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カテゴリ:音楽
日曜日。
ひさびさによく晴れてくれて、洗濯物がさっぱりする。 これは素敵な夕陽日和、と思っていたのだが、ちょっと風が強すぎた。 先日ヤフオクで入手した300mmの望遠レンズを試したかったのだが、持って行った三脚がカメラバッグに収まる小さなものだったので、ちゃんと固定できないのだ。 風でガタガタ揺れてしまう。 しかたがないので300mmは1枚だけ。 これがうちでのFA☆300mmのデビューとなった。 かなり小さくリサイズしましたが、トリミングはしてません。 [PENTAX *ist D]+[FA☆300mmF4.5ED] もう少し大きいものや他の写真は夕陽が好き![I Love Sunset!]にアップしました。 夕陽行の伴は五つの赤い風船の「遠い空の彼方に」。 「西岡たかし・五つの赤い風船 CD-BOX」からの1枚が車のCDドライブに突っ込んであって、それを聴きながら浜へ行き来した。 この録音はたぶんURCの第一回配付アルバム『高田渡/五つの赤い風船』(1969年)からのものだろう。 ギターがまだ中川砂人(イサト)さんの時。 これがデビューとは信じられないほど、楽曲の完成度が高い。 デザイナー西岡たかしが、しっかりとしたコンテを作っていたのである。 最初に潮騒がコラージュされている。 そしてヴィブラフォーンのイントロ。 五つの赤い風船のアレンジでは、ヴィブラフォーンで海を表現することが多い。 「遠い空の彼方に」は「空」の歌のはずなのだが、海と空が分かちがたく結びついている。 やはり絵画的だなあと思う。 ♪ 遠い空の彼方に 小さく青い島がうかぶ ♪ 私はいつも島をながめ この浜辺で夢を見る 「みんなと暮らし」、「小さなしあわせ」を夢見るのだが、突然夢の中に戦争が現われる。 「遠い空の彼方に」は戦争があるのだ。 この曲は「まぼろしの翼と共に」や「血まみれの鳩」と共に、風船らしい静かな反戦歌である。 いわゆるプロテストソングではないが、メッセージははっきりとしていて力強い。 「血まみれの鳩」はケネディ暗殺を契機に、代表曲「遠い世界に」は政界の黒い霧事件をきっかけに作ったのだそうな。 ♪ いやな夢… あの国では 戦争が… ♪ 人々が 子供達が 泣き 幸せ どこに あるのだろう フー子さん(藤原秀子さん)の言葉が、レコードのライナーノーツに載っている。 > 西岡さんの曲を初めて聞いた時、何曲か聞いたんですけど、 > これだけは、絶対歌いたいという曲がありました。 > その曲が風船を作ったのと違うかなと思うんです。 それが「遠い空の彼方に」である。 ♪ 私はそっと ひざまずき ♪ みんなの幸せ 祈るんだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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