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カテゴリ:音楽
【追記】
昨日はみ出した分。 全角5000文字以内って、意外に少ない。 ゴスペルといえば、だいぶ前に「西岡恭蔵&KURO追悼コンサート」をNHK BS-2で放映してくれましたが、亀渕友香さんが歌った「Glory Hallelujaj」は、とても良かったです。 友香さんはカメ&アンコーのカメちゃん(ニッポン放送の社長さん)の妹さんね。 そう、それでゴスペル。 「福音」というのは「良いお知らせ」のこと。 易しい英語で書かれたTEV(Today’s English Version)の聖書は"Good News Bible"というタイトルです。 ヲタク君なら得意気に「エヴァンゲル」と言ってくれるかもしれない。 英語読みだと「イヴァンジャル」の方が近いかな。 "evangel"ね。 「福音=神の言葉」らしいので、"Word of God"も同様の意味。 これをそれっぽく言ったのが、これもおなじみ"gospel"です。 私はこの"gosple"という言葉をずっと「god」+「spell」つまり「神の言葉」だと思いこんでいたのだが、それは間違いでした。 そういう意味もあるけど、本来は「good」+「spell」なんだそうな。 考えてみれば当たり前のことで、日本で言えば漢文に当たるような、ラテン語のbona annuntiatio, bonus nuntiusをそのままイギリスの言葉に訳したものなんですね。 つまり、まんま「福音」。 めちゃくちゃいろんな人が歌ってるけど、"I Put A Spell On You"という曲がありました。 キリスト教世界は日本教以上に言霊信仰なので、spellは呪いであり、魔法であるわけですな。 人は自分が生まれた季節が好きなんだと。 誰が言ったんだっけなあ。 有名人じゃない、知り合いのごく普通の女の子だったのかしら。 僕は確かに秋が好きだ。 晩秋。 吉祥寺に行きたいなと思う。 中川イサトさんが歌ってた。 ♪その気になれば その気になりさえすれば、簡単に行けるんだがな。 人の少ない平日の公園を歩いて。 まめ蔵でカレーを食べよう。 窓際が空いていたら、ボガでコーヒーを飲んで。 でも、待つ人はいない。 今日もamazonからCDが届いた。 みなみらんぼう『途上にて』(1977年)。 このLPはどうして買ったんだろうか、覚えていない。 これ以前にらんぼうさんは3枚アルバムを出していて、「ウイスキーの小瓶」や「コートにすみれを」といったような好きな曲もあったのだが、アルバム一枚をまるまる聴くのはちょっとつらかった。 そうか、ミリオンセラーになった「山口さんちのツトムくん」より後なのか。 どうも記憶の順序が違う。 山口清一郎監督『北村透谷 わが冬の歌』で主人公北村透谷を演じたのと同じ年。 乗りに乗っていたと言えるような時期のアルバムなんだ。 吉祥寺を離れて早稲田鶴巻町に引っ越して、寂しかったのかもしれない。 アルバムのジャケット裏面は、公園を抜ける井の頭線の写真。 A面の「年月の渇き」から「途上にて」が大好きで、何度も繰り返して聴いた。 鶴巻町の下宿ではサークルの友人がレコードに合わせて大声で歌っていた。 吉祥寺の町が恋しくなって、結局また舞い戻ることになった。 友人たちに手伝ってもらってレンタカーで荷物を運んだが、高校時代通学に使っていた自転車は、鶴巻町から吉祥寺まで自分で乗っていって運んだ。 早稲田通りをまっすぐ、環七で少し南へ下ったのかな。 CDだと、アルバムAB面の切れ目がなくなってしまう。 これは走りすぎ。 A面だけ焼きなおそうかしら。 一緒に歌っている女声は誰だったかな。 谷山浩子さんのような声だが、CDの方には誰の名前も書いてない。 やっぱりLPを発掘するか。 avexとamazonの共同企画によるURC音源復刻、第一弾のCDがどかんと届いた。 中古アナログLPで手に入れたものと何枚も重複しているのだが、まだ作業をしていないものはこれで用済みか。 ただ、削られている曲があるかもしれない。 手元にあるLPと比べてみる。 まず『うた・復権 -はみだし歌番組-』。 私はこれを学生時代の夏休み、帰省中にレコード屋さんの不良在庫セールで買った。 2枚組で700円は安かった。 『きんし・近視・禁止!!』『花嫁になる君に』というオムニバス盤も一緒に買っている。 『うた・復権』はURC音源だが、後二者はELEC音源。 既にURCが販売をELECに委託した状態から、ELECがつぶれてしまい、レコード店の不良在庫となったのだろう。 今見るとすごい曲が並んでいるのだが、こんなふうに寄せ集めのレコードを新譜として出して、なんとか生き残ろうとあがいていたのがわかる。 この三点は既に自分でアナログ→デジタル変換をして、CD-Rに焼いてある。 下記の一覧は『うた・復権』の曲目 *印を付けたものが、今回のCDに収録されなかった。 つまり、岡林信康がすべてカットされたのである。 CDにそういう解説はない。 添付解説の、書籍で言えば奥付に当たる部分に小さく、とても小さく「また、一部の楽曲は権利上の問題により収録されていません。オリジナル版とは異なり、ブックレット内の解説と矛盾する個所がありますがご了承ください。」と書かれているだけである。 「ブックレット内の解説」というのはオリジナルの解説を縮小してダイレクト製版したもののようで、本文はとてもじゃないが読めない。 岡林信康の顔写真は残っているが、曲目は丁寧にすべて消してある。 なんという中途半端な編集かね。 だんだん怒りが込み上げてきたぞ。 『うた・復権 -はみだし歌番組-』(1974年) [ A ] ……節 1. 新わからない節 / 高田 渡 2. あきらめ節 / 高田 渡 3. ブラブラ節 / 高田 渡 *4. くそくらえ節 / 岡林信康 *5. ガイコツの唄 / 岡林信康 [ B ] 戦い 1. 自衛隊に入ろう / 高田 渡 2. 四次防のうた / 小林隆一郎 3. ふと……! / 小林隆一郎 *4. 戦争の親玉 / 岡林信康 5. ホーチミンのバラード / 高石友也 6. 腰まで泥まみれ / 中川五郎 7. 殺し屋のブルース / 中川五郎 [ C ] 情況 1. イムジン河 / ミューテーションファクトリー *2. 手紙 / 岡林信康 *3. 性と文化の革命 / 岡林信康 4. トーキング自動車レースブルース / 友部正人 5. 乾杯 / 友部正人 [ D ] ユーモアと告発 *1 いくいくお花ちゃん / 岡林信康 2. 殺してしまおう / 西岡たかし 3. 悲惨な戦い / なぎらけんいち 4. カラス / 三上 寛 5. おど / 三上 寛 6. 昭和の大飢饉予告編 / 三上 寛 と思ったら、第二弾の発売決定というメールが届いた。 やった! 五つの赤い風船『ゲームは終わり (解散記念実況盤)』発売決定! 祝♪ 祝♪ 祝♪ 祝♪ 何年待ったかねえ。 残念なのは、LP3枚組アルバムのうち、2枚分の曲しか復刻されないこと。 岡林信康の歌とともに、斉藤哲夫や中川イサト、IMOバンドなどが消えることになる。 斉藤哲夫とアーリータイムス・ストリングバンドの「吉祥寺」は、この盤の演奏がいいのに。 つくづく残念である。 疲れたので、他の盤のチェックはまた後日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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