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カテゴリ:眼差し
気に留まった記事、第二弾です。 これは秋田県のニュース。 わたくしは、国体には関心がないので、 今年の国体が、 この29日開幕ということも、 主催自治体が秋田県だということも、 この記事を読むまで知りませんでした。 その「秋田わか杉国体」を前に、秋田県はこうした努力もされたようです。 秋田県教育委員会は26日JR秋田駅で「さわやか秋田の高校生運動」の街頭啓発を実施。 高校教諭らが高校生にマナー向上などを呼び掛けたほか、 教育長らは駅周辺を回り、 成人向け雑誌を売る店に陳列方法の改善などを要請したそうです。 教育長自らお出ましというのは、珍しい---- 国体期間中、全国から来県される大勢の大会関係者に、 秋田県に好印象を持ってもらうのが狙いだとか。 ここで、笑ってしまいました。 なぜって、以下をお読み下さればお分かりになられるはず--- 各高校の生徒指導担当教諭や生徒代表ら約50人も、 駅の改札口付近で帰宅途中の高校生に声を掛け、 「マナーで心を伝えよう」 と書かれたビラを手渡し、運動への協力を求める活動をされたというお話。 正直、ちょっと驚きました。 教育長らは、駅構内のコンビニエンスストアや書店を訪れて、 コンビ二のオーナーや店員さんに 成人向け雑誌を青少年から遠ざけるよう求めた県条例!!を説明して 陳列方法をさらに工夫するよう呼び掛けられたとか。 わたくしの目に留まったのは、ここ。 この全国に先駆けてこの6月に施行された条例です。 成人向け雑誌を (1)間仕切りのある場所に陳列する (2)書籍名だけ見えるよう並べる (3)背表紙だけ見えるよう陳列する という工夫を、条例で努力義務としているんです。 びっくり!? いわゆる子供たちに悪影響を与えるとされる≪有害図書≫の陳列を、 こうした条例で義務化しないとどうにもならないというのは、 何というか---- いかにこの国が子供たちのことを考えていない大人だらけか--- ということの証左。 さてもコンビ二、そこによく行くわたくしなれど、 いやでも目に入るあの女性の裸体オンパレードの雑誌。 それをランドセルを背負った子供たちの目に入るようなところに並べている感覚は、 何とかしたいと思うほど。 レンタルヴィデオ店では、 こうしたポルノ系はすでに「成人コーナー」に置かれるようになりましたけれど、 以前ははこれでもか~~というくらい目に入る棚に陳列されていた時代があったことを、 不快さとともに思い出します。 わたくしは、 ポルノ雑誌やポルノヴィデオの存在を否定する気持ちは皆無なれど、 見たくない人たちの目にもバーンと入るような暴力性、強制性が、 どうにも不快なの。 ネットでも同じ---- アダルト系サイトの管理者の方は、それと分かるネーミングのサイトやハンドルネームにしていただきたいなあと。そうじゃないと、足跡を辿って行った先で、「あはん、うふん」の画像を強制的に目にさせられるのは、正直愉快ではないわたくし。 同感の方もそうじゃない方も、 こちらをクリックして下さると幸いです。 ↓ ← 性は、いまたスポーツ感覚の排泄娯楽と化しているけれど、 わたくしは、性に関しては古いタイプなの。 性は、 秘めてこそ、 秘められてこそ、 感じるものゆえ。 そして、 あれは、 見るものじゃなくて、 するものよ、 って言いたくなるから。(笑) 見るだけでお感じになられる方には、 このお話は、ちょっと×かしら。 ちなみに、 教育長自らお出ましされて説明して歩かれたという、その秋田県のこの条例は、 「秋田県青少年の健全育成と環境浄化に関する条例」」で、施行規則に細かく書かれていました。昭和53年に策定された条例。ご参考までに。 それにしても、教育長自らが出向くなら、 秋田県に好印象を持ってもらうのが狙いというのではなく、 子供たちのためにと言っていただきたかったわたくし。 県を挙げての一大イベントで、 県庁職員総出ゆえに教育長のお出ましとなったのでしょうけれど、 コンビニで条例の説明をしておられる姿を想像---- さて、 何と言うべきか---かしら。(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 30, 2007 02:02:18 AM
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