。夏にはアゴを出して生活していました。それが大阪では、蒸し暑さが東京の何倍か。9月の末に転勤してきたのですが、耐えられずに薬局でアイスノンを買いました。
近頃安いアイスノンの類似品が出回っているのですが、やはりアイスノンといえば、白元のアスノンソフト(正確には「熱すっきりアイスノン」)。冷たさとほどよい硬さ(柔らかさ?)が一番長時間キープされます。私は一晩にふたつ使いますけれど