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カテゴリ:試乗レポート
スイフトはスズキが力を入れて作った小型乗用車ということでとても期待しています。
試乗したのは1.5リッターのXSというグレードのFFモデル。スイフトのトップグレードです。 まず外観エクステリアですが、はっとさせられる強烈な個性はなく、「最近のデザイン傾向の流れにあるな」、という感じです。 ヘッドライトやテールランプの造詣などは何となく日産のフェアレディZ風。全体のプロポーションはマツダベリ-サ風といった感じです。インテリアも最近多いステアリングにオーディオのスイッチなどが配され、エアコンの噴出し口もこれまた流行の丸型でふたを引き起こすタイプ。 リアのトランク容量を見せてもらおうと販売店のヒトにお願いすると「あまり広くないですけど」などと果たして売る気があるのかな、といったコメントつきで見せてもらいました。奥行きは普通でしたが深さがあまりない感じでしたが特別小さいといった風でもありませんでした。気になったのは、ハッチを閉めるときに手をかける部分があるのですが、ここは薄いプラスチック成型の板でできていて、かなり貧弱な感じを受けました。インテリア全体としてみてもデザインは他社とそう違いはないように思われますが、同じクラスで戦わねばならない日産ノートやトヨタヴィッツなどに比べると材質や質感で差をつけられています。この辺は軽自動車のレベルを脱していません。 試乗した第一印象ですが、これは意外にしっかりしているなという感じです。アクセルやブレーキの応答も踏力も自然なフィールで、従来のスズキの小型車にありがちだった変に軽すぎる感じはありませんでした。アクセルを踏み込んでもエンジンがガサツクような感覚はなく、好印象でした。走りに関しては非常に丁寧に仕上げられている感じでライバルに比べてもひけをとらないでしょう。 スイフトの価格はライバルに比べれば安めの設定です。スイフトの1.5リッターモデルとヴィッツの1.3リッターモデルが価格的にはバッティングするといったところです。このあたりがスイフトの強みでしょうか。エクステリアデザインや走りではスズキがんばっているぞ、といったモデルです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月02日 00時07分56秒
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