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カテゴリ: ピアノ練習あれこれ
そういえばドビュッシーの「ベルガマスク組曲」の楽譜を購入してからもうすぐ2ヶ月。譜面自体は決して難しくはない曲たちなのだが、どうも己の演奏の仕上がり具合にいまひとつ納得ができない。まぁ、「月の光」を除く3曲を行ったり来たりなんぞしているから、1曲に集中しきれておらず、早い上達が望めるはずもないのだが。
現在、最も悩んでいるのは、・・・今更言うな、と言われそうだが、ペダルの踏み位置である。全音の楽譜を使用しているのだが、これには一切ペダル記号が掲載されていないのだ。それこそ己の判断でペダルを使用せよ、ということだろうが、音の響きやら余韻を重んじるドビュッシーのペダル踏みって、実はすごく難しいのではないだろうか、と頭を悩ませる羽目に陥っている(って、勿論ドビュッシーに限ったことではないか)。 確たるリファレンスを持たない自分が譜面だけを頼りに曲を完成する場合、書かれていない部分をどう色づけするか、そのひとつがいまさら悩んでいるペダルの活用部分だったりするのだ。でも、全音さんにあえて言いたい、どうしても踏んだほうが良い、という箇所にはペダル記号を入れて欲しかった。そ、それとも、まさかペダルは無しよ・・・なんて話では??(そんなことはないか)。いや、その程度のことならば自分でペダル位置くらい考えろ、ということか。 まぁ、曲の解釈は人それぞれではあるが、「パスピエ」において終始ペダルをフル活用している演奏を聴いた時には、かなり驚かされた。あれはあれできっと有りなんだろうが、自分が描いていた「パスピエ」の印象とは全く異なっており、音楽の奥深さを思い知らされた瞬間であった。でも、パスピエの左手は軽いスタカートで・・・、やはり私はそう弾きたい、それがどんなに難しいとしても。 そう、ピアノってやっぱり難しい。 ところで、どなたかベルガマスク組曲にてペダルが掲載された楽譜をご存じの人はいないだろうか。結局、どこまでも楽譜に頼りたがる私である。 それでは最後に恒例のピアノ練習メニューを・・・本日も練習量は少なめ ---------------------------------------------------- 本日の練習メモ(定例) ●ハノン #28~#33 昨日同様、#28を繰り返し2回。しかし、今日は#29-30を続けて繰り返し2回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動を数回繰り返す。 (本日はツェルニーとバッハインヴェンションはお休み) ●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」 プレリュード、ペダルで音を濁らせないように、と思いながら弾くと何故か前に進まない。これって、もっと最初の時点で悩んでおく事項ではなかったのか。 メヌエット、通しで数回練習。 ●ショパン エチュード Op.10-4 「頑張れ第20小節」週間は、とりあえずおいておくとして・・・ 「もっと頑張れ第27小節~46小節」月間 本日も第41小節目~46小節の音階とアルペジオの混合部分を重点的に練習。結局、根本的に指が弱いのではなかろうか、と判断し、この部分を片手ずつリズム変えをしたり、アクセントをつけたりして弾いてみる。あぁ、これではまるでハノン状態ではないか。しかし、これをしばし繰り返していると、この部分のフレーズも頭にたたき込まれるので一石二鳥のような気がしてきた。 これはエチュード、つまり練習曲なのだから、とことん弾きこむことに意義があるのではないか・・・と信じて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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