|
カテゴリ: ピアノ練習あれこれ
クリスマスの時期になるときまって弾きたくなるのが、バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻、第1番のプレリュードである。実は、これをとにかく"今"弾きたいがために、行方知れずの楽譜を必死に探すこともなく、先日、買い直してしまったのが本音だったりする。
さて、この平均律クラビィーア曲集第1巻1番のプレリュードといったら、平均律の1番ということを意識せず、既に一度は弾いている、または聴いているのではないか、というくらいにかなりメジャーな作品。ハ長調の優しい調べは、つい、その旋律に合わせてある曲を歌いたくなってしまう。そう、それがあのグノーの「アヴェマリア」である。 グノーといえば19世紀を生きた作曲家であり、歌劇「ファウスト」はあまりに有名。そのグノーがバッハの平均律1番を伴奏にみたててメロディーをのせたのが「アヴェマリア」である。私はとにかくこの曲が大好きで、高校時代の音楽の歌のテストではこの「アヴェマリア」、そしてシューベルトの「アヴェマリア」をセットで歌って、自己満足に陥っていた記憶がある。(こ、これでもソプラノには自信があったというのに、今はなんだ、この情けない声は・・・) というわけで、土曜のどんより昼下がりは、ヘッドフォンつけて平均律1番を弾いて、ついグノーのアヴェマリアを口ずさんでみたり。まずいぞ、他人から見れば、ただ奇声をあげる危険な風景にしかみえないではないか。 と、まぁこんな不純な動機で平均律クラヴィーア曲集を買い直してしまった訳であるが、さてさて、1番以外を弾くのはいつの日やら。何曲か手をつけた記憶があるといっても、これまたはるか昔の話。先生に習っていた訳でもないので、指は全く記憶されてもいない。あぁ、哀れ・・・自分。 クリスマス時期になると弾きたくなるピアノ曲、他に何か良いオススメはないだろうか。 ---------------------------------------------------- 本日のピアノ練習メモ(定例) ●ハノン #29-30,#39 #29-30を続けて繰り返し4回。 #39テンポ110で1回ずつ(2往復)は以下の調 ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調,変ホ短調,ロ長調,嬰ト短調,ホ長調のスケール #39テンポ100でじっくりと何度も繰り返す。左右片手ずつ往復して練習は以下の調 嬰ハ短調のスケール(何故か下り側が苦手で本日も苦戦) ●ブラームス51練習 #17,18ab,#30,#9a(4-5指強化の為,指を広げる) #17、数回繰り返し #18a、右手16分音符4音の間に3連音符、数回繰り返し #18b、16分音符4音の間に3連音符応用、若干左手でつまずくがそれでもようやく練習になっている実感がわいてきた。 #30、1音押さえたまま4-5指のトリル。数回往復。いまだにこれを弾くと左手の5指が痛い #09a、各指を広げる運動、割ととっつきやすい練習だが、指を広げながらレガートで弾くのはなかなか難しい。 ●ツェルニー30番 #23 #01~22の偶/奇数番曲は、本日お休み。 #23、引き続き後半部(リピート以降)部分練習後、通しで繰り返し練習。ついついD音に#をつける癖も直りかけ、ようやく指が慣れてきたか。(一体何故こんな癖が・・・) ●クラーマー=ビューロー60 #01~#03 #01、まとめ段階 #02、再びテンポを落とし、8分音符を丁寧に粒良く弾けるよう練習。 #03、5小節目以降、音ミス率が高いため、部分練習をじっくり。その後、29,30小節目を中心に部分練習し、通し数回。 ●バッハインヴェンション #01~#11 #01~#10はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。全音版/春秋版両楽譜を見比べながらフレーズ、トリルを意識して弾く。 #11、ゆっくりテンポで各フレーズ区切りを意識しながら練習。臨時記号ミスもそろそろ卒業したい。 ●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」 プレリュード、まとめ段階。本日も包帯付き指ゆえ、流れるようなフレーズがうまく弾けない。が、全体の7割ほど暗譜が出来るようになり、ちょっと満足だったり。 指をいたわって本日の練習はここで終了。さすがに包帯付き指でショパンは弾けない・・・ その代わりに、バッハ平均律1巻1番を気持ち良く弾いて、本日は締めくくったのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ ピアノ練習あれこれ] カテゴリの最新記事
|