テーマ:山野草・高山植物(1390)
カテゴリ:庭の花
ヒメフウロ(姫風露)
ヒメフウロは、フウロソウ科ゲラニウム属の1年草です。 日本にも自生し、主に中部地方や四国の剣山などの石灰岩地に分布するそうです。 別名では、シオヤキソウ(塩焼草)とも呼ばれますが、これは塩を焼いた時の香りがするからだとか。 塩を焼く香りと言われても私にはピンときませんが、確かに薬草らしい独特の香りは感じます。 嫌いな香りではありません。 イギリスでは「ハーブロバート」と呼ばれ、下痢止めや止血などの効用があるとして、利用されているそうです。 ▲花径1.5cmほどの、淡いピンクの花。 左の花は赤い雄しべが見えます。 1つの花の寿命は2~3日で、開花後はすぐに自家受粉して花を終わらせます。 右の花は受粉が完了し、すでに雄しべは落ちて無くなっています。 夏までの間に、次々に花を咲かせ、種をたくさん作ります。 ▲全体的に毛深いです。 腺毛が生えていて、これが「塩焼きの香り」の元となっているようです。 細かく切れ込んだ葉は柔らかく、繊細な印象です。 ところが、これが結構丈夫。 耐暑性、耐寒性ともに強くて、栽培も容易です。 こぼれ種からもよく育ちます。 --- ヒメフウロ(ハーブロバート、塩焼草、ゲラニウム ロバーティアナム) Geranium robertianum 分類:フウロソウ科ゲラニウム属 耐寒性一年草 花期:4~7月 草丈:20~50cm →ゲラニウム(フウロソウ)を探す
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最終更新日
2009年11月30日 03時33分03秒
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