Falling Love with "March of the Penguin"...
本日、今LAで密かに話題になっている映画、「March of the Penguin」を友達と、地元の映画館で見に行った。LAで3館しかやっていない映画館の一つが近くて良かった♪っと思わせてくれた、久々にじわ~っと感動した映画。仕事帰りに月曜日からいった価値があったのだ!以下、別途書き記したコラムを転記します。。。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー とぼとぼと、身体を揺らしながら歩く皇帝ペンギンたち。映画「March of the Penguin(邦題:皇帝ペンギン)」に登場するペンギンたちは、ふくよかな体に、凛々しい嘴、つぶらな瞳を持った愛らしい生きものだ。映画の冒頭、ナレーションはこう語る。「この皇帝ペンギンたちが、毎年旅する方角にはこれといった道はなく、彼らは太陽との距離と自分たちの位置を確かめながら進んでいるのか、あるいは何世紀も続く大名行列によって、彼らにしか見えない道が敷かれているか、そこは謎である」と。確かに、カメラが映しだす映像からは、360度のパノラマに、広大な氷の大地が続いているだけである。日が沈み、また日は昇り、来る日も来る日も歩いて進むペンギンたちが、決まった時期に、マイナス40度の世界のたった一つの場所に、南極中から集まってくるのは、本当に「Amazing」としか言いようがない。 アメリカ版「March of the Penguin」は、フランスや日本版が親子の会話によって構成されているものと異なり、名俳優/モーガン・フリーマンが淡々と、そしてじっくりと、このペンギンたちの生き様を語っていく。映像の中に「作りごと」はない。そこで生きるペンギンたちも、そしてこの映画を撮影した、動物行動学の研究者である監督、リュック・ジャケ氏と3人の仲間も、真剣に自然と闘ったのである。吹雪の激しさに目を見張り、美しいオーロラに心を奪われ、太陽の暖かさに感謝し、そして厳しい自然の条理の中で、新たに生まれた命の生命力に驚かされる。80分の映像内にふんだんにちりばめられている「真実」。「人間に生まれてきてよかった」、と思わずこぼしてしまうぐらい、弱者に対して厳しい自然。自分が南極にいるかのように、すっかり映像に魅せられてしまった。 ハリウッドでは、この初夏話題作が目白押しの中、興行収入的に大成功を納めている作品はないと言われている。そんな中、出演者「数千の皇帝ペンギン」だけ、という予算8000万ドルで作られたフランスのドキュメンタリー映画が、徐々にここカリフォルニアの映画ファンを魅了しはじめている。ボックス・オフィスによれば、6月最終週の週末だけで、スクリーンに対するチケットセールスは、他のどの映画よりも高い$26,269で、同じ週末に第一位となった映画「War of the World」の$19.719を優に$5,000以上引き離した結果となったのだ。ロサンゼルスでは3館しかこの映画を上映していないこともあり、今や映画を見るために、人間たちが列を成して集まって来ている。まるで皇帝ペンギンたちのように。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー日本では、フランス版の「La Marche de l'Eempereur」(皇帝ペンギン)が7/23(土)より全国ロードショーhttp://www.gaga.ne.jp/emperor-penguin/アメリカ版、オフィシャルサイトhttp://wip.warnerbros.com/marchofthepenguins/参考サイトhttp://movies.yahoo.com/http://www.imdb.com/参考資料Los Angeles Times, 07/06/05, Business Section, 'Penguins' Takes Flight Amid Box-Office Slump