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カテゴリ:バカ話
最近中学生のいじめ問題が新聞、テレビで取り上げられています。いじめはあったと生徒は証言しているのに、それでもしらを切り通す学校側の隠蔽体質には呆れるばかりです。
いじめというのはもちろん、昔からあるものでした。くうみんは、ある実話を知っています。本当にあった怖い話… あるところに一人の女の子がいました。S子といいます。家はぼろぼろ、貧しかったのですが、それなりに幸せでした。 S子はお父さんとお母さん、そしてお姉さんとの4人家族でしたが、ある日お母さんが家を出ていってしまいました。 それを知ったクラスのいぢめっ子のG君。いいネタが見つかったと舌なめずりしました。早速学校に行くと、S子を槍玉に上げました。 「こいつはボロボロの家に住んでいるんだぞ~!こいつの母ちゃん、逃げちゃったんだぞ~」 S子は少しは言い返しましたが、悲しくて、泣いてしまいました。 中学になって、学校がかわると、G君と会うこともなくなって、やれやれと思っていました。 時は過ぎ、豊かな時代が訪れました。S子も大学に進むことができました。美しく成長したS子に、憧れの目を向ける男子学生は多く、ファンクラブも出来ました。ファンクラブの会長は空手部の主将です。 「S子ちゃん、困ったことがあったら何でも言ってね」 「ありがとう」 大学進学して間もないある日、見た顔に会いました。 なんとあのいぢめっ子のG君です。 「えっ」 もう縁が切れたと思ったら、こんなところで再会するなんて!」 S子に気づいたG君は、でへへ、またいぢめてやろうと舌なめずりをしました。 「みんな、コイツは子供の頃、ボロボロの家に住んでいたんだぞ~!こいつの母ちゃんは逃げちゃったんだぞ~」 またいぢめをして来ました。 ふん、見てなさいよ!私は昔の私じゃないのよ! S子は、ファンクラブの会長である空手部の主将に涙ながらに訴えました。 「GがS子をいぢめるの!ボロボロの家に住んでたって。お母さんが逃げちゃったって!」 「それはお前のせいじゃないのに、かわいそうにな」 空手部の主将とS子はG君を人目につかないところへ呼び出しました。 「お前は小学生か!」 主将はG君をボコボコに殴りつけました。 「S子に土下座して謝れ!」 G君はS子の前で、土下座し、 「どうもすみませんでした」 と、泣いて謝りました。G君は鼻の骨を折る重傷を負ったそうです。 S子の怖いところは、この一回だけでなく、その後何回も主将にG君を殴らせたところです。 「ああ!怖い!あのいぢめを思い出すと…息ができなくなる!」 と言って。 そして4年はまたたく間に過ぎ、G君は学校の先生になりました。 これを聞きつけたS子は、その学校の校長に電話をして、 「そちらで教鞭をとっているGは小学生の頃こういういぢめをしていたのですよ。そんなのが先生になっているなんて信じられません」 と、詰め寄りました。G君がその後、どうなったかは判りません。多分どうにもなっていないと思いますが。 くうみんもそのうち、S子とは付き合いがなくなりました。 子供の頃は弱かったけれど、美貌という力をつけてS子も何か狂ってしまったように思います。 そんな美貌もないので、私なら、 「こいつは…」 と言われたら、 「あんた、いくつになったの?」 で、終わりな気がします。 しかし、力関係の変化は、よくあるもの。特に女は魔物。いぢめる側がいぢめられる側に、福禍はあざなえる縄のよう… にほんブログ村 日記・雑談 ブログランキングへ クリックいただければ幸いです。励みになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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