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カテゴリ: ピアノ練習あれこれ
昨日、実家にて自分がイメージしたとおりに弾けなかったピアノのことをいまだに引きずっている私は、どうも今日のピアノ練習に集中できないままであった。これ、俗に言う情熱の空回りってやつだろうか。一生懸命練習しなくては昔のように弾けないぞ、という気持ちばかりが先走り、奏でる音はどこかギスギスしていて荒っぽい。だから、優しい音で表現したいはずのドビュッシーの曲も聴くに堪えない。
ただ、どんなに少ない時間であろうと1日1度はピアノの前に座らないと不安に陥る私は、とりあえずハノン、ツェルニー、バッハといった基礎練習だけをこなすと、パタンとピアノの蓋を閉めてしまった。 ピアノって、実に人間の心理状態を如実に表す楽器、ゆえに今弾いていると、自分も重たい思いがそのまま伝わってくるようで、更に気分は沈んでいってしまうのだ。こんなときに練習を続けていたって、良い結果が得られるはずもない。つまり、時間だけが悪戯に過ぎていくだけ、である。 最近、ピアノ曲を聴いていても、「これはいつか弾けるか弾けないか」、そんなことを考えながら聴いてしまうため、リラックスにも何にもならない。そうか、こんな時は自分ひとりでは実現不可なオーケストラの曲でも聴くに限るか。そう言いながらも結局聴いていたのはショパンのエチュード集であった。 「うーむ。もう少し手軽なところで、Op.25-2あたりならばあまり苦労しなくても弾けるかなぁ。Op.10-1もいずれは弾いてみたいなぁ。Op.25-12なんて弾けたらもう思い残すことは無いかもしれない」 はい、結局は余計に自分を深みにはめるだけで終わってしまった、悲しい音楽鑑賞タイムであった。 明日こそは気持ちを切り替えて練習に励むことにしよう。 ---------------------------------------------------- 本日の練習メモ(定例) ●ハノン #29~#35 #29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動、#34の1-2-3-4指運動を数回繰り返す。#35の1-5指くぐらせ運動、悪戦苦闘ぶりにほんの少し明るい兆しが見えてきた。とにかく焦らず1音をしっかり出すことが大切。 ●ツェルニー30番 #01~#21 #01~20は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。そう言いながらも#03,#15あたりを中心にいつもよりも丁寧に弾き直す。 #21、比較的ゆっくりテンポで通し練習。左手半音階、上り最終点で音ミスすることがあるので、ここに注意しながら練習。 ●バッハインヴェンション #01~#10 #01~#05はノーミスで弾ければ1回ずつ・・・のはずが今日は#01の時点で疲れがみえてきた。凡ミスを繰り返し、練習に集中できないため、結局#05まで弾いてここで本日の練習はストップ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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