シングルファーザーの冒険！

朝、病院のかみさんを見舞っていくと昨日の活躍を看護婦さんから聞いた様子。『昨日活躍してよかったね』別に活躍はしていないが静岡新聞は息子を載せてくれた、しょぼい左足シュートの写真だ。集まった看護婦さんの一人に、そのご主人が澤木監督と高校時代同級生でよく話をしたらしい、清水選手って澤木さんわかるかな～～～？って言ってました。世界は狭いね！かみさんは２歳になった息子を抱き上げるのもしんどい様子、私の分も応援してきてね、『早く元気になろうや。新人戦は退院無理だけどインターハイまでには絶対元気になって、また全国につれてってもらおうや！』そして草薙へ向かう！

試合相手は加藤学園暁秀！前日常葉橘に３－０とまさかの点数で勝ち上がってきた！ボール支配は暁秀が占めていた時間が多い！１週間前から２トップに変更したらしいが、次男のチョコマカと動き回っていて、試合に集中できない！大切な準決勝だが、やはり子守をしながらの見学は難しい！しかし８０歳の爺婆に一日預けると体調壊してしまうのでどうしても日曜は子守しなくちゃいけない！しかし、父である自分も若くない、そんな事お構いなしで息子は動き回ってくれる！ついていくのが大変！Ｕ～～～ん、しんどいぞ！ともかく頑張れ浜名！

笹垣、若松の１年生コンビがやはり動き回るのが目立つ！しかし、２人をしても暁秀のゴールネットを揺らすことが出来ない！

それ以上に目立ったのはＧＫ佐野だ！前回の試合、前々回の試合とミスが失点に結びついたからだろうか、この試合本当にゴールを必死に守った！何度もゴールを割られそうになるが必死の守りではじく！掴む！喰らいつく！

その他のＤＦ陣も本当にゴール前を守り、暁秀の攻撃を受け付けない！

どの新聞も守備陣の頑張りは褒め称えていた。その反面、攻撃陣のちぐはぐさは問われていた！どうしても縦パスが多く、そこへ走りこむがオフサイドになったり、暁秀のＤＦ陣に身体を張られて、どうしてもゴールまで結びつかない！

そして最大のチャンス！縦に出たパスに息子が反応！ＤＦをかわしてキーパーと１対１になった！ここをかわせばゴールだ！そのチャンスに、ここしかないチャンスにＧＫにあわせてしまった！ああ～～～、応援団からもため息が漏れるここで点数を入れていたら展開が違っていた場面だ！

この事を息子に話すとプイッとふくれっつらになるがこれも事実！ここでしっかりと決めることがやはり１０番を背負ったものとしての使命だったと思う！是非何故入れれなかったのか分析をしてほしい！

０－０と決着がつかず、試合はまたしても延長へ！浜名は県大会をほとんど延長戦へ、そして勝ってきている！応援団も俄然決勝への期待をかける！

そして浜名が動いた！動きのある若松に変えて、怪我で休んでいた三浦を出場させる！縦パスにも対応できる高さを期待した交代か！

ここで笹垣がＦＷにあがっての３トップでの超攻撃布陣！さあ、反撃だ！

しかし、中盤でのパスミス、パスカット、そして相手ディフェンスで思うように攻撃の形が作れないまま時間は経ってしまう！じりじり焦りもでて、集中力の勝負となる！

そして延長後半、ロスタイム、誰しもＰＫを覚悟した時間帯に遂に相手のシュートが浜名のゴールを揺らしてしまう！何てことだ！

試合はすぐ再開されたがすぐに無常のホイッスル！浜名高校、準決勝で敗退が決定した！怪我人がこんなに多くの中でよく頑張った。怪我したメンバーもよく復帰してきた。しかし、結果が全てのトーナメントは本当に無常だ・・・・・・。

お疲れ様、今度は頑張ろうねとかみさんの短いメールが返ってきた。勝利で少しでも元気つけてやりたかったが残念でならない。息子達も同じで帰ってきてからやりきれない気持を自主練習で紛らしたかったのか、遅くまでボールを蹴っていたようだった。結果は出た！今度はこの悔しさを絶対忘れずひとつひとつのを含めた練習、試合を積み重ねて上を目指してほしい！何といっても初蹴りは全国制覇！って言ってしまったのだから、全国に出なきゃ行けないんだぞ！頑張れ浜名！



とりあえず、目の前のテスト勉強から始めよう！準決勝まで行ったメンバーが進級できないじゃしゃれにならんぞ！マジ勉強してくれ～～～～～！