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ホビットの家

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2012年06月17日
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カテゴリ:テレビ
テレビで放映されていた「ロード・オブ・ザ・リング」の
「旅の仲間」を見ました。このシリーズは全部DVDを持
っていてそれぞれ数えきれないほど何度も見ているのです
が、それでもテレビ放映(今回はBS)されるとついつい
見てしまいます(笑)どの場面も音楽もすっかり覚えてい
るのですが、それでもテーマ音楽が流れると気持ちが高揚
し、ナズクルの登場にドキドキします。

「旅の仲間」でのお気に入りの人物はボロミアなので、前半
は家事をしたり他の番組や天気予報を見たりしながらのいい
加減な観賞でした。でも裂け谷の場面でボロミアが登場して
からはセリフを一言も聞き逃すまいとテレビにかじりついて
いました(笑)

日本語の吹き替えで気になるのが一人称、自分のことをなんて
言っているかです。会議の時、ボロミアは自分のことを「俺」
と言っていて、豪快でワイルドなイメージにはぴったりなので
すが、親しい人と話すならともかく、この場合は会議に国の
代表として参加したのだから、そうなるとやっぱり最初はかし
こまって「私」と言っていたのが次第に興奮して「俺」と言っ
てしまう方がいいのかな、などと考えてしまいました。

このシリーズはDVDはもちろん関連する書籍やネットでの
感想などもかなり読んでいるので、ボロミアのセリフや行動の
1つ1つにゴンドールの事情が思い浮かんでしまいます。危険
な裂け谷へ執政家の後取りであるボロミアがあえて行ったのは
父デネソールがうまくすれば指輪を手に入れられるのではない
かと考えたから、まじめで正義感の強いファラミアだと何があ
っても絶対指輪なんか持ってこないからボロミアに行かせた、
その指輪さえ手に入ればゴンドールは争いもなく平和になり昔
の栄光を取り戻せるのではないか、その気持ちがすごくよく
わかるから辛いです。

フロドが指輪を捨てに行く決心をした時、アラゴルンは剣、レ
ゴラスは弓、ギムリは斧とそれぞれ自分の得意とする武器に誓っ
ていますが、ボロミアは会議の決定がそれならゴンドールも従う
と言って旅の仲間になる、国の代表だというセリフが印象的で
した。最初は「ゴンドールに王はいらない」と突っぱねていた
ボロミアが「いつの日か一緒に帰ろう」とアラゴルンに言う場面
それだけ国全体が戦いに疲れ切羽詰まっているんだなと感じま
した。国で待つ民が救世主を求め続けていたのでしょう。

川を下って昔の英雄の彫像の前を通り過ぎる時も印象的でした。
アラゴルンは「私の祖先だ」と言い、ボロミアは誇らしげな顔
で通り過ぎる、ここから先は自分の国だという気持ちがあるの
でしょう。それなのに国に帰る直前で指輪を手に入れたいという
気持ちを抑えきれず実行してしまって後悔する、そして2人の
ホビットを守るために戦う場面は何度見ても涙が出ます。ボロミ
アは最初アラゴルンに対して「貴様」と呼んでいますが、最後は
「あなたについて行きたかった」と言っています。「われらが
民」「わが王」という言葉に凝縮された国を思う気持ちと王へ
の期待、すべてを託して死んでいく姿に何度見ても涙が止まり
ません。いろいろ映画を見た中でも自分の中ではベストスリー
に入る名場面です。

「旅の仲間」最後はアラゴルンの提案でホビットの2人を助ける
までは解散ではないと喜んでかけだすレゴラスとギムリ、そして
旅を続けるフロドとサムという大変だけれども希望がある形で
終わっています。続く「二つの塔」が全体的に暗いトーンなのに
対して「旅の仲間」は画面としては明るく旅する場所も美しいと
思いました。何度見てもいろいろなことを感じさせてくれる映画
です。



今日は父の日なので、あらかじめネットで注文しておいたプレゼント
を持って実家に行きました。私の父は平凡なタイプです。父というと
思い出すゴンドールの執政デネソール、自分が年を取るほど気持ちが
わかって共感する部分が多くなりました。だからあの最後はあんまり
私だったら同じように壮絶でももっと救いのある死に方をさせたのに
なと思いました。






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Last updated  2012年06月17日 14時37分36秒
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