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2006.06.10
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カテゴリ:ボブ・ディラン


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 →Chapter 5: River of Ice

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I was sitting at the counter at Gray's one day -- winter had come early -- wind howled across the Central Avenue Bridge outside and a carpet of snow was beginning to form on the ground. Flo Castner, who I'd known from one of the coffeehouses, the Bastille, had come in and sat down beside me. Flo was an actress in the drama academy, an aspiring thespian, odd looking but beautiful in a wacky way, had long red hair, was light skinned, dressed in black from head to foot. She had an uptown but folksy demeanor, was a mystic and transcendentalist -- believed in the occult power of trees and things like that. She was also serious about reincarnation.

ある日僕はグレイ・ドラッグストアのカウンター席に座っていた。もう冬が来ていた。外ではセントラル・アベニュー橋を風がうなりを上げて吹き抜け、地面には雪の絨毯ができはじめていた。バスティーユというコーヒーハウスで見知っていたフロー・キャスナーが入ってきて、僕の隣に座った。フローは演劇学校の女優の卵で、役者になる望みを抱いていた。奇妙な外見なのだが、不思議に美しかった。赤い髪が長くて、肌が白く、頭から足の先まで黒い服を着ていた。山の手風ではあったが物腰は庶民的、神秘主義者で超越的な力を信じていた。樹木のようなものの超自然的な力を信じていたのだ。輪廻転生も本気で信じていた。
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学生街のコーヒーハウスの名前に「バスティーユ」という名前が付いているのは、やっぱり何かしら革命に憧れるような文化があったのでしょうか。

フローはフローレンスの愛称ですね。
ちょっとエキセントリックな演劇学生です。
私の学生時代にも、そんな感じの女子学生を劇研周辺で見かけました。
いわゆるお嬢なのに、好んで早稲田で演劇やってるような子ね。

オカルト系の人には、零細出版社時代によく出会いました。
守護霊を見てくれたりするのですが、そういうのは苦手でした。

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We used to have strange conversations.
"In another life, I could have been you," she'd say.
"Yeah, but then I wouldn't have been the same person in that life."
"Yeah, that's right. Let's work on it."

僕たちはいつも奇妙な会話をした。
「私は前世ではあなただったかもしれない」と、彼女は言ったものだ。
「そうだね。でも、その人生では、僕は同じ人間ではなかったことだろう」
「ええ、そうだわ。もっと考えてみましょう」
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このフローがディランに、ウディ・ガスリーを聴いたことがあるかと尋ねました。

ただいまp.243です。

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Last updated  2006.06.10 04:30:23
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