旅62日目、ここらでパリの近郊にも足を延ばしてみる。
フランスではパリから遠くへは行かない旅程にしたが、近くで行ってみたい場所はいくつかある。
その1つ、トゥールへ行った。
列車が7:37と早いため、宿出発は7:01。これでもなんとか間に合うくらいだった。
やはり7時台の移動はギャンブル要素あるな・・・。
幸いにして、ここまで失敗は1度もしていない。
9:51にトゥール駅到着。古城が多く残る、ロワール地方の中心だ。
今回行き先として選んだのは、ヴィランドリー城。
幾何学模様の庭園があるというので、見てみたくなった。
さほど広くはないが、規則正しく区画された庭園を楽しめる。
特に、4つの「愛の庭園」はそれぞれ「情熱的な愛」「移り気な愛」などをイメージして作られているとか。
城内部も見学できる。城の所有者についての話や、当時の生活の様子など見ることができる。
といっても、この城のメインは庭園の方だが。
城内ではガイドツアーと重なり、見学が思うように進まない。
後述の出費問題もあって、ストレスがたまる一方だ。
その分、庭園はゆっくり休憩しながら歩いてみた。
やっぱこういう庭園は見てて楽しいね・w・b
問題があるとすれば、アクセスか。
この季節でもトゥール駅からのバスは1日2本しかない。
しかも帰りが13時と18時というタイミングだ。
トゥールからパリへ行く列車を17:31に取っていたのがミスだった。非常にタイミングが悪い。
事前に調べようにも、トゥールのスペルはTours。
ツアー情報やら何やら出てくるせいで探しづらいorz
行きはタクシー利用。バスだと2時間待ちで、他に手が無かった。
20ユーロ前後と推測するが実際は32ユーロかかった。
これ、往復タクシーにするなら帰りの列車チケットを買い直す方がいいってことか。
とはいえ帰りは電話で呼ぶ必要があるっぽい。
余計に出費がかさむ一方orz
これ以上は金払えないので、帰りは歩くことにした。
トゥールまで15km、歩けない距離ではない。
3時間半以内にたどり着ければOKだ。町に入ればバスやトラムで駅まで行ける。
予想はしていたが、暑い中10km以上も歩くというのは疲れたorz
しかし節約のためなら仕方ない。
休憩している時間もないので、ただひたすら歩くのみ。
ほとんど一本道だったのが救いか。ここで道に迷ったら大問題だった。
10kmほど歩いた頃か、1軒の民家の前を通る。
そこに住むおじいさんと数分だけ話す。ヴィランドリー城からトゥールへ歩く途中だと。
さらに数分歩くと、後ろから車が。さっきの人だ。
なんと、トゥールまで乗せてくれた。これは思いがけない助け船だった。
15:30、トゥールに帰ってきた。
町の南端のトラム乗り場で車を降りて、そこからは簡単に移動できる。
あとは1時間ほどトゥールの町を歩いてきた。
本屋をいくつか見かけた他、ゲームショップも1軒あった。
FF10&10-2、FF13-2、ToS-Uを発見。もちろんフランス語で。
本屋ではHarry Potter続編の張り紙があった。
フランス語版の発売日は10/14。英語版から2か月半遅れとなる。
日本語版もそのうち発売されるだろうけど、来年になりそうだ。
帰りの列車はTGV。フランスで最も早い列車で、日本の新幹線と世界最速を争っているという。
チケットの売れ行きの都合か、1等の方が2等より安い逆転現象が起きていた。
ということで、パリのモンパルナス駅に到着。
今日の行程で、度が過ぎた空腹は楽しみに悪影響を与えるとわかった。
どうもストレス耐性が下がっている。
2日前はソフトクリーム2個、昨日はケーキ1個しか食べていなかったのだ。
この日も、トゥール到着時に買ったパン2個のみ。
さすがにそろそろ何か食べようと思い、モンパルナスでカフェとレストランを探す。
結局のところ選んだのは宿から最寄り駅のカフェだが。7~26時という、とても長い営業時間が特徴だ。
食べたのはクロックムッシュ。ハムとチーズのトーストサンドに、溶けるチーズを重ねたものだ。
8.5ユーロとかなり高め。おいしかったが。
これなら自力でも作れそうだ。朝食の選択肢にいいか。
飲み物はシトロンプレッセ。絞りたてレモン果汁の水割りだ。砂糖も加える。
割ってもかなり酸っぱかった。
20:31、宿に帰ってきた。
日記を書く以外もタスクはあるのだが、あまり時間が無い。
仕方ない、明日早起きするか。
First updated 2016.07.26 01:10:49